カスティール・アミスの雑記帳

カスティール・アミスの雑記帳

PR

×

Archives

2026年10月
2026年09月
2026年08月
2026年07月
2026年06月

Category

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

カスティール・アミス

カスティール・アミス

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

ぷっちょ@ Re:京大文理共通2009年 整数問題(ルジャンドルの定理その2)(01/31) ルジャンドルの定理を使う解法、参考にな…
通りすがり@ Re:化学熱力学:状態量について。内部エネルギーは状態量か?(02/14) 「qもまた状態量なのです」???
とある経済学部生@ Re:2009 一橋大学 整数問題 ハーディー・ラマヌジャンのタクシー数(11/08) (7)より、p>qは自明であり、(7)を満たさ…
細かい事ですが@ Re:慶應大学医学部 1993年 解と係数の関係と極限(01/31) f(-1)=8*(-1)^3-6*(-1)+1 =(-8)+6+1 …

Freepage List

2014年11月08日
XML
テーマ: 数学(327)
カテゴリ: 高校数学
2以上の整数m,nはm^3+1^3=n^3+10^3を満たす。m,nを求めよ。

コメント:この問題の背景になっているのが、ハーディ・ラマヌジャンのタクシー数です。
ラマヌジャンの逸話の一つでして、それをGoogleで検索すると
答えが解ってしまうのですが、どうやって解くべきか考えてみましょう。

(解法)
m^3+1^3=n^3+10^3
⇔m^3-n^3 = 10^3-1^3
⇔(m-n)(m^2+mn+n^2) = (10-1)(10^2+10*1+1^2) = 9*111
⇔(m-n)(m^2+mn+n^2) = 3^3*37…(1)


m-n=p …(2)
m^2+mn+n^2=q…(3)
(2)×(2)より、
(m-n)^2=m^2-2mn+n^2=p^2⇔m^2+n^2=p^2+2mn…(4)
(4)を(3)に代入すると、下記の式が成り立つ。
mn=(q-p^2)/3…(5)
(5)よりmnは整数となることから、
任意の整数をkとして下記の(6)式を満たすkが存在する。
q-p^2=3k…(6)
また、mn≧4より下記の不等式が成り立つ。
q-p^2≧12⇔q≧12+p^2…(7)

p>0、q>0…(8)
が明らかに成り立っている。

条件(6)~(8)を用いて解を探索する。
単純に方程式(1)と条件(8)を満たすp,qの組み合わせは下記八つである。
(p,q)=(37,27),(37*3,9),(37*9,3),(37*27,1),


(7)より、p>qは自明であり、(7)を満たさないものを省くと、下記の4つが解となりえる。
(p,q)=(1,27*37),(3,9*37),(9,3*37),(27,37)

このうち、(p,q)の両方が3の倍数でなければ、条件(6)を満たさないので、
解の組み合わせとして、下記二つが妥当だと考えられる。
(p,q)=(3,9*37),(9,3*37)…(9)

以下二つの解の場合を考える。

(A)(p,q)=(3,9*37)のとき、m-n=3, m^2+n^2+mn = 999 より

(n+3)^2+n^2+n(n+3) = 333
3n^2+9n+9=999
n^2+3n+3 = 111
n(n+3) = 108
n^2+3n-12*9 = 0
(n-9)(n+12)= 0
n≧2より、n=9,m=12

(B)(p,q)=(9,3*37)のとき、m-n=9,m^2+n^2+mn = 111より、
(n+9)^2+n^2+n(n+9) = 111
3n^2+27n+81 = 111
n^2+9n+27 = 37
n^2+9n-10 = 0
(n+10)(n-1)=0
n≧2より、解は存在しない。

(A),(B)よりn=9,m=12が解となる。

解き方としては基本的な倍数の問題であり、さほど難しくはないでしょう。

さて、この問題は解くことよりも背景が面白い。

実は、12^3+1^3=9^3+10^3=1729であり、この1729のことをハーディ・ラマヌジャンのタクシー数という。

ラマヌジャンとはインドの生んだ天才数学者であり,イギリスに来て1918年2月ごろ療養所に入っていた.見舞いに来たハーディは「乗ってきたタクシーのナンバーは1729だった.さして特徴のない,つまらない数字だったよ.」と言った.これを聞いたラマヌジャンは、すぐさま次のように言った.「そんなことはありません.とても興味深い数字です.それは2つの立方数の和で2通りに表せる最小の数なのです.」

すなわち、1729が「A=B^3+C^3=D^3+E^3」という形で表すことのできる最小の数であることを、ラマヌジャンは即座に指摘したのである。

これは、ラマヌジャンの天才ぶりを表すエピソードの一つであるが、数学に詳しい人はニヤニヤしてこの問題を解いたのではないかと推察するよ。まさか、これが入試になるとは…






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014年11月10日 00時45分19秒
コメント(1) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:2009 一橋大学 整数問題 ハーディー・ラマヌジャンのタクシー数(11/08)  
とある経済学部生 さん


のところ、p>qではなく、p<qではないでしょうか?
違ったらすいません! (2019年02月21日 20時20分03秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: