BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年08月13日
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BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。
18禁です。

実情4

体が冷える、濡れたネクタイやベルトが気持ち悪い、腕が痛くてしびれて来た、それよりもまだ体の奥に残る燻りが苛んでいる、少しは楽になったけれどもう無力感で一杯で視界も掠れて焦点が定まらない、きっと他人が見たら酷いたらしい光景が広がっているんじゃないだろかと自分で思うけれどこんなの見られた「生きていられないんじゃないか」なんて思えて来る。
ああ、誰か助けてこの状況から抜け出したい。
もう、時計の針の動きさえも見ることが出来ない。
意識が遠のいていくような感覚に襲われる、体から何かが抜け出しそうだ、捕まえていて欲しいと願う。

「全。。。助けて。。。」

声を出して呼んでみる、きっとこの声は届かないけれど名前を呼ぶことで気が紛れる様な思いがしたけれどなんで和樹さんじゃないのだろうか、和樹さんではなくて全を求めてる。
そう、こんな状況、和樹さんに見られたくない。

「全。。。」

手足を少しでも動かしたいけれどそれも、もう叶わないくらい体から衰弱してるのかな、衰弱してるって大袈裟かも知れないけれどそれに近い状況だと思える。
その時だった、微かに聞こえる鍵をの音、ドアノブに差し込んでガチャガチャしてる、そしてドアが開けられて閉まる「ドン」という音がした。
スリッパの「サッサッ」て音がする、誰だろうか、少し希望の様なものが沸くけれど絶望もそこに同時に発生する。
合鍵を持っているのは全だけどこの今の僕を見たらなんていうだろう、いや、これを犯されるのかな、それだけは嫌だ、どうせ犯されるならシャワーだけは浴びさして欲しい。

「顕一。。。顕一。。。」

頬を軽くペチペチとされる、僕の意識を戻そうとしてるのかな、いや、そうでなくても僕は正気だ。

「全。。。」

無意識に呼んでみるけれどそれは届いていないようだった。
腕の痛みが緩む、縛られたそれを解かれたのだろう、足が床に着く、冷たい水溜り、僕の出したものだと解る、全はそこにたっているのだろか?気持ち悪いだろうに。。。
その時だった体が宙に浮く、助かったシャワーを浴びせてくれるのかな、それともこのままベッドに放り込まれてやられるのかもしれない、しかし、この汚い体でベッドに入るのは嫌だと願うけれど今の僕には選択の余地は無い、そう、為すがままの状況なのだと悟った、その時だった僕は気が抜けたらしい、目の前が真っ暗になった。
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最終更新日  2009年08月13日 10時18分11秒
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