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BL小説です。興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。
18禁に成りますので18歳未満の方は閲覧禁止にさせて頂きます。
添付ファイルを開けてみるとそこには引きつった笑顔の和希さんが居た。
この人がどんな風にカメラの前に立ち、この写真を撮影したかと思うと笑えてくる、和希さんの滞在先の部屋らしい、綺麗な夜景が窓の外に見える、彼の気遣いがわかる様だ。
文面は当たり障りない日常の生活と僕の事を心配していた。
返事、どうしよう、彼からは写真を送れって書いてあるけれど今の顔じゃ無理だし、過去の写真を探して送ることにした。
春日先生からはどんな連絡が向こうにされるのだろう、僕がこんなことに成ってるなんて事は伝えない様にお願いして置いたから平気だろうけれどなんて書こう。
取りあえず、僕の近況と和希さんの仕事のことを書いてちっと前に写した写真を添付する、逢いたいとは書かない、そう思うのは向こうも同じだろう、そんなことを書いて和希さんの気持ちを惑わしてはいけない。
そう思いながら最後に愛してると付け加える、恥ずかしいけれど和希さんがそう書いてくれたから、これで夜には読んでもらえるだろうか。
こんなにわくわくするのはどれ位振りだろうか、和希さんはどうかな、なんて相手のこと考えられるってメールだからかなと思う。
全に愛人契約を結ばされてから何日経っただろうか?
あれから毎日のように添付ファイル付きで和希さんからメールが届く、しかもそのファイルは口に出して語ることの出来ない様なものだったりする。
これを見て僕に何をさせる積りなのだろうか、絶句しそうになった。
道を間違えたらセクハラになるんじゃないだろうか、恋人の僕だから良いのだろうけれど誰かに間違えて送ったりしない事を祈りたい気分でもある。
だからといって僕に可笑しなまねを要求することは無い、そこら辺が和希さんらしいといえば和希さんなのかなと思う。
体も怪我も癒えた、全からはなんの連絡も無いと言うのは幸いなのかも知れないと思う。
そして、春日先生からも連絡は無いしこちらからも連絡を取る気には成れなかった。
先生はどうして僕に協力的なのだろうかと考えても見たけれど分からない、もしかしたら和希さんが手を回してくれから先生が僕に構ってくれるようになったのかと考えるのが正しいのだろうかとも思ってみる。
あれから10日ほと経った頃だった、全から電話が入った、とうとう来たかと思った、会う場所を指定された、僕の部屋ではないのが不思議だったけれど呼び出されたホテルのラウンジに行くと時間通りに全が現れた。
「やぁ、久し振り、元気だった?」
眼鏡のブリッジを指で押し上げて嫌味の様にいう。
なんだか以前の全からは想像できない程、ふてぶてしい感じが伝わって来るのは気の所為だろうか?
「何の様?」
「そんな怖い顔しないでよ、分かってるだろう、俺が君を呼び出したって事はそういうことだよ」
分かりきった台詞、ばかばかしい、早く済ませて帰ろうと思うけれどそれは全、次第で僕に権利は無い、ただ、彼に言われた様に体を開くだけなのだ。
「じゃ、上行こうか、部屋を用意した、俺の安月給だからスイートって分けにはいかないけれど君と過ごすのだからツインではなくてダブルルームを用意したよ」
まるで恋人に囁く様な全、彼の手にはすでに部屋のキーが握られている。
僕は重い気持ちを抑えながら平静を装い、全の言葉に従順に頷き、彼が立って僕をエスコートするのに従いついていくとエレベーターの中で二人きりになった。
その時だった、全がいきなりキスをしてきた、それも性的欲求を含んだそれで僕の体を煽る、まさかこんなところでしかも手は僕の股間に伸びる。
「やぁ。。。こんな所で。。。触らないで」
「いいじゃない、スリルが有ってそれに色っぽい君が見られる」
とあごで示した先には鏡が設置されている、そこに写る自分の姿を見ておぞましいと思った。
「君は艶やかだよ、見てご覧、ここを触られながら俺を誘ってる」
「う。。。嘘。。。はぁんや。。。」
全の手がスラックスの上で巧みに動く、僕は後ろから抱き止められて鏡で自分の痴態を見せられるけれど顔を伏せて視線を逸らす。
でも、顔は顎を捉えられて強引に正面を向かされる。
「顔を背けないで見なよ、自分がどんないやらしい顔してるかを。。。」
いいながらシャツの裾から忍ばせた指で乳首を弄る。
「どんどんいやらしい顔になっていく」
耳元で囁かれ、もう一度、キスをされる頃には立っていられないほど体の力が抜けて全に体重を預ける事になる、全は僕を支えながら体を煽る。
「う。。。ん。。。全。。。お願い。。。止めて。。。」
「何言ってるのまだまだこれからだよ、もう少しで着くから」
着いたのは25階、エレベータの動きがとてつもなく遅い気がしたけれど幸い誰とも会う事無く目的の階に辿りついた。
エレベーターのドアが開く頃には簡単に服装を整えられ、外に出ると背中を支えられながら歩く、途中で誰かの荷物を運んだ帰りなのだろうかベルボーイらしき人物とすれ違ったけれど彼は職業柄か無表情で頭を下げてすれ違った。
僕は気配を感じなくなったのを察するとため息をついて今までの緊張感を緩めた。
「残念だね、もう少し早ければ君の乱れた姿をあのボーイに見せて上げられたのに」
とのどの奥で笑う全、僕は愛人というより玩具にされている気分だった。
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