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March 4, 2015
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カテゴリ: 音楽
前回は一般的な電子ピアノについて書いてみました.
今回は大型の電子ピアノについてとまとめです.

Zagin_Comsept


● 電子ピアノ(大型)
電子グランドピアノまたはディジタルグランドピアノ等と言われる物になります.
こちらは上記,電子ピアノの上位モデルではありますが目的が多少違います.

電子ピアノは防音化とグランドピアノの導入に1000万程度かかってしまう為に自宅練習の苦肉の策として導入されるケースが一般的です.

デジタルグランドではグランドピアノと同等のハンマー構造が備えられており,打鍵感がピアノ線にあたる雰囲気をリアルに再現している部分にあります.
少し高い電子ピアノよりも,アコースティック同等のギミックが備えられているということです.
故にサイズはみじんも小さくありません.

出音に関しては,基本的に電子ピアノの回で記載したそれです.

確かに,ベロシティースイッチによるサンプル変更のような露骨な切り替えは高級モデルではやっていないようですが,シミュレートには一般的なシンセサイザーの合成技術等を用いています.

出音に関しても基本的にはスピーカで鳴らしているわけであり,アコースティックの筐体径を利用しているだけに音の広がりなどは非常にリアル寄りですがだからと言って生を越えられるわけではない事はお分かりいただけるかと思います.

逆に言えば,アコースティックと違い湿気のあるジメジメな日でもカラッからな太陽がさんさんと輝いていても,いつでも極上の音で演奏ができるといえます.


どうしても,近隣の迷惑になるのでアコースティックは買えないし,防音室も作れないという方で,クラシックピアノやお子様の教育に向けて打鍵ニュアンスのトレーニングを目的とされている場合には少しでも本物に近いこちらの電子グランドピアノはおすすめです.
ただ,発音に関しても厳密にはリアルな打弦と打鍵の関係を再現する上で限界もあります.
それを承知で導入を検討しましょう.

逆に商業施設などでは,小さなラウンジやカフェで発音に伴う近隣の迷惑になる為にアップライト含めグランドピアノが置けない場合,導入されている模様です.

小スペースの店内でアコースティックのグランドが置いてあっても空間音密度の関係であまりいい音に響かないかもしれないため音量調節も可能な電子グランドピアノは見た目も損なわずで非常にいいのかもしれません.
逆に大きなスペースでもスクエア型等でないと演奏音がフロア全体に響かないかもしれません.
PA機器に通すことができる電子グランドピアノはそんな場所でも生きると思います.


音源方式や発音方式が進化しても生をシミュレートしている以上の楽器はないと言っても過言ではありませんから値段対性能とは必ずしも言えません.
同じ値段でアップライトやグランドが買えますし持ち運びはもちろん難しいモデルですのでこのモデルでなければ絶対にいけない理由がない限りは一般のユーザーが手にするのは敷居が高い気がいたします.


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● まとめ
使用者別表
・クラシックの練習やレッスンに使用

・ポピュラー音楽のライブに使用
電子(持ち運びタイプ)>電子(制作向き)>他
・初心者の始めの1台
アップライト>ミニグランド>グランド>他
・マンションや騒音にキビシイ住宅で使用(防音施し)
ミニグランド>アップライト>グランド>他
・マンションや騒音にキビシイ住宅で使用(防音なし)
電子(据え置きタイプ)>電子(制作向き)>電子(持ち運びタイプ)>アップライト>他
・自宅が狭い
電子(持ち運びタイプ)>電子(制作向き)>電子(据え置きタイプ)>アップライト>他
・とにかく出音重視
グランド>ミニグランド>アップライト(高級なモデル)>電子(最上位のステージモデル)=電子グランド(最上位モデル)>他

[アコースティックを買う上で注意するべきこと]
・建設後のご自宅に入れるためにはピアノが入るスペースだけではなくピアノが入れられる出入り口が必要.
・練習をするということは発音をさせるということ.どんなに素晴らしい演奏であっても誰もがその音をその時に聞きたいとは限らない.エチケットを守り10時頃から17時頃まで等しっかりルールを作って近隣の方のご理解をいただいたうえで演奏を行う.
・防音室や消音装置を用いてもメカニカルな物理音を完全に消すことはできない.夜間や早朝練習でも気を付ける.
・湿度や温度の変化により素材や部品の品質や精度が変化する.定期的なメンテナンスを心がけよ.
・ピアノ線は支えている構造も含め他の弦楽器よりはるかに変化しにくいが,それでもチューニングずれや部品劣化はしてしまうもの.半年~年1回程度は調律師に調整・チューニングしてもらう.

[電子ピアノを買ううえで注意すべきこと]
・電子はピアノライクであり本物のピアノでは決してない.教育目的での購入では本当に電子でなくてはならないのか再検討すること.
・用途により種類が様々で選ぶのが難しい.安いモデルには安い理由があるし,高いからと言って完璧なわけではない.用途を明確にして店員さんに相談しよう.売り文句が出たら"本当にその機能は必要か?"と自分に言い聞かせて惑わされないように.
・タッチレスポンスは値段ではない.安くても自分にはシックリくるものはあるし,高いからと言って本物と同等と言えるわけではない.必ず当事者自身で様々なモデルを試演して決めよう.

以上,つらつらと書いてしまったわけですが少しはお役にたてましたでしょうか?
モデル名を書いてしまうとどうしてもメーカーに偏りが出たりしてしまう為,今回はあまり明確にしませんでしたが疑問に思ったら質問していただければと思います.





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最終更新日  March 9, 2015 11:46:10 PM
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