ワインを飲むと眠くなる

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2025年04月30日
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カテゴリ: ワインいろいろ

長くワインを飲んでいる人ほど「ぼやく」ことが増えてしまうのは、なかなか想定外のことが起きないからかもしれません。今月は珍しく高価なワインを飲みましたが、予想通り、ミュジニィよりルソー村名のほうが、いま飲んで美味しかったです。


Beaujolais Nouveau 2024/Ch.Cambon
・価格=3,000-3,500
・個人的評価=87/100
・リピート=無し?
本日から新年度。飲みそびれていた昨年のヌーヴォーを、新?ということで。美味しいと評判だったそうですが、抜栓のタイミングか、MCのいちごキャンディー味で、典型的なヌーヴォー。昨年、ラピエールのモルゴンをひさびさに飲んで、その実力を再認識したのですが、このヌーヴォーは別枠でした。ちょっと前にクリュ・ボージョレをあれこれ集中的に飲みましたが、それらとも味筋はまったく違います。寝かせてしまった新酒というハンデがあるにせよ、ガメイの良さが出ていない印象。


Alvarinho 2014/Conseito
・価格=3,000-3,500
・個人的評価=87/100
・リピート=無し
このワインのコンセプトを詳しく知らないのですが、意図的なのかそうでないのか、茶褐色系の色調で酸化熟成。ヒネ香がないシェリー的な味わい。この品種の溌剌とした感じはないのですが、中華に合いそうな味わい。国際的な評価が高いらしいポルトガルのこの造り手の赤と泡も飲みましたが、ドライでタイトな味わいというのが一貫しています。


筍を​ 食べに ​行って、泡とロゼを持ち込み。赤も飲みたかったのですが、泡と白しか飲まない人、ビオしか飲まない人などもいて。筍に赤ぶどうを合わせてみたくて、この2本。

Gersande Lfevre
・価格=6,000-7,000
・個人的評価=88+/100
・リピート=あり
赤系果実をしっかり感じました。エクストラブリュットですが、新世代ほどテンションが高くなく、口中で丸みを帯びた味わいになります。軽くタンニンも感じられます。食中酒として、1本で通せそうでした。

VdF Vincul Rose 2022/Pierre Olivier Bonhomme
・価格=2,500-3,000
・個人的評価=87/100
・リピート=あり
2回目。ロワールのビオロゼらしく、酸がきれいに伸び、
カベルネ系なのですが、 クランベリー系の赤系果実が和食との相性も申し分なく、たけのこやぐじの照り焼きによく合いました。良きロゼ!


J.Pierron Leglise Brut Blanc de Blancs GC NV
・価格=5,000-5,500
・個人的評価=87/100
・リピート=無し
外房のイタリアンに持ち込み。最近、ワイン会で友人が持参する泡が、いま人気の新進系で、ほぼノンドぜなので、普通のブリュットが甘く感じます。黒ぶどうが入っている場合はそうでもないのですが、ブラン・ド・ブランのブリュットは、いわゆる高級有名銘柄レベルの香ばしさがないと、 個人的好みとしていまひとつに感じてしまします。この泡も、決して美味しくないわけではいのですが……。その昔、甘口が標準だったシャンパーニュ。いまはエクストラブリュットくらいが標準なのかもしれませんね。


Bourgogne Alogote 2012/Dom.de Chassorney
・価格=3,000-3,500
・個人的評価=90+/100
・リピート=できない
ネットをやっていないワイン屋で10年寝ていたシャソルネのアリゴテ。盛大な滓。上質なシャブリのような酸とたっぷりのうま味成分。レモンタルト、さんざし、軽いミラベル。飲んでいて次の一杯が欲しくなる味わいで、気が付くと飲み干していました。昔、ヴィレーヌの10年以上熟成した旨いブーズロンを何本か飲みましたが、それを超えた美味でした!




