何年ぶりだろうか
映画館になど足を運んだのは
マイケル・ジャクソンの
「This is it」を観る
左の席にはネクタイを着けたでっかい男
右の席には黒く着飾ったでっかい女
両方の脚の巨大さに圧迫され居心地わるい・・
マイケルはカッコいいのだが
そこまで
付け鼻が外れるんじゃないか・・
と落ち着かない
演出的に採り入れられたのか
それともマイケルの純心なのか・・
きれいな泣いてるような自然賛歌があった
(彼自身が創ったのかな?)
そこにはムーンウォークやロボットは似合わない
歌いながらの
得意技を全部すてた素のようなうごきがそれなりにほほえましかった
この映画
世界同時上映一週間でとんでもない儲け方をしてしまったらしい
それもこれも
もう永遠にやってこない最後のコンサートを
あの世から中継してくれたようなものだったからだろう
(作品としてはピカ一ってわけじゃない)
付け鼻は落ちなかったが
マイケルはもういない
しっとりと濡れた道を歩いて帰った
写真は以下:
"West Japan Story" 2010/01/21
アムスの「WONDERLAND」 2009/09/28
"WIEK":廃墟の夏の夜 2009/07/13