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こちらはBL部屋です、興味の無い方、嫌悪感を抱かれる方のご入室はお断り致します。
A nightmare
Side-F
夢を見た。俺一人だけの世界、他に何もないただ俺の足音だけが響く
闇の世界
コツコツと響いては止まり振り向く後ろ何も無い
闇が広がる
まるで長いトンネルの中を歩いている様な感覚に襲われる
ただただ続く闇の中靴音がコツコツ響く
生暖かい空気が纏わり付く
気持ちが悪い汗が溢れ落ちる。。。
歩いても歩いても出口が見つからない
空気が重いまるで鉛の様だ
足は動かないけれど進まなくては成らないと思う
息苦しい。。。
助けて欲しい
この世界から。。。お願いだ。。。
叫んでも声は響かない
この重苦しい暗闇の中から抜け出したくてもがいても
抜け出せなくて気が焦る
助けて欲しい 誰か助けて
すると闇の中から何本もの腕が追いかけてくる
逃げなければ速く!
光が見える輝く光。。。
あの光まで。。。
手を伸ばすと光の向こうから手が伸びるこの手には見覚えがある
その手を掴む
安堵が胸に広がった瞬間に目が覚める。
そこは俺の部屋、ベッドの中で横たわって栢山の体に抱きついていた。
窓の外は少し明るくなりかけていた。
時計を見ると針は午前五時を指していた。
栢山を起こさぬようにそっと起き上がる。
空気が冷たく心地良い、そっと抜け出すとキッチンに向い、冷蔵庫からミネラルウォータを取り出して飲む、すっと流れる水の感触。。。夢で感じたほど汗は掻いていない。
手を見るがまだ残る光の向こう側の手の感触、多分栢山の手だろうと思う。
太くてしっかりした腕、先ほどまで自分が掴んでいた栢山の腕、あれが闇から救い出してくれた。
もう一度グラスの水を飲み干した時、後ろから声が掛けられた。
「先輩?どうしたんですか?」
「栢山ごめん起こしたか?」
「いえ、貴方がいなかったから心配で。。。少し悪い夢を見たもんですから」
そっと抱きしめられてキスをされる。
藤野が欲しかったもの暖かい栢山の体温夢と同じ彼の太く逞しい腕。。。。
「栢山」
「はい」
「済まない何でもない」
「朔耶、大丈夫、俺は離さないから、だから離れないでお願いします。」
腕をまわされきつく抱き締められる。
「栢山の腕だ」
二人の体温と心音が重なる。
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