BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年06月20日
XML
BL小説です。興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。







日の差して来た部屋の中で縮こまった僕をあやしながら背中をさする手の感触が心地良い、愛されてると言う実感が心を暖める。

「体を解す為にも風呂に入ろう、シャワーしか浴びていないのじゃないか?」

思いを巡らす、ここ何日かシャワーだけの日が続いた、ゆっくりバスタブに湯を溜めて浸かったのは何時だったかな、もう記憶が無い。
ああ駄目だ、和樹さんの優しい言葉に涙がまた溢れ出す、女々しいと思う泣いては駄目だ、和樹さんが心を痛めるような事はしてはいけない。

「泣くな」
「和樹さんが優しすぎるから涙が止まらないんだよ、貴方が僕を大切にしてくれるから嬉しくて貴方を疑った僕が情けなくて。。。」
「そう、だったらもっと甘やかして優しくして私から離れられないようにしよう」
「和樹さん。。。」
「少し待って、湯を溜めて来る、一緒に入ろう」

そう言ってベッドを降りると優雅に自分のシャツを拾って素肌に羽織る、均整の取れた綺麗な体だと思っていると振り向いて笑顔を見せてバスルームの方に消えていった。

嬉しいけれどこんな日が昇りはじめの明るい時間に和樹さんと一緒にお風呂に入るなんて思っても見なかった、なんだか気恥ずかしい。
それよりも全の事を問い詰める事をしなかった和樹さん、どう思っているのだろう、いつ問われる日が来るのだろうか、その時、彼はどうするのだろう、僕は呆れられて捨てられるのかな、それとも好きな男に弄ばれた哀れな者として扱われるのな、でも、和樹さんはそんな人ではないと思うけれど怖い、和樹さんに全との事を知られてどんな反応されるか考えただけで苦しくなる。
膝を抱えて俯くとまた涙が溢れて来た。

「どうした?」
「なんでもないよ、ごめんなさい」
「行こう、バスタブに湯が溜まった、動けない?」

どこかの姫様でもエスコートするように手を差し出す和樹さんだったけれど動けない、さっき出されたものが中から溢れて来そうだ、そして体が利いてくれない最低だ。

「どうした?」
「ごめんなさい」
「なぜ謝るの?私が無理をさせたのだから、抱いていってあげよう」

顔が染まるのが分かった、体が火照る、こんな時はどうしたらいいのだろうか言えない恥ずかしくてどうしよう。

「済まない、気付いてあげられなかったな」

そういって和樹さんは自分の羽織っていたワイシャツを僕に掛けて抱き上げてくれた。
その行為が嬉しかったのと察しの良い和樹さんに感謝した。

「服を汚してしまう、下ろして下さい」
「気にするなどうせ洗うのだから同じだよ、それに降ろしたところで君は歩けないのだろう」
「重いでしょ」
「そうだな少しね、でも、こんな日の為に鍛えてあるから」

笑いながら本当だか冗談だか分からない彼の言葉を聞きながら肩に頭を預けるて思う、こんなことをされるのは悪くないって思う。
そしてこんな慣れたことを出来る和樹さんだから過去の恋人は幸せだったんだろうなともおもったけれど不思議に嫉妬心は沸いて来なかった。
そう、だってその人達は過去の事で今、愛されているのは僕なんだ、けれどそれは一生じゃないって事ぐらい理解してる。
でも今だけは和樹さんのものでいたい。

「着いたよ」

そういってシャツを剥がされてゆっくり椅子に腰掛けさせてくれた。
シャワーを当てられながら曇った鏡に映る自分顔はやつれてみっともない顔だった。
そして体中に浮かぶ情交の証は僕が和樹さんのものだという所有の印の様に思えてとても幸せだった。
丁寧にそして優しく流されてとても気持ち良い、背中から腕そして足へとスポンジに泡を含ませながら洗い続けるけれどそれが胸に差し掛かったとき、手で触れられる感じとは違う感触に思わず声を上げそうに成ったけれど洗われているのにそんな声を上げるのは変だって思ったから声をがまんしてその感触が去るのをやり過ごすと今度は僕自身にスポンジが当てられた。


にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
にほんブログ村 ←ランキングに参加しています、バーナークリック宜しくお願い致します。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年06月20日 03時36分56秒
コメント(2) | コメントを書く
[焦れる僕を満たして欲しい] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: