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BL小説です。興味の無い方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。
18禁とさせて頂きますので18歳未満の方は閲覧禁止です、ご協力下さい。
栢山は歩く、藤野を置いてマンションを出た、行く当ては無い、なぜ出てのか理由は成った、ただ、一緒に眠る事は避けたかった、藤野が自分以外の誰かに抱かれた嫌悪感からでは無いのは確かだ、それが理由なら犯したりしなかっただろう。
栢山は一息つきたくて羽織ったコートに手を入れたが携帯電話もタバコも持って出なかった事に気付く、どちらも藤野の部屋へ付いた時にコタツの上に置いたのをすっかり忘れていた。
財布は鞄の中、唯一の救いは何枚かの小銭が有った、金額を確かめるとタバコとライターぐらいは余裕で購入出来る金額だった、普段、買い物をすると小銭を財布に仕舞わない自分の癖が役に立った、こんな時、藤野が傍に居たのならば注意されているだろうと思うとクスリと笑が込み上げて来たがその気持ちはすぐに消え、犯した藤野への気持ちが甦って来た。
街を歩く、時間は何時になるだろうか?歩道橋に上がり向かいのコンビに足を向けながら遠くを見るとビルの狭間から東の空が見え、白々と明け始めるのが分ったが晴れではないのが見て取れた。
コンビに付くとタバコとライターを買い、残りの金でコーヒーを買い、見せの片隅にある、飲食コーナーでコーヒーに口をつけた。
ウインドーの隙間から街を見る、明け方の街はもすでに動き始め、何台かの車や新聞配達のバイクが行き交、普段なら自分は眠りの中でこんな光景が有るなんて事を忘れていた気がしたのと同時に出社までまだ随分、時間があることにホッとした。
コーヒーを飲み終えるとコンビニを出てフラフラと歩き出す、以前、藤野と出かけた記憶を頼りに合うべき人間の家に向かう、気分を落ち着かせる為にタバコに火を点けた。