2004.09.28
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カテゴリ: 音楽のある日
ヴェネチア滞在中に、オペラを2つ見ました。どちらもヴェネチアに縁のある作品です。

片方はフェニーチェ劇場での初演が大失敗だったことでも有名な「椿姫」。これはサン・ジョバンニ・エヴァンゲリスタのスクオラでチェンバー・オペラ形式で行われた公演。(下は開演前の会場内の写真)
040928_Opera1

もうひとつはチマローザの「秘密の結婚」。こちらはフェニーチェ劇場の正式公演です。チマローザが活躍したのはフェニーチェ劇場が建設される前の時代ですが、ヴェネチアで活躍し、ここで亡くなった作曲家ですから、ヴェネチアのどこかで初演された作品だと思います。(下は終演後の会場の外の写真)
040928_Opera2

ヴェネチアの音楽活動は、それなりに水準が高いものと、観光客相手の気の抜けたものの玉石混淆状態なので、「椿姫」はどうかなあと心配しつつ、でもまあ入場料30ユーロ(約4千円)なら失敗しても諦められるからいいやと思って出かけました。「椿姫」のようなグランド・オペラを小さな会場でやっちゃおうというだけでも、他の場所では考えられないような大胆な企画だし、その背景には、見る価値のある美術品がごろごろしている贅沢な空間を会場に使えるヴェネチアの事情があるわけですからね。結果としては(特にヴィオレッタが)誉められる出来ではなかったのですが、まあ「椿姫」というオペラが、観光客向けにちょっとという程度で上演出来るほど簡単な作品ではないなということはよくわかりました。

ちなみに同じチェンバー・オペラでも、昨年カ・レッツォニコのボール・ルームで見た「愛の妙薬」は素晴らしい出来で、わずか200人程度の観客を相手にやるなんて勿体ないなあと思ったほど。そのコーラスに加わっていた日本人歌手(ダイスケ・サカキと名前が出ていました)が歌でも演技でも時々主役連中を凌ぐ程の存在感を見せてたのも印象的でした。

一方の「秘密の結婚」は、やっぱり口直しに「まともな声の」オペラが聴きたいと思って翌日のマチネで出かけたもの。95ユーロの席を買いましたが、やっぱりフェニーチェ劇場のプロダクションだけあって、知らない作品だったけど安心して聴いていられましたね。ところで96年の火災で焼失したフェニーチェ劇場は再建され、コンサートは幾つか開催されましたが、オペラは観客の目に見えない部分の設備が大事なので、まだ舞台裏の工事は進行中。で、今年の11月からのシーズンで幕開けとなるので、今回の会場はまだマリブロン劇場でした。





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Last updated  2005.06.23 11:31:35
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