BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年07月07日
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カテゴリ: 道に落ちていた男
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

結局、会社は一週間まるまる休む事にした。
それだけの有休は残っているし、野瀬と顔を合わせなくて済むというのが精神的にも良いと思えたのだが、それは一時的事しのぎでしかない事を承知の上での行動だった。
幸いしたのは火曜にかけた会社への電話で掠れた声から風邪で有ると勘違いされていた事、お陰で次の電話がし易かった事と、野瀬が出張で電話に出なかった事だった。
椎名は見つけたばかりのアルバイトを休むわけにも行かず、唯一、休みの取れた金曜日に二人で約束の墓参りに出かけた。
何年振りかの墓参り、鴻山に取っては2度目と成る。
ここにこれなかった理由は自信の我侭、けして結城の両親から墓参りを拒否されていた訳ではない、彼を殺してしまったという負い目がそうさせていた。
それが椎名によってこうして手を合わせる事が出来るように成れた。

「宗次さん、会話出来た」



「そういうお前は?」

後ろに振り返りながら問いかえると満面の笑みが返されて答えが戻って来た。

「出来たよ、アンタを頂くってね、だから兄ちゃんはあの世から宗次さんを見守って欲しい、俺はこの世で宗次さんを見守るってね」
「葉瑠」

伸ばされた鴻山の手を握り締め、そっと口付ける。
腕を引っ張ると椎名が鴻山の腕の中に納まった。

「ねぇ、アンタはなんて言ったの?」
「随分、ここには来ていなかったからな、それを謝って、一緒に居る人間を拾ったって伝えた」
「あははは、なにそれ、俺はアンタに助けられてここに居るんだけどね拾ったってなに。。。酷いじゃない」
「あんなところに倒れて死体に成られちゃ迷惑だから拾ってやったんだ感謝しろ」


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最終更新日  2010年07月07日 03時33分17秒
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