BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年12月14日
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カテゴリ: 君がいるから
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

藤野が絡まれながらも楽しく酒を飲んでいる頃、栢山は取引先の社員と酒を酌み交わし、仕事の話をしていた。
なんとも色気の無い事だと思いながら先程からポケットの中ではマナーモードの携帯が何度も振動している。
しかし、取り出して着信を確認するのが間々ならない、苛立ちながら営業スマイルでやり過ごし、相手が藤野ならばどれだけ楽しいかと想い人の顔を思い浮かべた。
手が止まっているのを気遣ってか向こうの部長が声を掛けた。

「栢山さん、どうされました、飲んでないじゃないですか?」

恐縮しながら注がれるビールを一気に飲み乾して、失礼にならないように席を立ち、行きたくないトイレに向かった。
個室に入り便座の蓋を下ろし座ると携帯を取り出した。
着信履歴は全て倉本、30分おき、10分おき、5分おきと頻繁な着信履歴に思い当たる用件をは一つだと確信、リダイアルをするとワンコールで相手が出た。



一喝の声に携帯を落としそうに成った。

「こっちだって都合が有るんだ」

トイレで有る事を忘れて怒鳴りそうに成るのを抑えて小声で返事をした。

「お前、今、何処だ」
「取引先と飲んでる」
「藤野は?」
「先輩は新入社員の歓迎会だが、それが。。。」

「良いか良く聞け」と念を押し、事の成り行きを話した。
それは以前から倉本が調べると言っていた、藤堂と西本の関係性に付いて、卒業した小学校から大学まで時間の有る時に洗った、一人では手が足りなく、最終的には探偵を雇ったのだという。
自分が何の力に成れなかった事を悔やみ、自信に苛立った。

「栢山、聞いてるか?」

「お前、そこから抜けられそうか?」
「いえ、もうしばらく掛かりそうです」
「だったら今日の歓迎会の場所は分かるよな」
「ああ、会社の近くの茶々ですが」

時計を確認する、そろそろ、二次会にでも向かっている時間ではないかと思いながら店の名前を告げ、上手くこちらを切り上げ、自分もと言って通話を切ると今度は、藤野にダイヤルした。

携帯を閉じると内心は平常心ではいられない、しかし、取引先の気を害しては成らない、引きつる顔を笑顔に変えて席に戻ると心配げな顔がこちらに向けられた。
栢山はこれを利用した。
少し気分が優れないと伝えると接待に向けられた二人は帰るように進め、車を呼んでそれに乗せられた。
一応、感謝の言葉と埋め合わせの言葉を述べて立ち去った。
心の中は焦りで一杯だった。


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最終更新日  2009年12月14日 15時21分35秒
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