BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年12月24日
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カテゴリ: 君がいるから
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。R-18

見せられた写真がハラリと落ちた。
藤野と西本だけの秘密が第三者によって暴かれていく、旅行先、ベッドの上での痴態、自分の過ち、多くの人々を傷つけ、自分も傷ついた。

「ねぇ、藤野さん、貴方は他人が秘密を暴いてくって思っているのでしょ」

その言葉に唇を噛んだ。

「図星だって顔ですね、だけどね、俺は無関係では無いんですよ」

ニヤリと笑って違う写真を見せ付ける。
それはベッドの上で西本に抱かれ微笑む裸の自分、幸せそうな顔が今の藤野を苛み、苦しめる。
その笑顔から目を瞑り逃れる。



心がざわめき、揺れる。
思い出す、西本との日々は楽しく暖かかった。
彼が逮捕されるまでは。。。愛されていると信じていた。
そして独り取り残された自分を助けたのは倉本、愛してくれたのは栢山、逢いたいと願う、そしてこの状況から誰か助けて欲しいと願う。

「貴方は義父を愛していなかった?」
「。。。」

悲しく切ない問い掛けに耳を疑った。

「なんて。。。?」

義父とはどういう意味なのか。
目を開いて藤堂を見た。
思い通りと言った表情の藤堂がゆっくりと手を伸ばして藤野の体に触れながら語り出す。


「や、め、触るな。。。」
「義父には『触って』とか言ったのにねぇ、朔耶さん」

手を離してアルバムをめくる、開かれたページには何時、撮影されたのだろうか、艶を放ち、西本に抱かれる幼い姿が有った。
写真の角度や光の当たり具合から隠しカメラで有る事が見て取れた。

「今度は顔を逸らさないの?目を瞑らないの?衝撃で忘れちゃった?そうそう、義父の話しでしたね」



「義父はね、西本要、俺の伯父だった人なんです」

驚きで体が揺れ、手錠がジャラリと音を立てた。
歳の離れた弟がいると西本が言っていた言葉を思い出した。

「良く近所の人や親戚に言われました、俺は要さんの子供じゃないかってね」

無表情の顔が遠くを見て何かを思い出した様に話を続けた。
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最終更新日  2009年12月24日 04時15分39秒
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