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BL小説です。興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。
「ええ、大好きです、このお茶は特に良い、私好みの味だ、アールグレーだね」
「済みません、余り詳しくないんです、それは知人からお土産でもらったので宜しければ差し上げましょうか?」
「良いの?」
「はい、僕は飲まないのでもったいないでしょ」
「そういう分けなら頂こうかな?」
先生の満面の笑み、この人こんな顔もするんだな、綺麗な顔なのだから何時ももっとニコニコしていれば良いのにと思う。
「あの?春日先生、なぜここにいらしたんですか?」
「そうそう、和希に泣き付かれてね、君のメールに返信したけれど返事が無いってね、参ったよ、あいつも意外に子供だから」
「済みません、こんな具合だからメールまだ確認出来無くて」
和希さん、返事くれたんだ、忙しいのだから無理しなくて良いのにでも幸せだ、先生には悪いけど来てもらって助かった、全と二人じゃ息が詰まるところだった。
「時差が有るのに和希さんは無理してるのでは?」
「まぁ~あいつの事だそれくらいの無理は無理の内に入らないだろう、こちらから連絡を入れて置くから君は落ち着いたら連絡してやって欲しい」
詮索されると思った、だけど先生は聞かなかった。
きっとさっき言われた様に全と僕の問題に巻き込まれるのが嫌なんだろと思う、そうだ、それは僕だって同じだなのだから聞かないのだろう。
「ねぇ、顕一くん、私に言えない事なのかもしれないけれど私で良ければ話してご覧、さっきはあんな台詞を言ったけれどあれは冗談だし、和希に言えない事なのだろう」
これって医者の義務で言ってることなのかな、そうで有っても僕にはありがたい、だって全のとの愛人契約なんて誰にも話しなんて出来ない事だと思っていたから、自分で解決するべきだと思っていた。
本当は息苦しくて誰かに話してしまいたいと思ったけれど話せる相手が居なかった。
そう、僕にはそこまで信用して話せる知人が居ない。
言ってしまおうか僕は全に脅されて愛人契約したって。。軽蔑されるかな?それとも呆れられるだろうか?
本当に和希さんには黙っていてくれるだろうか?
「どうした?」
「。。。」
「やっぱり言えない?仕方が無いね、君、個人の問題なのだろうそれに私はまだそこまで信用されていないか?和希だったらどうなんだろね?」
先生の顔が曇るのが見て取れた、僕が煩わせているんだ。
言えない、和希さんになんか余計に言えない、僕が全の愛人だなんて言ったらそれこそ軽蔑されるだけでなく、別れを切り出されるんじゃないだろうか?
そう、和希さんとの別れ。。。和希さんを傷つけない為にも別れた方が良いのかも知れない、それに先生を煩わす事も無くなる筈だ。
さっきまでの楽しかった気分がここに来て苦しくなった、折角の先生の気遣いも無駄にしそうだ。
「和希が戻るまでにはまだ日にちがある、それまでに私に話す決心が付いたら連絡をくれないかな?」
先生はそういって連絡先と先生の自宅を教えてくれた。
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