BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年04月14日
XML
BL小説です。興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はこちらからご 退室お願いします。

歪み

こんなことをして僕たちは愛を確かめていた。
離れていても薄れない想い。
僕はペンを走らせる。
全は新人の作家に付きっ切り、そろそろ向こうが本格的に始動し始めるそうだ。
文章は読んだ、年齢は知らないけど、緻密な設定、繊細な文章だからBL色が薄いかと思えばそうでもない。
なにか自分に無い物を持っている。
内心、穏やかでは無いものを感じるけれど、それはすぐに消えた。

新しい仕事が舞い込み、嫉妬心など抱く時間が無い。
もしも、これが以前のままの僕で有ったのならばきっと内に篭って不安を抱えていただろう、そして、全を困らせていたかもしれない。
そんな思いを打ち消してプロットを書く。
新作に取り掛かっている。
最近、なんだか楽しい、この前までの騒ぎは一時期よりはも減り、静かになって来ている。
例のフリーライターも姿を見ないから諦めたのだろうと思っていているのだけど、安心は出来ない。
それは保身の為じゃない、出版社やその他関係者に迷惑を掛けるから、そして、全を傷つけるのが怖いから。
全は「平気だ」といって僕を守ろうとするだろう。
もしかしたら仕事も辞めてしまう、そんなことはさせられない。

携帯が鳴る。
全だった。


「全」
「いま、何してるの?」
「今は例の先生と打ち合わせ、もうしばらく顔は見れないけど我慢して」
「大丈夫、全。。。
「なに?」


照れくさい、全身熱くなっていくのを実感する。
その時だった、近くで声がした。

『全、電話?』

そんな感じに聞こえた。

「ごめん、仕事だ、先生が呼んでる」
「うん、電話ありがとう、忙しいでしょ、頑張って」
『ねぇ、全、まだぁ』
「ごめん」

そういって切れた電話、全に甘えるような声が耳に残った。
いらだたし

BL小説ブログランキング





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年04月14日 12時17分47秒 コメントを書く
[焦れる僕を満たして欲しい] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: