BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年10月21日
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カテゴリ: 二次創作

こちらは鋼の錬金術師のパラレルで二次創作です。
BLに興味ない方、嫌悪感を抱かれる方、興味無い方はご遠慮下さい。
一応、二話完結予定。。。
私が運営する某ブログが10000コメントを達成しましたのでその記念に書いたものです。





着ているのはコンテストに使われるブルーの鮮やかなチャイナドレス、龍の模様が刺繍されスリットが随分上まで開いていた。
靴はドレスとお揃いのチャイナシューズこれにも細やかな刺繍が施され凝ったものだった。

「なぜ、このくそ忙しいのに私が女装などせねばならん」
「やはりここは『会長自ら』って意見が大半を占めたので」
「なんだ、それは。。。?」
女子に向けられる非難の声、しかし、彼女は怯む事無く待ち針で布を止めていくのだった。

「そうそう、写真撮影ともしも本選に進んだときはその下着は止して下さい」
「。。。」
その言葉に返す言葉が見つからないのか絶句させるのに成功した女子は秘かに勝利のガッツポーズをした。

『女装コンテストいや元い、『ミスター麗人、ミス貴公子コンテスト』は中、高の全てのクラスから男女、合わせて2名を選出し男装、女装した写真に全校生徒、教師が事前投票、上位の男子5名、女子5名がその姿を高等部の体育館で披露しその中からミス、ミスターが決まる。
写真の提出期限は10日後、投票は各クラスに配布された写真を見てホームルームの時間に全員が投票、それを実行委員が集計をする。
本番当日は中・高合わせて30名のクラス担任に加え理事長が審査しグランプリが決まる。』

「で、なぜ、私なのだ?」
「まだ、言うか?いいですかこのクラスで女装の似合いそうな男子生徒がどこにいますか?いないでしょ」
言われて見ればもっともだとロイは納得したのだ。
ロイ自身、女装が似合うとは思えなかったが鍛えられ締まった体のラインが妙な色気を出し衣装を際立たせていたが大きくてがっしりしているのは否めない。
女子は妥協、男子は女装から逃れらる為の唯一の提案、忙しい奴には「反論は出来ないだろう」と言うのが決定打だった。
女子は思う、もっと可愛くて綺麗な男子はこのクラスに居ないものかと。。。そこに現れたのはリザ・ホークアイだった。
すらっとした彼女は黒のタキシードを着こなし綺麗に歩いて来た。
女子からはロイと対象的な見目麗しい舞台役者のような彼女に感嘆の声を上げた。
脇からは囁き声が上がった「麗人はこれで頂よ」と。。。そしてこちらは男子からはボヤキが聞こえた「俺達。。。負けたかも。。。ああ。。。」と。。。
「会長、お似合いですね」
「君には勝てないがね」
「会長、肩とかキツク無いですか動かして下さい」
腕を上げてみるがスムーズに動いた。
少し、歩いてみたがなんだかスースーして気分の良いものではなかったがこれだけスリットが開いているのだから仕方がないと諦めた。
「悪くないみたいですね、当日は、メイクと頭に花飾りを付けてもらいますから、ああ、それから足はもっと女性らしくして下さい!じゃぁ脱いで、ちょ、ちょっと待って下さい、皆出て会長が着替えるから」
そういってギャラリー出ると彼女も表に出た。
残ったのは男装の麗人、リザ副会長だった。
「会長が女装とは思いもしませんでした」
「ククク」っと含み笑いをすると外に出て行った。
一体何が言いたかったのか首を傾げながらドレスを脱いで制服へと着替えた。
これが一番落ち着くとため息を付き着付けをしていた女子を呼んだ。


一方、中等部の一クラスでもコンテストに向けての準備が余念無く進められていた。
このクラスで女装元い麗人となるのはやはり文化祭実行委員だという理由でエドに決められていた。
「自分が離れたらコンテストの裏方は誰がやるんだ」と食い下がったエドに「裏方は俺たちが」と名乗りを上げたのは自分が逃げたいばかりの男子だった。
それを後押ししたのは女子だった、お陰で逃れられた男子達は喜んで雑用をこなした。
「ちっ、なんだよ自分達ばっかり良い目見やがって」
「はいはい、観念なさい」
そういったのはウィンリィだった。
「なんだよ、夏にはコンテスト出るって言ってたじゃん」
「いいのよ、男装なんて興味無いもの、あたしはこうやって何か作っていた方が良いのよ」
笑いながら待ち針を打っていく。
「い。。。つぅ~肩に刺すなよ」
「ごめんごめん」
「で、なんだよこの背中の開き具合は?」
「えへへぇ~良いでしょ、だってエド背中綺麗なんですものぉ」
「ばっばか。。。」
背中指です~となぞられて不覚にも頬を染めた。
「やだぁエド、なに赤くなってんのよ」
バシッと叩かれた。
背中には手の痕が。。。
「ウィンリィ!無防備な所に!どうするんだよこの手の痕!」
姿見を見ながらエドが膨れた。
「ごめんごめん」
舌を出して笑うのが可愛らしい。
「なんでも良いけどこの豪華な衣装はなに?」
ドレスの色は赤のベルベット風のミニスカートで白のフリル袖と裾にあしらわれ、パニエでふっくらとスカートが膨らんで背中がUの字に開き肩甲骨と背骨のラインが綺麗だ。
正面は肩から鎖骨の下までが四角く開き、左肩には薔薇のコサージュ、首にはドレスと同じ色のチョーカー、白のストッキングがガーターベルトで止められ靴はドレスよりも濃い赤のストラップシューズだった。
「なんで仮縫いなのにここまでしなくちゃならないんだ?」
「イメージを掴む為よ!当日は下着もね」
ウインクしながら楽しそうにフッティングをしているウィンリィを見ると文句が言えなくなる。
しかしこの姿を鏡で見る度にエドは落ち込んで行くのだった。
そんな時、ドアがばたんと開いて誰かが入って来てドアが閉まり黒い塊が蹲っていた。
「だ、誰よ。。。」
ウィンリィが側に有った長い定規を構えた。
エドはぐうを作りファイティングポーズをした。
余りにもそのカッコとは不似合いでウィンリィが吹いた。
「ま、待ってよ」
蹲った黒い塊が立ち上がり振り向くとそれはアルだった。
二人で声を合わせて叫んだ。
「アル!」
「しぃー!」
アルは人差し指を唇の前に立たせて二人を黙らせる。
「なにやってんだよ」
「兄さん、なにそれ。。。ぶっ」
噴出しそうなのを必死で耐えたのだったがエドやウィンリィも同じだった。
「やだぁ、アル可愛い!」
「なんだよそれ。。。」
アルの格好はまさにあかずきんちゃんと言うより黒ずきんちゃん、ゴシック風のあしらいのしてある衣装が可愛らしい。
「やぁ、あのこれは。。。」
「お前も出るのコンテスト?」
同士を見つけて何処か嬉しげなエドだった。
「うん、着せられて写真撮らせてって女子に追っかけられたんだ、だから少しかくまって」
「あ、ああ」
ウィンリィがそんな二人の様子を見ながら怪しい輝きを放っていたのを二人は気付きもしないで手に手を取り合って頷き会っていた。
2へつづく。。。


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最終更新日  2009年10月21日 03時53分03秒
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