BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年05月26日
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BL小説です。興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。




僕のアドレスを取り合えず知らせないと連絡取れないな。。。機会音痴の僕にはWEBカメラを使って通信なんて高度なこと出来やしない、全ならば。。。頼れないよね、もう。。。

メールアドレスに文章を書く、けれど逢いたいとか声が聞きたいなんて和希さんの邪魔になりそうなことは書いてはいけない、元気であることを知らせる文面、これでいい、送信する。

そういえば最近の携帯って海外も通じるのかな、でも、時差考えないと大変だからメールで我慢する。
遠距離恋愛の心境ってこんな感じなのかな?良い経験させてもらってるのかな。。。

PCに向かって仕事を始める、流石に切羽詰まってるけれど苦痛じゃない、全は相変わらず業務連絡の様な会話しかしないけれど僕に取っては都合がいい、きっと喧嘩をすることも、勿論、体だけの繋がりも無くなるだろう、そこらへんは安心してるけれど全の気持ちを知りたい、いや、知ったところで元の関係に戻るのはもうご免だ。
僕には和希さんが居るのだから、鍵を返してももらわなければ成らない、なのにその一言が言い出せない、未練があるのかも知れない、全の事に関してははっきり片が付いた訳ではない。

そう、佐伯先生のパーティーではっきりさせる、積りで居る僕、けれどパーティーは延びた、どうも佐伯先生のスケジュール調整が上手く行ってないそうだ。
都合がいい、伸びたお陰で和希さんが日本に居る時期に行われる、和希さんも実は呼ばれてるらしい、彼の会社が佐伯先生の本が映画になることでその映画に出資するらしい。
僕は和希さんの会社の規模をその話を聞いて初めてしった。
何も知らない僕、上手くやっていけるのだろうか?

メールの返事はまだ来ない、今の時刻は夜中の3時、今向こうは、昼の1時、彼はランチを済ませて午後の仕事に取り掛かったころだろうか?
逢いたい、でも、それは言ってはいけない、彼の重荷に成るようなことしちゃいけないんだ、嫉妬や我が侭しちゃいけない。

翌日、全が僕の部屋を訪れた、小説の最終締め切りの日、何とか出来たものを渡そうとしたとき腕を取られた。

「顕一」

久し振りに聞く全が僕の本名を呼ぶ、今更、なんでって思う。

「今日は先生じゃないんだね」
「ああ、今日は顕一だ」
「今更だよ、僕らの関係は終わったんだ」
「終わってはいないよ、誰が終わったっていった?」

腕を引っ張られて全の胸に体を預ける事になる、以前の様な吐き気は起こらないなんで?吐いてしまえば逃げられるのになんで僕は全の腕を払えないの?

「僕には好きな人が出来た」
「うん、知ってる、でも、俺たちの関係が終わったわけじゃない、だってそうだろう、俺にも好きな人は居る」
「男を抱きたいなら僕でなくて他の人を探せばいい」
「そんなのしたよ、他の奴抱いた、でも、顕一じゃなきゃ駄目なんだ、起たないんだ」

そんなの嘘に決まってる、僕が和希さんに抱かれるの見たから面白くないんだ、自分の物だって思ってた人間が本当は他人の物だってことになったから、意地になってるだけなんだろう。
そうだ、玩具を取られた子供と同じなんだよ、全、だから放して、もう、僕は遊びでは抱かれない。

「嘘だ」

言い捨てる、けれど全の腕は緩まない、僕は腕の中で抵抗を続ける。

「あの時、あの人に抱かれてる顕一を見て本当は凄く嫉妬した、あの人を殴りたいって思った、でも、君は僕に抱かれて吐いていたから終わったのだと思ってた」
「だったら、終わったんだよ、全、君とはもう寝ない」
「終わってないね、だって君は僕を見て欲情した、あの人に抱かれながら俺の事を見て感じてたんだ」
「ち。。。違う。。。放せ。。。」

全の言う通り、そしてそれは和希さんの言う通りでも有った、しかし、僕はもう和希さんじゃないと駄目なんだ、君に佐伯先生が居るように僕には和希さんが居る、もう遅いんだよ全。。。


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最終更新日  2009年05月26日 03時40分08秒
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