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こちらはBL小説です。興味の無い方、嫌悪感を抱かれる方は閲覧をご遠慮下さい。
藤野が目を覚ます。
目覚まし時計を見ると午前1時過ぎ。。。重い体を起こして着替えさせられたパジャマをマジマジ見つめ、倉本の姿が見えない事に不安を懐き、無い姿を探して部屋を移るとリビングでソファーに体を横たえ眠る倉本を見つけ、安堵した。
寒いはずのリビングで眠る倉本の表情は見取れないが藤野にはなんだか泣いてるように思えた。
それは、倉本が持ち続けた感情、それを抱き合うことで藤野は気付いてしまった倉本の奥に眠っていた想い、知ってはいけないものに気付いてしまった自分、どうしたら良いのか戸惑っていた。
寝室からブランケットを持ち出すと藤野はそっと倉本に掛けてやる、さっきは泣いてると思えた倉本の表情はまるで幼子の様で愛おしいとさえ思えた。
床に腰を下ろすと倉本の頬にそっと触れる、子供の頃から自分の傍に居た倉本、けれど自分は何時しか栢山に引かれ栢山を愛した、倉本はそれを祝福し、喜んでくれて居たのは演技だったのだろうか?
ちいさな疑問が藤野の中に渦巻く、では、あの彼女、夏目静香は倉本の彼女ではなかったのか?
あの日、藤野を置き去りにして楽しそうに帰って行ったのはfake?そう考えると辻褄が合う、あれから彼女の話は出なかった。
倉本が振られたのかと思い込み聞きもしなかった自分、なんて愚かで自分本位だと改めて思う。
いったい自分は倉本の何を見てきたのか。。。倉本が抱えていた想いを今になって気付かされるとは。。。いったいどうやって倉本と向き合えというのだろう?自問する。