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恐竜境に果てぬ第1章第2節その1


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恐竜境に果てぬ第1章第2節その3


恐竜境に果てぬ第1章第3節その1


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2024.12.07
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カテゴリ: 怪談
『三上丈晴(ムー)氏発、小池壮彦(作家)氏行き』

私自身も、幼い頃から怪談にひとかたならぬ興味を持ち、夏ごとに映画館にかかる怪談映画をよく見たものだが、既に70を過ぎた年配になると、こう申しては関係者の人々に失礼かも知れないが、You Tubeでたびたび語られるいわゆる怪談師のかたがたの実話談と称する話には飽いて来た。

身もふたもないことを言い募らねばならないが、実話と称して「これは〇年前に知人から聞いた話で・・・」などと始められても、幽霊譚を手をかえ品をかえて聞かされているようなもので、ぜひ最後まで聞かせてもらおうとの気持ちは起きない。たとえるなら、昔茶化すように歌われた「きょうもコロッケ、あすもコロッケ、これじゃ年がら年じゅうコロッケ、コロッケ・・・」を連想する。

似たようなことを雑誌「ムー」編集長の三上丈晴(みかみ・たけはる)氏も言っておられた。
なお、私は地上波のテレビをほとんど見なくなって久しい。静岡第一テレビは毎週金曜日に、めぼしい内外の映画を放映してくれるので、うっかりすると予約録画を逃すこともあるが、ニュース報道はNHKに限らず、1970年代には既に偏向報道を垂れ流していたので、左傾思想へと洗脳されると憂慮し、見ないことに決めている。改めて書くが私は根本「保守」である。「人それぞれ考えがある」なぞとわかったふうなことを言う奴は男女問わず信用しないし嫌いだ。

例えば「坂の上の雲」も司馬遼太郎が初めドラマ化をしぶっていて、確か死後遺族が許可したと仄聞した。司馬遼太郎は偏向作家なのだと断ずる。明治までは良かったが昭和のわが帝国はいけないとの偏った思想の持ち主で、根本的に好きになれない。所詮、元新聞屋だ。
さらに東宝映画「日本のいちばん長い日」と同名のノンフィクションを著わした半藤一利(はんどう・かずとし)氏による作品だが大宅壮一(おおや・そういち)編と、面妖な扱いである。

ま、細かいことに言い及ぶとややこしくなるので、これで措(お)くが、ある時のNHKの番組で半藤氏が「明治までは良かった。坂の上に雲があった。しかし昭和の軍隊や帝国陸海軍はいけなかった」と結ぶように言って、共演のアナウンサーの同意を得ていたので、私は直感として「こやつ、左だ」とピンと来た。

また、1980年代のNHKのドキュメンタリーだったか、山本肇(やまもと・はじめ)氏が司会を演ずるような番組があり、ここでもNHKは明らかな捏造を行なっている。同番組がネットで見られるような今、この箇所がどうなったかは知らないが、私が見た当時は日本軍機を鹵獲(ろかく)した米軍が、その性能に驚いて軍備推進に懸命になったあげく、VT信管という画期的高性能信管を開発してミッドウェー海戦で高角砲に活躍せしめ、番組中出演してインタビューに答えた元日本軍将兵が「直撃を食らわなくても至近弾で我が機は被害を受けました」とおっしゃっていたが、これは今や知る人ぞ知る間違いで、この近接信管はミッドウェーには間に合っていない。間違いというよりでっち上げだ。












残念ながら出演者の一人が著作権を侵害したとの訴えにより、2023年を以て突如終了したが、まもなく『シン・オカルト倶楽部』として新たに復活、今日に至って、ますます楽しめる内容になっている。
本番組のけん引役として活躍するのは、「超ムーの世界」時代から同じくであるが、月刊誌「ムー」編集長の三上丈晴氏である。さらに永く著作者としても活躍する重鎮・並木伸一郎(なみき・しんいちろう)氏もUFO、UMA(未確認動物)などの最新情報を、たいてい動画などで見せて下さるので、見ごたえは充分だ。2024年になった今、それまで準会員の一人だった魔女占い師の叶ここさんが正規会員として加わって、元「トカナ」編集長のこれまた情報通の角由紀子(すみ・ゆきこ)さんと共に言わば紅二点にふさわしい女性二人が花を添え、番組を盛り上げている。




もちろん、「超ムーの世界」当時から番組の司会、MCを務められていた島田秀平(しまだ・しゅうへい)氏の印象の良さも忘れざるべき大事な要素だ。歯切れの良いしかもやや早口な語り方は、現代人にも受け入れやすいと思うし、何より物腰の低さが「芸人」としての分際を心得すぎている好男子と映るし、ユーモア・センスも抜群だ。ご自身、手相占い・怪談語りでも有名で、You Tubeチャンネルも続けて活躍している。
島田氏の今後の長い活躍をも祈らずにはいられない。

三上丈晴氏の話に戻る。三上氏の教養と慧眼(けいがん)は、世界情勢への思想的立場、とらえ方にあらわれている。オカルト番組の中で、彼ひとり軍事・外交に言い及んで、違和感がない。アメリカ合衆国は、『D-デイ』と称して、同国戦争歴史上の重要記念日を定めており、その最重要記念日として6月6日を定めている。これは第二次世界大戦において、米国を中心とする連合国軍がフランスのノルマンディーに上陸戦闘に勝利した日である。

エンタメ~テレの「超ムーの世界R」第174回放映の中で、三上氏はロシア大統領プーチンに言い及び、2014年各国首脳が一堂に会した『D-デイ記念式典』の最後にスクリーンに映し出された日本への原爆投下映像を見て、皆々拍手かっさいし、当時のオバマ米大統領も莞爾(かんじ)として拍手した様子を語った。
だがこのとき、ロシア大統領プーチンだけは胸に十字を切って瞑目したと説明してくれた。

