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2010.01.09
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   1月4日-1月9日


 *(訳者注:外国企業で働く労働者は、健康保険、老齢年金、失業保険などの社会保険料を払っている。しかし実際は、労働者にとって保険の恩恵は何も無い。政府は今年から、保険料を払っている労働者には本当に失業保険を払うと言う。しかしホーチミン市の場合、保険の対象となる労働者が130万人おり、失業保険の支払い請求は1日に1千件を越えると予想される。同市には、そんな大量の事務作業を行う体制が無い。結局は今まで通り、保険料を払っても失業保険は貰えないと思った方が良い。)

 *全国の電柱は電力公社の所有で、電話公社は使用料を払って電柱を使っている。電力公社は、去年の7月に電柱の使用料を大幅に値上げした。有線テレビなどの企業は値上げを受け入れたが、電話公社は値上げを拒否し、二つの巨大公社の間で大きな紛争が起きている。(訳者注:ベトナムの政府は、現実の問題を解決する能力は全然ない。ただ困った、困ったと言うだけで何もできない。)

 *去年は輸出が大幅に減少したが、衣類の輸出は僅かながら増加して91億ドルとなり、ベトナム最大の輸出品目であった。アメリカ向けは5%の減少、EU向けは3.5%の減少だったが、日本向けが15%も増えた上、韓国、インド、ASEAN向けも増加した。

 *共産党中央委員会は、ホーチミン思想を学習するキャンペーンの成果を検討する会議を開いた。ノンドクマン書記長は、この3年間に渡る運動は社会の発展に大きな貢献をし、十分な成功を収めたと報告した。しかし同時に、一部の共産党員と無知な一般大衆はこの思想を良く理解せず、金権主義に溺れて奢侈な生活をしていると批判した。そして毎日の生活の中で、ホーチミン思想を更に学ぶ必要があると語った。

 *グエンタンズン首相は、2012年までに2番目の通信衛星を所有する計画を承認した。地上の受信設備などを含め、3億ドル以上の投資が必要になる。(訳者注:2008年4月にフランスに打ち上げてもらった最初の通信衛星は、『世界で93番目に通信衛星を所有する国』になると言う名誉を求めたもので、実用にはほど遠かった。しかし次の通信衛星は、本当の実用に使うための衛星である。)

 *(訳者注:ベトナムは手抜き工事が多いから、新築の建物でも直ぐに欠陥が現れる。雨漏りがしたり壁にひびが入ったり、更には隣の建物が影響を受けて傾いたり倒壊したりする場合もある。当然建物の所有者と建築会社の間で紛争となるが、裁判所が機能しないベトナムでは解決の方法が無い。ホーチミン市の建設協会は、建築会社が保険に加入するのを義務付ける案を政府に提案した。当然建築費用は高くなるが、建物の欠陥を保険でカバーすれば、頻発する紛争を減らす事ができると報告した。)

 *ハノイ市は、市内の新しい公定地価を発表した。前の地価と比べ、平均40%の上昇である。最も高い地価は、平米当たり4400ドルである。(訳者注:この価格は政府が土地を収用する場合の参考価格で、庶民が売買する地価は公定地価よりずっと高い。)



 *Binh Phuoc省は、南政府からの解放35周年の記念式典を開いた。グエンミンチェット大統領も式典に出席し、同省に国家の第一等労働勲章を授与した。地元の人民委員会議長は、同省は去年10%の経済成長を遂げ、住民の年収は9百ドルに達し、生活は大幅に改善したと報告した。
 *次の日にチェット大統領は、地元の共産党員と政治や経済について話し合った。人民委員会議長の報告とは全く異なり、住民の15%はまだ電気が無く、カンボジアとの交易を増やしたくてもトラックの通れる道路が無いなど、様々な不満をぶちまけた。チェット大統領は現地の悲惨な現実を認識し、中央政府はこの省への援助を増やすと約束した。

 *グエンタンズン首相は閣僚と会議を開き、今年の計画を話し合った。経済を安定させるにはインフレと貿易赤字の抑制が特に重要だと述べ、閣僚に最善を尽くすよう指示した。また地方の人民委員会には、共産党の指示に基づいて全力で任務を果たすよう指示した。会議では、去年の経済成長は5.32%、物価上昇は6.88%だったとの報告があった。

 *北部の紅河は、今までに例がないほど水位が下がっている。水不足により、冬春作米は大きな影響を受けると予想される。南部のメコンデルタでは、メコン川の水位低下と海面の上昇で海水が農地に逆流し、農作物に大きな被害が出ている。

 *ホーチミン市の公安は、市内で一斉に海賊版のCDやビデオの取り締まりを行い、製造業者や販売業者が保管していた数十万枚の海賊版を押収した。(訳者注:ベトナムでは何も彼もが海賊版やコピーや偽造品。知的所有権など全然考慮されない。)

 *去年ベトナムを訪れた外国人観光客は380万人で、前年の11.5%減である。

 *去年起きた大規模な労働争議は216件で、前年と比べ70%も減少した。

 *モンゴル人民革命党の書記長が大勢の随行員と共にベトナムを訪れ、ベトナム共産党の指導者と両国の関係強化について話し合った。ノンドクマン書記長もモンゴルの来賓と会談し、両国の友好を深めた。

 *グエンタンズン首相と閣僚の会議は、一昨日に続いて昨日も行われ、政治や経済など様々な問題を話し合った。会議の後でグエンタンズン首相は、国営企業の労働者を含む国民全体に、国家の発展のために全力を尽くすよう指示を出した。(訳者注:政治や経済は、指示を出すだけで良くなるほど簡単なものではない。)

 *(訳者注:政府は今年の1月から正式な失業保険制度を発足させ、全ての労働者から失業保険料を徴収し、資格の有る労働者には失業保険金を支払う計画だった。外国企業で働く労働者は、前から失業保険料を掛けているので受給資格が有る。彼等は一斉に失業保険を担当する役所に押しかけたが、役所は手続きを受け付ける準備をしておらず、役人は手続きの受け付け方法を知らなかった。窓口で大きな混乱があり、失業保険金の支払は不可能だと分かった。政府は「経済が悪化する中で労働者から保険料を徴収するのは良くない」と口実を付け、失業保険制度の実施を延期すると発表した。)

 *今年の1月1日から法律により、公共の場所は禁煙となった。しかし普通の国民はそんな法律は全然知らないし、知っていても守る気はない。特に困るのは病院の中だが、待合室はタバコの煙が充満している。



*北部のLang Son省で、鶏やアヒルの密輸入を取材していた新聞記者が、地元の男達から暴行を受けて負傷した。数十人の村人が暴行の現場に居たが、ただ見ていただけだった。また中部のHa Tinh省でも、土地の違法な使用について取材していた2人の新聞記者が、何者かに襲われて負傷した。ベトナム報道協会は政府に、報道関係者の安全を守って欲しいと要請した。






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Last updated  2010.01.09 13:17:49


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