BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年06月13日
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カテゴリ: 道に落ちていた男
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

隣の椎名の顔を見た。
まさか、と思いながら話を元に戻しながらもう一度、横顔を伺う、どこか似た面差し、そして首の後ろのホクロと年齢、椎名と鴻山は丁度5歳離れている。
共通点が多過ぎる、これは偶然だろうか。

「宿題を遣らなくちゃ成らなかったから結城と福ちゃん、俺で宿題をやってから遊んだ」

結城と福ちゃんはなぜだかセットのようにくっ付いて鴻山の家に訪ねて来た、しかし、福ちゃんは結城よりも、鴻山に良く話し掛けて来た。
なぜだろうとその時は思ったものだったが、従兄弟よりも他人の方が知らない事が多い、それゆえの好奇心だろうと適当にあしらいながら、答えていた。

「福ちゃんってどんな子だった?」
「なんで?」



「へ~そうなんだ、宗次さんに取っての福ちゃんはその程度なんだね」

そういわれても、綺麗で可愛い以外に有るとすれば、物静かだが、好奇心旺盛でどこか寂しげな印象の子供だったというのを覚えている。
性格は椎名とは別物、やはり考え過ぎかと思う。

「じゃぁ、結城さんは?」

親友で有り、性格は明るく、前向き、人には優しいが自身には厳しいだから、福ちゃんに接する姿は兄弟のようだった。
そして鴻山にも優しくて兄弟、いや、それ以上に接してくれた。
今から思えば、親友以上の何かを感じていたのも事実だったが気付かない振りをして来た、それが鴻山の罪だった。

俯き話さなく成ってしまった鴻山を気遣って肩を抱く、椎名に取っては結城の存在は消したくても消さない存在で一番のライバルで有る。
その人を殺したと消さない傷を抱える鴻山、どうすればその傷ごと癒す事が出来るのだろうかと思う。
しかし、傷は消さない、それならばどのように埋めるべきかを考えた。

「葉瑠」



「福ちゃんはお前か?」

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最終更新日  2010年06月13日 22時48分15秒
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