BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年10月16日
XML
カテゴリ: 君がいるから
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮ください。R-18


野球のバットを持って玄関を出て道路を渡った。
朔耶の部屋は2階の奥だった。
しかし、鍵が掛かっていたらどうするかと言う事をすっかり失念していたが幸いドアは無用心にも開いていた。
そっとドアを開けると靴を脱いで足音を潜めて階段を登った。
朔耶の部屋の前に着いたら部屋の中から誰かの泣くような声が聞こえて来た。
耳をドアに押し当てて中の様子を探った。

倉本の来訪に気付かない二人はキスをしていた。
ベッドに朔耶を押し倒して身体に触れていた。
あの日以来何日振りかの抱擁だったから西本は周りへの警戒を解き、朔耶に触れることに集中していた。

幼い幹に触れ唇でぬくと同時に後ろに愛撫を施した。
朔耶は覚えたての快楽に身を任せて快感を追いながらその唇から吐息を漏らした。

「はぁ、あん、要さんっん」

無意識なのだろうが艶を放ち西本を誘ってくるから天性の娼婦なのだと思った。

「もっと良くしてあげるから僕に見せて」
「恥ずかしいよ、あ、ダメ。。。」

倉本の感情は頂点に達した。
西本が玩具にしている朔耶を助けなければならないとの使命なのだと燃えていた。
バットを持つ手を右手に変えてドアノブに手を掛けて気付かれないように中を覗いた。
西本の影に成って朔耶の顔は見えなかったが白い足が揺れているのが分かったのとその動きに反応すかの様に声がしている、普段の朔耶から想像も出来ないような淫らな声だった。

「あ、はぁ、ああ。。。」

倉本とはその光景に動けなかったが力を振り絞って部屋に入るとバットを振り下ろした。

「や~~~!」

朔耶の悲鳴、西本にバットが当たったが子供が振り下ろした力では大した打撃を与える事はできなかったが蹲らせるには十分だった。

「や、だ、見ないで瞬ちゃん」

声を荒げて朔耶が叫んだ。
自分のシーツを抱えて裸で震えてる光景が倉本の目に飛び込んで来た。

「な、なにやってんだよ、朔耶、逃げよう」
「いっつう~何するんだくそガキ」

普段の大人しい西本から想像も出来ないような声を荒げ、倉本の胸倉を掴んだその時だった、偶然にも遅くなるとと言っていた朔耶の母親が帰って来たその時だった。
騒ぎを聞きつけて階段を駆け上がりながら呼んだ。

「朔耶?」

返事は出来ないでいた。
西本はその場を立ち去ろうと倉本から手を引き押し倒したとき母親が現れた。
部屋の中を見て状況を察したらしい。
悲鳴をあげそうになった瞬間、西本が飛び出して脱兎の如く逃げて行った。
母親は朔耶を抱き締めて泣いた。
身体に散らばる情交の痕を見て自分が悪かったのだと謝り泣いた。
当の朔耶は呆然とその光景を見ていた。
倉本は立ち上がるとそっとその場をとにした。
自分の役目は終わったのだと思い家を出た。
どのようにして自宅に帰りついたか分からなかったが後で兄に聞いた話によると抜け殻のようだったというで相当のダメージだったんだと後から思った。

にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
にほんブログ村
励みになります、クリック宜しくお願い致します。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年10月16日 04時40分34秒
コメントを書く
[君がいるから] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: