BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年01月31日
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カテゴリ: 道に落ちていた男
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。R-18

廊下に出て歩き始めた。
午前中の暖かい気持ちは消え去り冷えた心が寒さを誘った。

「今、どの辺りだね」
「そろそろ例の場所です」

電話の声に導かれるままに以前も使用したトイレに向かった。
人気の無い資料室、倉庫が並んだ一番奥に位置している、暗くは無いが昼間でも光が届き難いそこに電気を点けて個室の端のに入り込んだ。

「そこは人がいないが声を出し過ぎると誰かが来るかも知れないからな、時々資料を探してる事も有るようだし」

揶揄され、耳元で笑われる。

あの時も彼の出張中、自分の携帯で自慰を撮影しメールに添付して送れというのだ。

「待ってるからね、ちゃんと出来たら、明日、ご褒美をあげよう」

一旦、電話は切られた。
携帯は便利なのだが不要な機能が多過ぎるとこんな時強く思う。
添付ファイルは15秒、それほど長くはメールでは送る事が出来ないのが鴻山に取っては不幸中の幸いだった。
野瀬もそれが分かっていてそれ以上長いムービーを撮ることは強要しなかったが、ムービーカメラを渡され自宅で自慰を最初から最後まで撮影した事が有った。
それは今も彼のコレクションの中に有り、時々、プレーの最中見せられるのが堪らなく恥ずかしいのと、それをネタにされ、身体を開くよう強要されているのは事実だった。
スラックスと下着を脱いで近くのフックにかけ、便座の蓋に座るとヒンヤリとした感覚が尻を伝って来た。
自信に手をのばし自慰を始め、露を零し立ち上がったものが限界を迎えた辺りで携帯を股間に向けて撮影を開始した。
そんなに上手くはいかないが達する瞬間を収めて保存すると身なりを整え、個室から出て手を洗った。
そして添付ファイル付きのメールを送る、文面には卑猥な言葉を添えなければ成らないのが悔しさを増した。

しばらくしてメールの返信が来た。
文面には『よく出来た、明日が楽しみだ』とある。
何が楽しみだと思いながら全てを消し去り、居た堪れない気分のまま、職場へと戻ると仕事を再開した。
誰もだま戻って来てはいない、休憩はまだ終わっていないのだったが、自分を酷使する事によってさっきの出来事を忘れよと勤めながら椎名の顔を思い出し、触れ合いたいと願うのだった。
仕事は残業をする事無く、ほぼ定時で終わった。


「宗次さん」

掛けられた声にハッと振り向くと逢いたいと思った人物が笑顔で立っている。
思わず綻ぶ顔、心が踊った。
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最終更新日  2010年01月31日 17時35分34秒
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