Bad Boy 2006/Jean-Luc Thunevin
・価格=2,500-3,000
・個人的評価=87+/100
・リピート=無し
最近購入しましたが、バックヴィンテージなのにこなれた値段。ご存じ、ヴァランドローのオーナーが造るリーズナブルボルドー。期待せずに開けましたが、香りはまさにボルドーの熟成香。森の下草、レザー、軽い鉛とトリュフ。柔らかい黒系果実は、香りの比して控えめなボリュームでシンプル。美味しい古酒でしたが、小さい世界でした。


Chateauneuf du Pape Rouge Confidence Vignerogne 2017/Dom.de Panisse
・価格=2,500-3,000
・個人的評価=89+/100
・リピート=あり
今はクロ・デュ・カイユに買収されて無くなってしまったそうです。
頗る旨いヌフ。ほどよい黒胡椒、クローブ、ガリーグ感。スパイスをまぶして軽く煮詰めた赤系果実。ハヤシライスをつくろうとして、買い置きのハーフのチリカベがないことに気付き、グラス1杯強を使い、残りを飲んだのですが、濃度控えめで軽やか。バーゲンで3,000円以下で購入したヌフですが、個人的には倍の値段でもアリでした。この上のキュヴェも同時に買ったので、しばらくしたら飲んでみようと思います。


年1回、シェフにワインお任せの会。


Pouligny Montrachet 1er Cru Truffieres 2010/J.M.Boillet
・価格=45,000-50,000(店価格)
・個人的評価=91/100
・リピート=無し
2010らしく、タイトに始まり、香ばしさが出て解けたのが食事の最後のあたり。この村らしい端正さが味えました!


Gevrey-Chambertin 2012/Dom.Armand Rousseau
・価格=130,000-135,000(店価格)
・個人的評価=90++/100
・リピート=したい!
村名ワインの理想形! ひたすら赤い果実がほどよい甘さの余韻を伴っています。香りも小さな赤い実のの集合体。タンニンはこの格なりの粗さがあるのですが、大きいワインではなく要素もシンプルなので、気になりません。酸と果実味のバランスが絶妙! 値段とまったく見合わないのですが、ひたすら旨い。こういうのが5,000円で買えていた、あの頃に戻りたい!


Musigny GC 1999/Dom.Vogue
・価格=195,000-200,000(店価格)
・個人的評価=93-/100
・リピート=無し
緻密な液体。黒味を帯びた果実味と頗る質感の高いタンニン。開けたてはグラーヴのオーブリアン系のような香りで、飲み頃は10年先でもまだかもしれません。ポテンシャル飲みで、ゆっくりゆっくり解けてはいきますが、全貌を表す前に終了。

一昨年あたりに飲んだヴォギエの村名2004年は、今回のルソーのような、複雑ではないが理想のピノの味わいでした。好ましい料理が、皿の中の要素が多すぎないものになってきているのと同様、自分はもはやブルゴーニュは村名で充分、の年齢と境地になってしまいました。

と思ったのですが、昔から記憶に残っている美味しいワインは村名クラスが圧倒的に多い……。これは年齢ではなく、自分のワインに対する器の大きさですね。


何回か持ち込みで利用させてもらっている​ 渋谷のビストロ ​。店のワインはオールナチュラル系ということで、自然派しか飲まなくなったという友人夫妻とビオに目覚めたという知り合いと4人で、店のワインを飲みに。セレクトは通にお任せで、白1本、赤2本。


Saveur 2022&2023/Chrisitian Binner
・価格=7,000-7,500(店価格)
・個人的評価=90/100
・リピート=あり
自分でもよく飲むビネール。ピノ・ブラン、オーセロワ、ビノ・グリ、ゲヴェルツの混醸。いわゆるエーデルツヴィッカーですね。メロンや梨にライチ。率は少なそうですが、ゲヴェルツを入れたことによよる芳香と苦みにアクセントがほどよいです。通に言わせると複数ヴィンテージを混ぜたものに、外れはないとのことでした。
Chinon Rive Gauche 2022/Ch.de La Bonneliere
・価格=5,000-5,500(店価格)
・個人的評価=88/100
・リピート=なし
リストの中に、通おすすめのグルナッシュがあったのですが、欠品。最近、当主が来店し、その際に在庫が無くなってしまったとことで、代わりにカベフラを。熟したピーマンと溶け込むピーマン。「ビオとしてはやや優等生かな」とのことですが、青臭さは皆無の良きシノンでした。確かに個性は控えめ?