ロシアは共産主義国であり、プーチンもコミュニズム信奉者かと思いきやそうではなく、ロシアが表向きロシア正教を公にしているいっぽうで、プーチンはギリシア正教の信者であり、別称「古儀式派」であるとていねいに説明してくれた。
本番組は安っぽいオカルトものではない。
エンタメ~テレときいて、パチンコ、麻雀、下劣ネタばかりと思うのは勝手だが、三上氏が出演するオカルト番組は異彩を放っている。さらに蛇足かも知れないが、「超ムーの世界」放映中、三上氏は元・陸軍参謀として異才を発揮した石原莞爾(いしわら・かんじ)氏の名前が出ると、コメントの中で「石原莞爾先生」と呼び、終始「―先生」と敬称を忘れずに語ったのも印象に残っている。
さらに三上氏は、「シン・オカルト倶楽部」の中で、角由紀子さんが新潟怪談と称して知人の体験として語った事故物件テーマの怪談に関して、例の如く番組主宰の島田秀平氏から問われたのに答えてズバリ「(行方不明の人は)畳の下にいるんじゃないの」とひとこと述べて、角さんや島田氏をアッと言わせて怪異談のインパクトを高めていた。





ここでようやく今回結論的テーマの小池壮彦氏の話につづり及ぶことが出来そうだ。
私は小池壮彦氏の著書「怪奇事件はなぜ起こるのか」を偶然書店でみつけて、購入して読むことが出来たが、この手の怪異談ものの本は、多く、期待はずれで、つまりは複数の怪談を実話と称して、羅列してまとめたものばかりだ。
ところが小池氏の著作はかなり異なっていて、どう表現すれば良いのか、「〇県で実際に起きた不思議な話です」の類いではなく、大手メディアの情報操作・捏造などに言及して見事だった。小池氏はまえがきで「インターネットで流れるニュースを見ていると、テレビが何を伝えないかがよくわかる」とまず書き出して、否応なく興味を引く。
前書きだけで本書のありふれてはいない論述の魅力を想像出来そうなほどである。たとえばこんなふうな箇所もある。
以下抜き書き。

それは宿命だったのだ。私も彼らの二の舞を演じるだろう。
・・・・・中略・・・・・
つまるところ、隠された事実とは、日本国の本当の姿のことだ。日本国とは何か。天皇のおわす神の国である。森羅万象に八百万(やおよろず)の神々の宿る麗しきまほろばである。(myoldhome註/まほろばとは、すぐれたよい国、麗しい国の意)
なぜか政治家がヤクザより格下の国であり、なぜかわざとらしい事件の起きる国であり、なぜか本当のことをいうと幸せになれない国である。いったい何がどうなるとこういう魅力的な国になるのか。そのヒントを探してみたい。★

三上丈晴氏に始まって小池壮彦氏につづり終えたこの話、実は私個人としては続きがある。
今年は11月ごろから運転免許証更新にストレスが強く、実際に視力検査では、一旦目を休めるよう指示され、「もはや更新は出来ないかも知れない」とまで落ち込んで、だがなぜかギリギリと言われつつも、ようやく更新なった。警察署へ出かける前に、更新出来たら、自分へのごほうびにスーパーでお弁当を買って帰ろう、そしてホッと一段落(いちだんらく)したうれしさを味わおうと思っていたが、ギリギリ合格ののち、胃が具合悪くなって、弁当を買って帰宅しても、スッキリ空腹を覚えられなかった。

それですぐには弁当を食べず、パソコンに向かって免許更新のブログ下書きなどを書いて、空腹感の訪れを待った。これが11月25日月曜日のこと。

こんな具合に元々のパニック障害があらわれるのだから、情けないがどうしようもない。何時間も自宅で過ごすうち、ようやく何んとか食べられはしたものの、胃の調子は完全には復調せず、11月29日金曜日になってようやく従前の感じに回復した。
ここで一計案じて、ごほうびを通販でいろいろ購入しようと決めた。まず前からかわいらしさが気に入っていたナマケモノのぬいぐるみ、次に近所の家電店に年一回くらいでプレゼントしている猫の大きなぬいぐるみを買った。
そして、今度は急変、小池壮彦氏の「四谷怪談 祟りの正体」を購入。

なお、無断で申し訳ないながら、本書へのレビューの文章・内容レベル共にとても高くて、購入者のかたがたのレビューを本文のみ抜粋させていただく。無論名前などは省いてある。

以下抜粋。
★お岩さんがなぜ祟るのか。京極某や田宮神社の説明など、これまでわかったようなわからないような説明を読まされてきた怪談ファンの胸をすく、決定的な論考。徹底した史料考証を加え、桶川ストーカー殺人などの現代の事例までを俎上に乗せながら、お岩の祟りを解読していく手際に「やられる」思いがした。これが小説のように一気に展開するのだから、たまらん。読まずに死ねるか。★

★読売新聞の書評でも述べられていたが、四谷怪談がこのような角度から論じられたことは、いままでになかったであろう。お岩の祟りとは何か。考えてみれば、そこを問わなければ四谷怪談へは参入できない。この本はそれをやり、複雑な事実の糸を解きほぐすプロセスを読者に突きつける。思わぬ視点から著者は切り込んでくる。読者はそれを受けとめる。そのたびに時間を忘れる。ノンフィクションの醍醐味である。世に怪談を愛好する人は多いと思うし、その分野の小説や評論を目にする機会も少なくないが、堪能したと言えるのは近年ではこの本を置いてほかになかった。★





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最終更新日  2024.12.07 22:02:58コメント(0) | コメントを書く


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