BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年02月06日
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カテゴリ: 道に落ちていた男
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

椎名の唇が首筋へ触れ、手が股間へと伸びた。
しかし、その唇を避け、身体がさけられ伸びた手を払いのけた。

「しよ」
「ごめん、今日は。。。」
「なぜ?」
「出来ないから。。。」

切ない吐き出す声、不振に思いながらもなんとなく察しは付いた。
身体を離しテレビを消した。


「男に抱かれに行くの?」
「。。。」

無言で俯く姿が全てを物語っている。
膝を抱えて座る鴻山、椎名はたちがり背を向けた。

「俺、寝るよ、宗次さんも早く寝な、何か方法考えよ、俺、アンタを守るから」
「椎名。。。俺。。。俺。。。」

鴻山の瞳からパタパタと涙が溢れ出し、椎名が振り向き抱き締めるパジャマのシャツに涙が滲む、頭を撫で背中に手を回した。
『行くな』とは言えなかった、ただ、抱き締めて慰める事しか出来ない無力な自分に腹が立った。

「泣くな、俺がいる」
「椎名」

鴻山の心を椎名が抱き締める。


「だから、な、泣くな」

背中から手を離すと泣く顔を上げさせた。
溢れる涙は止まらない、引き寄せ、口づける。

「涙の味がする、宗次さんの味。。。」

その言葉に鴻山が笑い出した。


「なに言ってるのアンタのあんな味もこんな味も俺は知ってるんだ、今更だ」
「し。。。し。。。椎名。。。」

真っ赤に成る鴻山をもう一度、しっかり抱き締めた、もがく鴻山を放さないように抱き寄せた。

「だから泣くな、俺が何度も消してやる」
「しい。。。椎名。。。」

愛される、この思いを大切にしたいと思った。

「分かる、アンタが戻る場所は俺の腕だからな」

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最終更新日  2010年02月06日 02時10分04秒
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