2012.09.01
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カテゴリ: ワイン会
前回の恵比寿Partyの『フォンテーヌ・ガニャールのシャサーニュ特級・1級の5種比較試飲』に続いて、平野弥のモンラッシェ系ワイン会です。ぺろり(ペロリ)

今回は特級のモンラッシェはないですが、未だ飲んだことがなく名前もハッキリ認識していなかった『ルイ・カリヨン』(歴史の古い由緒ある老舗で評価は高いようです。エチケットは見たことある気がしますが...)のピュリニー・モンラッシェ1級がメインです。他には、同じ畑のラモネと同じカリヨンの赤も。

さて、今回はどうだったでしょうか...



【料理の前3種】(肝心の主菜を撮り忘れました)
LC会鴨-1.jpg
LC会ラタトィーユ.jpg
LC会カルパッチョ.jpg
最初のワインが赤のもので、しょっぱなが鴨です。
でもメインじゃないから手を抜いた訳ではないでしょうが、この鴨はイマイチでした。チョット瑞々しさが足りないです。むしろ、付け合せのエリンギとかリンゴジャムが美味しかったです。
このラタティーユは赤にも白にも合って美味しいです。
トマトソースの酸味が効いていて、かつコクもあって濃い目の味付けです。
真鯛とボラのカルパッチョ
個人的好みでしょうが、やはりボラより真鯛の方が美味しいですね!(食い荒らした後の写真でスミマセン)
例のごとく、酔っ払ったりワインの比較に気が行くと写真を撮り忘れます。メインの「メバルの香草焼き」を撮り忘れました。大きなメバルを一匹そのまま焼いたのを切り分けています。こちらは鴨と違って風味豊かで脂も乗っていて美味しいです。

【ワインリストと簡単なコメント】
No.
銘柄・ヴィンテージ
コメント
1
Saint Aubin 1er Les Pittengerets 2009 (Rouge)
色はかなり薄め。ジャン・フルニエを想わせる香りが一寸します。赤系果実のブルゴーニュらしい香り。

味は2009だからか酸味はそれ程なく1級らしい厚みがありますが、マイナーアペラシオンだからか2009にしてはチョット薄い感じも。
2007は熟成香もあり、2009よりも果実香も出ている感じです。それに艶かしい感じも出ていて良い感じです。
でも、やはりヴィンテージか2009より薄い感じです。
良い白の造り手は赤も結構美味しく、その上比較的値段がリーズナブルです。ベルナール・モレとかポール・ぺルノーがそうですね。 また、サントーバァンはシャサーニュの赤と一緒で、1級でも3千円台とかなりお買い得です。尤もサントーバァンは1級が多くて、格付けはあまり当てにならないようですが...
2
Saint Aubin 1er Les Pittengerets 2007 (Rouge)
3
Puligny Montrache 2009
香りはイマイチながら(村名としては標準的かも?)、 味は膨らみがあって結構美味しいです。2009の特徴か、造り手の特徴なのか、初めてなので分からないですが、酸は弱めです。ソゼとかと比べるとかなり弱めです。
4
Puligny Montrachet 1er Champ Canet 2009
(村名よりは色が濃いです。樽熟期間が長いのでしょうか?)
最初は未だ香りが開いていませんが、PMらしいミネラルを彷彿とさせる香りを感じます。スワリングすると段々開いてきます。
味は村名より甘味を感じ、より美味しいです。そして、 こちらは次のペリエールやラモネよりも酸味を感じます。
5
Puligny Montrachet 1er Les Perrieres 2009
こちらの方がシャンカネよりも香りが開いています。そして、よりPMらしさを感じます。
味もより果実風味が豊富で、こちらの方が美味しいです。
真鯛のカルパッチョとは、シャンカネよりペリエールの方が合う感じですが、ボラはシャンカネのが合う感じがします。
6
Puligny Montrachet 1er Les Combettes 2009
(上の2つより色が薄い感じがします。)
香りのボリュームも上の2つよりチョット弱いです。時間が経つと、ムルソーぽい香り(バター香)が出てきます。
味も上の2つよりミネラル分が少ない感じで一寸薄いかも。
7
Puligny Montrachet 1er Champ Canet 2009【1.5L】 (Ramonet)
長熟で若い内は堅いとの評判があるラモネですが、ヴィンテージの特徴なのか予想より香りが開いていて、ルイ・カリヨンのシャンカネよりPMらしさを感じます。
但し、味はカリヨンより堅い感じでです。でも、 かなり旨味がある感じです。時間が経つと、こちらの方が美味しくなってきます。


ワインボトル ルイ・カリヨンのマイベストワン
LC会ワイン.jpg LouisCARILLON-2.jpg
写真がピンボケで申し訳ありません。
スポットを当てたいルイ・カリヨンのマークも良く見えないです。(隣の画像で見て下さい)
香り・味から言って(特に香り)、本日のカリヨンのマイベストはこのペリエールでした。 (カリヨンの中での序列から言うとシャン・カネらしいのですが...)

ルイ・カリヨンのこのマーク、葡萄の上の絵は最初は手斧か何かかと思ってましたが、 多分ホースで水を撒いている絵ではないかと。 ならば、もうチョットそれっぽく書いて欲しいものです。
マークに"1632"と書いてあるように、確かに由緒ある造り手なのですね!




このルイ・カリヨン、初めて飲みましたが結構良いですね! と最後の感想で言ったら、オーナーの平野さんに「それはフランスでは失礼なコメント」と言われました。褒めているのに失礼とは『?』(意外にとか言ったなら失礼ですがね)。フランスでは著名な造り手で高評価は当たり前、と言いたかったのでしょうが、マット・クレイマーの本にも出てこないし、私が知らなかっただけでなくアメリカや日本での知名度はイマイチのような気がします。
個人的評価としては、 香りはPartyで飲んだフォンテーヌ・ガニャールと同程度、味は上かと思います。

ソゼとは同レベルかと思います。






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最終更新日  2012.09.02 19:27:52
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