とぶわにといっしょにかんこくとあそぼ！

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第4話　不完全ですが・・・

2005.08.02

夏休みに入って、小学校の図書室を開放する、とあったので息子と行ってきた。

”涼しいですからご父兄の皆様もご利用ください”

とプリントに書いてあったので、私としてはここで午前中は勉強をしたり本を読むのもいいかもと思っていたのだ。

しかし、図書室に入って見ると、女の子が二人本を読んでいるだけで、先生もいない。
しかも机の上には「夏休みの間は貸し出しできません」と書いてあったし、期待していたエアコンは入っていなくて、全然涼しくなんかなかった！

それでも折角来たから利用しようと息子と本選びにかかる。

新設校だからか蔵書数が絶対的に少ない。私の通っていた小学校とはえらい違いで、なんかがっかりさせられた。

でも午前中は長男とここに来ようと心に決めた。

私は長男は本が好きだと思っていた。

感想文のために読まなければならない時も、要領で読んでいて、頭には入っていないらしい。
明らかに読書のおもしろさを感じていないようだった。

これじゃあだめな理由はいろいろある。

先ず母親なら誰でもそう思うだろうが、本好きな子供に育てたい。
私もそうであったように読書から得るものは多いし、人生を変えることもあるからだ。

そして深刻な問題がある。
韓国ではこれからの入試制度は論述中心になっていく。
論文を書くのもテクニックだろうが、それにはいかに読書をこなしてきたか、と言うことに決定付けられる。

未だ、否どんどん激しくなる学力主義の韓国では、生まれた時から競争が始まっていると言っても過言ではない。

のほほんと育ってきた私は、本ものびのびとした環境で自然に好きになっていた。
小さな頃から図書館に通い、時間があれば本を読み、通学電車の中で単行本を読み、友人を待ちながら本を読み、書店で時間をつぶし、好きな作家の新刊を指折り数えて待ったり・・・

・・・この子論述書けるかしら・・・？？？
感想文（って言っても１年だから○○が面白かったって程度だけど）もこの程度だし・・・
考えてみると１冊を読破するという集中力も足りないような気がする。
ヤバイ！ヤバイかも・・・！！

しかしこういう焦る気持ちの反面、

だから母は一緒に図書室に通って本に親しませようと思っている。

エアコンがきいてないのと、蔵書が少ないのが気に入らないが、家よりはマシかもしれない。
嫌がらなければいいのだけれど・・・

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