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July 7, 2015
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カテゴリ: 音楽
久しぶりにT.S.D.の楽曲をさらってみようと譜面を出してみたんです.

さすがにブランク長い.
1曲たりとも弾けませんでした.


<問題点>
当時,譜面は打ち込みとペアで作成していたため印字された非常にきれいな"後に残す譜面"でした.
強いて言えば,Cubaseで作成していたのですが打ち込みメインで譜面がサブの作業だった為,繰り返し記号がない事.
これはわかりにくい.
次のページをめくったら「これ,さっき弾いたじゃん」って…


でも,残念.
相手が悪かった.

私は幼少期から耳コピ主体で譜面を読んだためしはありません.
今でもその名残を踏んでいて,譜面は一部を読んで覚えている曲だと残りは記憶が再生されてしまう為,読んでいないんです.
知らない曲でも,記憶バンクから推測で次のコードが先に割り出されてしまいます.
難解なJazzやFusionでは対応しきれないですが歌謡曲レベルでは何となく補完できてしまいます.

お蔭様で譜面と向き合えないのです.
故に,譜読み慣れしていない私には音符は難解な幾何学模様にしか見えないのです.

wacom


<最近の手法>
T'sLABはもちろん,3Bsや信濃路☆変(仮)そしてcokseと最近は多くのバンドに参加しています.
しかし,ここまで弾けないバンドの楽曲はありません.


・信濃路☆変(仮),cokse
歌詞とコードネームしか書いていません.
コンスタンスに活動しているバンドではこれで十分.
コードを読むのは音符を1つずつ確認するより簡易ですから演奏が始まってから見ても弾けます.
採譜にかかる時間も1曲20分程度です.


Cメロ譜を書き,そこにコードを書き加えます.
また,テーマやAメロ等をブロック化して採譜します.
これはセッションベースのバンドである3Bsならではなのですが進行に自由度を付ける為です.
例えばイントロ~A~B~テーマ~ソロ(A~B進行※繰り返し)~Cそしてテーマに戻ってイントロ(エンディング)
曲によってさまざまですが,これらの進行がライブによって入れ替わる事も有ります.
簡略化して譜面をAブロック,Bブロックとブロック化しておけばそんな状況でも直ぐに対応できます.

・T'sLAB
難解なヴォイシングのコードが多いので読みやすく分解しちゃいます.
例えばDIMENSIONの曲によくある両手使いのオープンヴォイシングで弾くコードですが,丁寧に書くと弾きなれていないコード故にコードネームを付けるのに時間がかかる上,解読にも時間がかかってしまいます.
コードネームは大体クローズドヴォイシングで身体が覚えていますからオープンで直ぐ弾けない事もありますので…
そこでコードを右手と左手で分解して書いてしまいます.
ルートにsus4とか書いてあって『なんじゃこりゃ!?』って言われちゃうと思いますが気にしません.
他人には読んでもらえなくともT'sLABでは自分が判ればいいので十分です.


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<まとめ>
重要なのは,読みやすさと採譜スピードの兼ね合いを両立する事なんです.
T.S.D.活動開始当初の譜面は作るのも大変,読むのも大変で決して譜面としての能力に特化していません.
時間の足らないプレイヤーにとっては重要な事なんじゃないかと思います.

独自の書き方だと,誰かに譜面を見せる時に困りますが,サポートバンド数が多くなれば絶対時間も減りますので仕方がありません.
その時,解剖して口頭でコードネームを言えればそれでいいです.
ただ,初心者の方には絶対にお勧めしません.
これを続けると他人の譜面が瞬時に読めなくなります.
当然ですが,自分ルールが生まれるわけで一般的な譜面の形式とは異なってしまう為です.
初心者の皆さんは確りと時間を割いて譜面を書き,読むクセを付けてください.
手抜きは売れっ子になってからでも遅くはありません.
サボると私みたいに,必ず苦労します(苦笑)

尚,バンドメンバーにこういう事を言うと怒られるかもしれませんが私はStudioT'sLABを含む活動がある為,バンドに割ける時間は睡眠時間を削ったわずかな時間です.
プラクティスの前日または当日に初めて練習して,リハスタまでの道のりで曲を聴いて進行を覚えライブ直前だけ3日くらい前から準備する感じだったりします.

曲数が多くなれば個人練習で1曲1回くらいしか時間が取れない事も多々あります.
鍵盤奏者は大前提に"音が用意されている事"が重要なのでプラクティス前の個人練習は70%:音色準備,10%:練習,残り:機材積み込み等と言った配分です.

短時間で演奏完成度を上げるためにも譜面のあり方は無茶苦茶重要なんです.
ましてや私は偉大な作曲家じゃありません.
バンドでの譜面が後世に残る事で喜ぶ人がどれだけいるか…(苦笑)
誰が見ても平均的に読める譜面は譜面を作る専門家がやればいいと思います.
その前に,譜面確り読めるようになれよと言われてしまえばそうなんですが,大人になると時間が足らないのです.


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<おまけ>
ちなみに,譜面書きのスタンスは遠い過去と化したアルバム制作時の名残です.
『自分以外の誰かが弾く』上で譜面化は重要だと思ったのが切っ掛けでした.
その後に演奏機会ができたT.S.D.やT'sLABでも「譜面をしっかりと残す」というスタンスになったと言うわけです.

譜面簡略化の切っ掛けになったのは各種セッションにも参加するようになって即興とまで言わないまでも知らない曲をCメロ譜で弾かなければならない機会が増えたからだと思います.
その後,3Bsや信濃路☆変(仮)そしてcokseと参加バンドが増えるにつれ覚えるのにも丁寧な採譜にも限界が来て結果的にセッションで使うような譜面で十分じゃないかと思うようになっていったわけです.

尚,アルバム制作ネタばかりですみませんが当時参加予定だったメンバー約20人中約80%が譜面解読不能または譜面恐怖症でした.
私も読めないので人のこと言えないですが,はっきり言って読めたのがいいです.
また,装飾記号なしのコードしか読めないのも苦しいと思います.sus4,add9等も最近の歌謡曲では多用されています.


しかし,譜面はでかいし本になると重いしで困る事もあると思います.
そんな人にはタブレットがお勧めです.
譜面はやはり手軽に見えるところにあるべきと思うため,私も最近では黒本や各種セッション本をPDF化してKindleに入れて持ち歩くようになりました.
アプリを使えば写真撮影してPCレスで画像として保持する事も容易にできると思います.
上手く活用しましょう!

ちなみに,タブレットを使用している方ならわかると思いますが画面は大きいにこした事はありません.
私はもらい物で文句も言えずKindle Fire HDX 7を使用していますが正直使いにくいです.
PDFも全体を映すと小さくて読めません.
また,Kindole自体Amazon戦略の一部でしかなくタブレットとしての汎用性は最低以下のランクだと私は思っています.
重くても電池持ちが悪くても大きな画面の汎用性の高い媒体を買いましょう.

と,言う事で譜面は大事だけど効率も大事という自分流の譜面の残し方でした.





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最終更新日  July 8, 2015 01:39:41 AM
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