BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年11月21日
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BL小説です、興味ない方嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

変遷

全が引越しを決めて引っ越すまで時間はそんなに掛からなかった。
引越し屋さんの小さなトラックにほんの僅かな荷物、僕は玄関でそれを運ぶのを手伝って引越しは終了、ダンボール10箱に小さな衣装ケースだけ、「他の荷物は?」と聞くと後は全部処分したと言って笑う全、物に執着しないのはいい事だけどこれで本当に生活出来るのか疑問だった。

少し手狭に成った僕の部屋だけどこれが幸せの始まりだと思うと浮かれてしまう。

「なんて顔してるんだ?」
「え?」
「え、じゃないよ、目が熔けて落ちるんじゃないかって思った」

全が笑った。

こんな日が来るなんて思いもしなかったあの頃が懐かしい、だけどあの頃にはもう、戻りたく無いって思った。
荷物を仕舞い終えて壁に凭れて座った。

「終わったな」
「うん、終わったね」

なんでもない会話が疲れた体に心地良い。
肩に頭を預けると肩を抱かれた。
これから毎日、顔を合わせることに成るのかと思うと緊張するし、変な僕を発見されて嫌われるんじゃないかって不安も有った。
だけど傍に全がいる。
これだけ良かった。

「ああ、そうだ、あのね、佐伯先生から全快祝いは4日後、先生の家に来て欲しいって」
「甘えて良いのかな?」

「へ~それは凄いな、瀬戸さんや先生には頭が上がらないな、何かお礼をしなくちゃだな?ところであの二人はどうなってるの?」

僕が知っている情報は先生の引越しは年明けだったけど和樹さんが1年位アメリカに行かなくちゃ成らなく成ったから先生も付いていくらしい。
だから砂田さんが「パスポートを」って慌てていたのが面白かった。
彼女も同行する積りだろうか?
絢斗もアメリカに進出、ハリウッドのオーディションを受けるって事だった。

僕はもっと作家として成長したいって思ってる。

「全」
「何?」
「何で佐伯先生の編集まで降りたの?」
「それは会社命令、俺は新人の作家に着くことになったから。。。」

なんだろう、全が珍しく口ごもる。

「この前、言っていたプロット見せて」
「ダメ」
「ケチ」
「全」
「何?」
「キスしてくれたら良いよ」
「キスだけ?」
「な、なに言ってるのこんな昼間から」
「昼だからお前を喰わせてよ」

貪る様なキスをしてベッドに運ばれた。
明るい部屋で服を脱がされ熱い瞳で見詰められた。
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最終更新日  2009年11月21日 05時01分02秒
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