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August 25, 2015
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カテゴリ: 音楽
8/22~23松川村の夢ふぁーむTOYAにて開催された夢ふぁーむフェスティバルVol.14に今回はcokesのメンバーとして参加しました.
cokesの夢ふぁーむステージではコミック要素満載でありながらも楽曲はAerosmithと言う事もありチョイ出しの楽器が多く鍵盤サイドは鍵盤毎に音色が変わるスプリットの嵐!

ミスるとそのタイミングに鳴って欲しくない音が鳴ってしまうという綱渡り状態でしたので飛び跳ねながらも実は頭フル回転でした.

そんな当日のセッティング様子を細かく紹介します.


<メンバー構成>
まず,cokesのオリジナルメンバーはVocal,Guitar,Bass,Drumsの4人組みで構成されています.
今回演奏したAerosmithにはGtrが2本以上収録されていますのでレコーディングでの追加楽器以外は主にギターパートから派生させてのキーボードパート作りをしました.


<機材セッティング>
YAMAHA MOTIF-RACK ES(音源)

YAMAHA KX5(ショルダーキーボード※1曲目のみ)
※この他,ボリュームペダルやダンパーペダル,イヤモニ等,普段通りのサブセットを使用
motif_cokes
ショルキー以外は基本的に信濃路☆変と同じ.
※信・路同様に曲間での音色替えは基本タブーという縛りで作成

ただ,信・路ではギターが2人いるのに対しcokesでは1人と言う事で効果音も含め信・路と同じような4レイヤーのパフォーマンスモードでは収まらなかったのでマルチモードにてレシーブチャンネルを利用したT'sLABチャンネルにてコソッと紹介した裏ワザスプリット術を用いました.
※この裏ワザの詳細は こちら のサイトで紹介しています.


<イコライザー>
初日の視察よりミックスの雰囲気はSRスピーカからキーボードが大きく出過ぎる傾向にあったので削るをメインとした設定で実施.

・中域
曲や音色によりますが,基本的に3.8~4.2kHz辺りがキーボードの要素になるように調整.


・低域
基本ハイパスのイメージで全体的に80~120Hz付近をディテールを失わない範囲で極力大幅カット.
前日視察の視聴では開けた野外という立地とサブウーファーがなかった事等が幸いしてかブーミーさは有りませんでした(卓側でハイパスをONしていた可能性もありますね)
ですが,前提として今回はスプリットが多かったので一気に発音する楽器数が他のバンドより1音も2音も多い分,Lowの要素が集中する可能性があった為,予め削ったと言う流れ.

・高域

地味ですが耳が痛くならないように10kや14k等を抑えるべくVoiceEditでのベース音つくりとマルチでのEQ設定を行き来しながらHi側を細かく調整してピーク位置をコントロールしていました.


<トータルエフェクト>
反射率の少ない野山を利用した立地と言う事もありステージ上では音が回るけど,SRスピーカーが直になる辺りの客席では意外とデットに聞こえてしまう傾向にありました.

故に,リバーブはリリースやサイズ等を小さな設定にして薄く用いつつ,表に出したい音色にはフィードバックを多少残したディレイで元音の輪郭を失わないようにデット感を埋めると言ういつも通りの手法にしました.
もし,他のバンドより鍵盤が少しでも上手そうに聴こえたとしたらこのセッティングのお蔭です.


<パンニング(定位)>
本番はステレオでPAへ送りましたのでパンニングも一応は細かく調整しています.
例えば冒頭のサイレンはオートパンでゆっくりと左右に回る設定にしていましたし,ギターのパワーコードは右寄りでオルガンは左寄り,シェイカー等ドラムと周波数がかぶる物は対面辺りを想定して設定する等,広がりあるミックス感になる工夫はしておきました.
ただし,搬入が間に合わずリハーサルに参加できなかったので会場でその音が再現されていたかは不明です.
一応セオリー通りケーブルに書かれた番号の若い順にL,Rの順で接続しましたが会場の皆さまいかがでしたでしょうかね?
※尚,パンニングが反映されていなくとも卓にてノンパンニングでミックスされればシンセからモノ出ししているのと実質同じになりますので全ての音は発音されます.ただし,音量差が定位毎に変ってしまうので意図した音量感では出て来ないと言う別の問題が浮上しますが…


<トーナリティー>
全曲通してのバランス取りは音圧ではなくラウドネスをなるべく一定になるようにセッティングしておきました.
と,言うのも前日視察の時にロック系のライブハウスでありがちなコンプ感やゲート感は感じなかった為です.

皆さんご存知の通り,コンプで言えば"音量"(電圧で言う振幅)を潰して出来る限り均一に保つものです.
ラウドネスは"聴感上のピーク音圧"を示す値ですのでコンプで"音量"をコントロールされてしまった音色をベースにVolumeをあげられてしまうと曲毎にラウドネスがバラつくんです.

そうするとお客様の耳に届いて欲しい音,そうでない音(周波数的要素も含む)が狙いからずれてしまうんですね.

極端な話,Aメロのオルガンは小さかったのにイントロのピアノが爆音で鳴ったりとPA側も逆にやりづらくなります.
今回みたいにスプリットでキーボードからいくつも音が鳴っていると,もはやお手上げですよね.

その他のダイナミクス系エフェクト(リミッタ,ゲート等)も基本的な考え方は同じ.
その辺を全てPA任せにするのではなく奏者側も考えておくとお互いにハッピーになれますね.


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~その2へつづく~





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最終更新日  August 28, 2015 12:29:58 AM
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