BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年08月14日
XML
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。




川の中に引きずり込まれる、もがいて逃げようとするけれど強い力で押え付けられる、引っ張られて沈む僕は息が出来ないまま沈んでしまった、その瞬間に見た全の顔は怖いほど優しく微笑んでいた。
そこで目が覚めた、息を弾ませて冷や汗を拭う、裸だった僕にはパジャマが着せられていた、全が着せてくれたのだろうか、まさかと思うけれど意識を失う瞬間に掠れる視界に見えたのは全の顔だった。

「嘘だろ。。。」

そういえば隣に感じる、もうひとつの寝息と体温、横に顔を向けると全が静かに眠っていた。
時間は何時だろう、2時間後に戻るといったのは本当だったのだと思う。
なぜ、薬まで飲ませて放置して僕を痛めつける積もりだったんじゃないのか僕がこうして綺麗な身なりでベッドに居ると言う事は彼が総て片付けてくれたというこなのか、解らない、なぜ全は僕に優しくしてくれるのだろうか、あの跡も始末してくれたというか。
眠る横顔を見ると眼鏡がない綺麗に整った顔は優しくて昼間見たそれとは違う穏やかな表情だった。
なんとなく全と寝る前の関係を思い出す、そのとき全はどんな顔をしていたかな、こんな穏やかな顔をしていたのか、眼鏡に隠された表情を思い出せない。
そっと手を伸ばして触れて見ると暖かい、当たり前だ生きているのだから起こさないように体を動かす。
時計が見たい、抜け出して和樹さんの元に向かいと思う。

「顕一?」
「。。。」

タイミングが悪い、起こしてしまった全がベッドのライトを全開にして付ける、眩しい光が飛び込んで来たから目を瞑ってその眩しさが治まるまで待つって目を開く。

「ごめん、眩しかったか?」
「。。。」

全の問いかける言葉が優しすぎて答える言葉が見つからない。
その時だった、抱き締められたからだから漂うボディーソープの香りはここで僕が気に入って使っている物だった。
と、成ると全は僕の体をふいたんじゃなくて洗ってくれたのか?そして自分もシャワーを使ったんだと思う。

「済まない、あそこまでするつもりじゃなかった」

全から出る謝罪の言葉は穏やかで優しくて前の関係に戻ったみたいだった。
しおらしい全なんてなんだか気持ち悪い、何か僕をいたぶることをこのしおらしさの後で考えているんじゃないだろうかと思いたくなる。

にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
にほんブログ村 ←ランキングに参加しています、バナークリック宜しくお願い致します。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年08月14日 03時18分05秒
コメント(0) | コメントを書く
[焦れる僕を満たして欲しい] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: