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BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。
栢山はそんな藤野の様子を雑誌を見ながら覗き見ていた。
読書をする藤野は幸せそうで時折、笑みを浮かべながら小説の中に浸っているのが見て取れたが栢山にしたら面白無い、折角の休み出かける約束をしていたが雨が降ってしまい、立てていた計画が総てキャンセルになってしまったのだった。
それならば映画でも観ようかと出かけたのだったが何の計画も無くシネコンに向かったのだったがそれが良くなかった。
栢山の観たい映画は残念ながらシネコンに到着した頃には上映が開始されており、次の上映は夕方近くでこれでは時間を潰したとしても観る気がそがれるという栢山の主張がとおり、後日、改めて観ることになった。
そして、藤野の方はと言うとすでに公開は終了しているという、身も蓋も無い結果に終わり、他に観たいものも無く、食事を買い込んで栢山の部屋で過ごす羽目に成ったが藤野は帰り際、本屋で本を購入、しかもそれがハードカバーの分厚い小説だったから栢山は愕然として自分はアウトドア関連の雑誌を買い、結局、読書の休日となったのである。
なんだか冴えない休日の展開に何かスパイスを効かせよと栢山は画策をするのだったがガラスで出来たローテーブルの 上にはふさふさの白い毛の付いた耳かきが置かれていた。
そう、先日、栢山がどうして欲しくて買ったばかりの耳かき、使いたいと思っていたがめん棒に手が伸びてここぞと言う場面に出会わさなく封切って放置していたのを見つけた。
ニヤリと笑うと藤野が読んでいたページを伏せてしまわないように気を使いながら本を取り上げると藤野は膨れてその本を取り返そうとする。
「栢山、返せ!」
響く藤野の声、だったが栢山は悪戯に本を持って背伸びをして藤野が取れないであろう高さまで本を引き上げた。
「栢山」
本を取り戻そうとする藤野に本を返そうと本に付いている紐のしおりを丁寧にはさみ笑顔で藤野に返すと藤野も笑顔でそれを受け取ったが栢山はすんなり返す積りは無く、藤野の頭を手で押さえ、顎を捕えると上を向かせて軽いキスをした。
藤野を解放すると藤野が抗議の声を上げる。
「ばっ。。。ばか。。。なにするんだ」
「だって先輩、ずっと本に夢中なんですよ俺を構ってくれると思って少しは期待したのに」
「ごめん、悪かった、栢山がそんなことで拗ねるなんてなぁ」
そういうとこんどは藤野からキスを返すと返してもらった本をテーブルの上に置いた。
「ねえ先輩、俺ねこの前、耳かきを買ったんですよだから耳を掻いて上げます」
といいながら手に耳かきを持つとソファーに腰を下ろして膝の上をポンポンと叩いて横になるように合図した。
藤野は仕方ないという態度で素直に栢山の支持にしたがって膝枕に頭を預けた。
そこには普段観ることが無い景色が広がり、栢山の生活がどんなものか何時ものとは違った目線で見れる新鮮さが藤野には面白かった。
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