BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年10月23日
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カテゴリ: 二次創作
こちらは鋼の錬金術師のパラレルで二次創作です。
BLに興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。
一応、二話完

ロイにとっては怒涛の日々が続いたがなんとか文化祭の開催まで大きな問題なく漕ぎつけることが出来た。
ロイにとっての問題は『ミスター麗人、ミス貴公子コンテスト』一点、それのみだった。
当初、コンテストはフィナーレを飾るはずだったのだが文化祭実行委員のうち、7人がコンテストの上位者に選ばれてしまったという事実が判明しこれでは文化祭の運営がままならないく成るとオープニングに急遽変更したのだったがロイ自身、この結果には陰謀のようなものを感じずにはいられなった。

「会長、もっとしゃきっとして下さいよ」

相変わらず機嫌の悪いロイ嗜めながらチャイナドレスに着替えた彼の短い髪にウイッグにウエーブをかけて頭の上で纏めると白い花で飾りをつけ、メイク施していくと以外に見られなくも無い。
ただ、デカイと言うのが問題だったがそれを顔でカバーするというのが狙いのようだった。
ロイ自身、この鬱憤をどこで晴らそうか考えていた。
ここにエドが居たのならば抱き寄せてその体温で癒されたいところなのだがエドも最終選考に残り、今頃は着付けの真っ最中で有るのだった。
予選の写真を見てロイはその可愛らしさに目が離せなかった。
こっそりコピー取り自宅に持ち帰ったのはいうまでもないがやはりこの手で触れたいと願った。
エドと顔を合わせる機械は有ったが触れることは間々ならず、我慢を強いられエネルギー切れに近い状況だったのだ。

「会長、会長」

何度呼ばれただろうかロイはフト我に返る。

「会長、出来上がりましたよ」
「ああそうか?」
「鏡をご覧に成って下さい」

いわれるままに鏡を見た。
悪くは無い出来だと思い鏡の前でポーズを取った。
スリットから現れた足が筋肉質でなんだか違和感が有ったが男性なのだから仕方がないと諦めた。
下着は、「女性物を」と渡されたのだったが断固拒否し、自分の用意した黒のビキニを履いた。

「如何ですか?」
「悪くないな」
「上出来でしょうね、予選よりは気合入れましたから優勝狙いましょう!」

嬉しそうに笑った。
ロイ自身、予選では2位という好成績、今日の結果奈何では優勝も夢ではないのだから準備を手伝った女子もテンションが上がった。

「失礼します」

タキシードを着た、リザが現れた。
彼女はロイの全身を上から下へと視線を向けるとにっこり笑って一言、

「行きましょうか?」

何か言われるのではないかと身構えた体がこけた。

「如何、なさいました?」
「いやなんでもない」

ロイはリザに並んだ。
それをみた女子は思う、美男、美女とはこの事で有ると。。。
因みにこの場合は美男=リザ、ロイ=美女なのだが。。。バランスの良さは目を引くこと間違い無かった。

一方、エドも準備の最中だった。
ドレスに着替え、椅子に座り化粧を施される。
ピンクのリップ、頬にはチーク、アイライナーにマスカラにアイシャドーまで引かれるのだ。

「女って面倒だな」
「なに言ってるのよ、女だからこそよ」

とウィンリィに言われてそんなものかと思うがやっぱり面倒だと思う。
髪は編みこまれ、後ろで飾り付きの髪留めで止められた。

普段の下着は女性物白の紐パンが渡された。

「これ、はかなくちゃいけないのか?」
頬を染めてウィンリィを見詰める顔が色っぽい。

「ええ、当たり前じゃない、身も心も女に成らなくちゃ女装なんて出来ないでしょ」
そう言って部屋を出て行くとエドは妙な説得力に力な屈服させられて仕方なく履いた。
白のストッキングも渡されていたからガーターベルトで止めた。
美への執着は並大抵ではないと思った。

