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BL小説です。興味の無い方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。
解っているのに全を呼ぶ、掠れた空しい声が僕の寝室に響く、側の仕事部屋は電気が何時の間にか消されてる、ああ~寒い。。。暖房は温かいはずなのに。。。熱がまた上がったのかな?
掛け布団を被り、潜り込む。。。けれども寒さは収まらない。。。もう少し時間が経てばなんとか成るだろうか?
そのときだった玄関で物音がした。。。誰?
「全?」
顔を出して呼んでみる。。。
「ああ~顕一。。。起した」
全の優しい声が近づいて来る
「顕一ごめん眠れない?買い物行って来たんだ、何か食べて栄養を付けないとって思ったのだけれど。。。」
「寒い。。。。」
「寒いの?」
「うん、とても」
「困ったな。。。」
全の顔が曇る。。。なぜ。。。?全がそんな顔するの?僕がこんなだと困る様な事、君には有るんだ。。。やっぱり。。。これは普段の僕への飴の部分なんだ。。。涙が溢れそうになるのを絶えてそれを隠す為に布団に潜る。
息が弾む。。。きっと熱のが上がってる。。。
「ねえ、全。。。暖めて。。。」
言いたくなかった陳腐な台詞、ましてやこの状況で使って仕舞ったから尚更、悪くて酷い。。。僕は全の顔を覗き見る、とても困った表情で何かを考えてる風で何時もの眉間の皺が増えてる。
なんだか面白くなった来た、全がどんな行動に出るんだろうそう考えただけで僕の今の思考には笑える(おもしろい)って言葉が浮かんでた。
そう、これがドラマや映画ならお互い裸で温め合うんだ。。。だけれどそんな状況は100%今の僕らには起き様が無い、だってそうでしょう、今までの全を思ったら有り得ない事実しか浮かんでこない。
僕は頭を埋めて潜り込むと目を閉じた、何を期待してそんな想像を巡らすなんて僕のほうこそ笑える(おもしろい)。
その時、全が動く気配がした。。。シュルっ何だろう?僕の文章が湧いてきた。。。「その時、衣擦れの音がした」そんなよく有りがちな一文だったと思う。
まさか。。。もう一度、彼を盗み見るとネクタイを外したシャツのボタンを一つ一つ外しに掛かる彼に見惚れる、始めてみる全の体、確かに夏ともなれば鎖骨まで出る半袖のシャツを着てるの見たこと有るけれど脱いだ彼を見るのはこれが始めてなのだ。
綺麗な鎖骨のライン、これは前から思ってた、日焼けをしてない白い肌、マッチョでは無いけれど鍛えられた綺麗な筋肉がなまめかしい、僕は思わずゴクリと唾を飲み込んだ。
まさか本当に全が脱ぐなんて、しかも僕の視線を受けながら、彼はそれを知ってか知らずか、今度は普段仕事で履いているスラックスに通したベルトに手を掛けた。
カチャカチャという音が生々しい、ベルトを外し終わると今度はボタンを外してファスナーを下ろす、その音さえも官能的に聞こえて仕舞う、スラックスまで脱ぐとそのままの格好で脱いだものを近くの椅子の背に律儀にかけていく、全らしい行動だと思う。
靴下を脱いで下着を脱ぐとそこには全の男の部分が現れた。
内心、そこまで脱がなくてもと思うけれどちょっとした期待で僕の心臓は跳ねた。
「顕一。。。気持ち悪いかも知れないけどベッドに入るね」
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