Chateau Roulant 2020&2021/Benoit Camus
・価格=6,500-7,000(店価格)
・個人的評価=90/100
・リピート=あり!
「マルチヴィンテージのビオに外れなし」の法則で、通を知らなかったボージョレのガメイを。結果、アタリでした。ロック系の薄く旨みが乗った液体。例のフィリップ・ジャンボンとのコラボでも、ぶどうを提供しているようです。もちろんバナナやいちごは皆無の、甘酸っぱい赤系果実。

チャーミングな赤系果実で、そこそこ要素があるが、そこまで複雑ではないシンプルな美味しさ。その店でのワインの格としては、先日のルソーの村名と同格かもしれません。もちろんビオ特有の香りの中の瑕疵感や不安定感はありますが。ビオに行って帰って来ない、何人かの知り合いの気持ちもわからなくもないです^^


Valle d'Aosta Chardonnay 2023/Cave des Onze Communes
・価格=2,500-3,000
・個人的評価=87/100
・リピート=なし
北イタリア、アオスタ州の協同組合が造るシャルドネ。標高の高い畑で、有機栽培とのこと。ちなみにアオスタは、イタリア全州でいちばんワイン生産量が少ないそう。ややトロピカル&ハーバルな感じで、味わいは、先日飲んだヴェルジェのマコンに近しい感じです。醸造は、極めてノーマルだと思われます。手堅いけど、面白みには欠けるかも。




月イチ恒例の会は、ラムと牛肉を食べに東京タワー至近の​ に。ラムで有名だそうなので、3人が赤を持参して、どれが合うかを検証。この​ 記事 ​を参考にしたのですが、私は合わないといわれたブル赤を。

Gevrey-Chambertin En Champs 2020/Dom.Filippe Leclelc
・価格=10,000-11,000
・個人的評価=89/100

・リピート=なし
​新樽使いのルクレールなら合うかもと、ひさびさに購入。しかし近年、造りが変わったようで、樽の風味は控えめ。実にクラシックなジュヴレらしい味わいで、以前の黒い風味は控えめ。人気がないらしく値段は控えめで、価格以上の味わいに思えました。リピートしない理由は、太い瓶がセラーで邪魔なので。でもこの味筋なら、ベーシックなレボンバトンとか、買ってみたくなりました。

ほかの3人は、泡、赤、赤。
Chavost Brut Nature NV
・個人的評価=91 /100
・リピート=なし
フランソワーズ・ベデルのように、同じ畑でつくったぶどうジュースを加えて発酵させるようです。ですので、ノンドゼですがかすかに甘やか。今どきの味わいですが、やや不安定な要素も。いいお値段です。

Ch.Lagrange 2021
・個人的評価=90 /100
・リピート=あり
きわめて真っ当な肉ワイン。ブラインドで銘柄当てましたが、サンジュリアン的なカシス風味でしなやかなタンニン。ひさびさに飲みましたが、良いボルドーです!

Grange 1988
・個人的評価=94/100
・リピート=したい!
この日の主役は、Iさんが20年以上寝かせていたグランジでした。このボルドーと違う青いニュアンスは、高貴なミント系。濃さ、重さ、ジャミーさはなく、説得力のあるしなやかな黒系果実。ほぼシラーズにカベソーさそうですが、いわゆるシラーズの味わいとは一線を画していましたし、北ローヌとも別方向。極めて個性的な美酒でした。


Slinky Bare Pinot Noir 2023/Cowpunk
・価格=1.500-2,000
・個人的評価=87+/100

・リピート=あり
今月最後のワインは、ロゼと見紛う色調の、オーストラリアのロゼ。早摘みしたピノを破砕したフリーランジュースを発酵とのこと。MCではなさそうな、素直な小さなクランベリー系の赤系果実のごく軽い酒質。豪州産とは思えませんが、さりとて旧世界より酸味はきつくありません。値段も軽く、素敵なピノでした。見つけたら、リピートしたいです!







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最終更新日  2025年04月30日 16時33分40秒
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