BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年10月30日
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BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

庶幾

車の中は沈黙で満たされ、この空気をどう換えようか言葉を捜していた。
何も見つからない。
沈黙を破ったのは和樹さんだった。

「さっきは済まなかった、あの部屋で君を抱き締めたのは間違いだった、手放すのが惜しいと言ったのは忘れて欲しい、君を戸惑わせる気は無からね」

和樹さんの顔を見たら笑ってた。
僕は思う、あの言葉は事実だろう、和樹さんは自分から身を引いた。
全がしたのと同じだ。
僕はこんなにも大切にされる価値がどこに有るのだろうかと思った、ただの物書きの端っこに居るだけの何も無い人間なのに。。。?

「どうした?」
「いえ、何にも。。。」
「そうかな?顔はそうは言ってない」

こんなにも分かってもらえるなんて和樹さんと付き合ってまだそんなに立っていないはずなのに。。。僕は何も知らない。。。

「そんな顔をされたら放せなくなるじゃないか?」

信号で止まった車内で和樹さんが僕の肩を抱いて来た。
さっきの温もりを思い出し赤面した。

「いいかい、君は愛される価値は十分に有る、自分を余り卑下しない方がいい、私は価値の無いものを好きに成ったりしない」

そう言って額に口づけをくれた。



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最終更新日  2009年10月30日 03時46分35秒
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