「やぁ~ん可愛い!写真撮影の時より色っぽく出来たわ!」

と喜ぶウィンリィを横目に脱力して自分の姿を鏡に映してみたエドがいう。

「俺は男で良かったよ、女はこんな努力しなくちゃいけないんだもんな」
「それが楽しいんじゃないの?それが男には分からないのよね」

メイク道具を仕舞いながらウィンリィが言う。

「へ~そんなもんかね」
「ええ、そんなもんよ、じゃあ行きましょうか?」
「あ、ああ」

赤いミニスカートのドレス、だから歩き難くはないが履いた靴が歩き難い、スカートよりも濃い赤のストラップシューズ、厚底でヒールが高いから違和感を感じていた。
普段よりも視線が高いのが気に入っていたがやはり下着が気に掛かる。
「なぁ、ウィンリィちょっと待てよ」
「ああ、もう、歩く特訓すればよかったわね、エドが嫌がるから。。。」
「は、お前が練習の度に化粧をさせるから嫌だったんだ」

何とか体育館かにたどり着くと異様な熱気に溢れ返っていた。
中・高合同の文化祭と言うのも有るが今回のコンテスト企画が以外にも話題を呼んだ。
学生に加えて父兄や来賓までもがこのコンテストに注目していた。
ロイは舞台袖から館内の様子を見てニンマリとほくそ笑んだ。

「会長、可笑しな笑顔は謹んで下さいね、メイクしてるのですから」

付き添いの女子から声が掛かった。
それを見てリザがクスクス笑った。
エドも袖に辿りついた。
それを見たロイが目を細め「やぁ」と声を掛けるとエドが笑って側にやって来た。
押し倒したい衝動を抑えながら会話をした。

「会長、なんだよそれ」
「君こそ今日は視線が私とそう変わらないな」

気の利いた言葉を告げたいのに皮肉になってしまう自分、エドの顔を見ると膨れていた。

「悪かったな、豆で。。。、ああ、そうだとも俺は豆ですよ」

そっぽを向いて立ち去ろうとした手を捉えて人気の無い物陰へと連れ込んだ。
メイクが落ちるからキスは出来ない。
エドを後ろから抱き寄せその体温を確かめる、久し振りの感覚にしばし酔う。

「ちょ、離せこんなところで。。。」
「し~い、黙って少し君を分けてくれないか?君が足りないんだ」
「ああ、俺もアンタが足りない」

その時だった。

「エドも~どこよ」

エドを探す声がする。

「すまねぇ、行かなくちゃ」
「ああ、仕方が無いな、これではまだ足りんが文化祭が終わったら君を存分に補充したい」
「文化祭後で良いのかよ?」

その言葉に沈黙が流れた。
ロイは口付けたいのを押しとどめ耳元で囁いた。

「誘ってるのかい、ではコンテストが終わったらここで。。。」

耳に息を吹き込んでクスリと笑って背中を指でなで上げ立ち去った。
エドは硬直して熱が醒めるのを待つことにした。
側でウィンリィの声が聞こえたが直ぐに立ち去って行く気配がした。
胸を撫で下ろし舞台袖に戻ると平然としたロイがいた。
恨みがましい瞳で彼を睨んだがそれは効果が無く黙殺された。

「ちょっとエド、どこに行ってたのよ?」
「トイレ、ほらこれ着たらすうすうして」

苦しい言い訳だと思ったが「仕方ないわね」という一言で終わったのが幸いだった。

いよいよ、コンテストが始まった。
上位者の中から学年の若い数字順に舞台へと音楽に合わせて歩いて行く、男装の生徒が女装の生徒をエスコートする形、エドは同じクラスの女子にエスコートされながら歩いた。
何時もとは勝手が違うのかぎこちないが会場からは感嘆の声が沸き上がった。
確かに可愛いかったがライトを浴びると色気が出た。
隣の男装の麗人が霞んで見えるのが可愛そうな気もしたがロイは思った。
自分が隣に並んだのならばもっと目を引く事が出来るはずなのにと。。。軽い嫉妬だった。

「さあ会長、行きましょうか?」

手を取られて歩いて行く、練習したかいがあってスムーズに歩く事が出来た。
スリットから覗く筋肉質の脚と体のラインが綺麗だと誰もが思った。
メイクのお陰か隣のリザのお陰か評判は良かった。
ロイは袖に戻ると自慢げにポーズを決めたが誰もが引いてソッポを向いた。
結局、コンテストはミスター麗人には可愛さと色気が引き立ったエドワードが選ばれミス貴公子には立ち姿の映えたリザ・ホークアイが選ばれた。
当然の結果だと皆が思った。
おしまい。。。
済みません、ここで終わりですがR-18パートが有るんですが。。。読みたいですか?
感想を頂けると幸いです。

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最終更新日  2009年10月23日 01時56分22秒
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