全696件 (696件中 1-50件目)
前回に続いての比較テイスティング・コメントです。今回は、20年ぐらい熟成させてから飲もうと思って、10年以上マイセラーに保管していたワインです。最近は、マイセラーでは健全に熟成しないということを痛感してきていることもあり、とうとう開けることにしました。そのワインは、全く同じ畑の違う生産者のキュベです。 よって、ヴィンテージは異なります。所有者のジャック・フレデリック・ミュニエからフェヴレに長年貸し出されていた『ニュイ・サン・ジョルジュの一級畑、クロ・ド・ラ・マレシャル』です。50年に亘る賃貸契約が切れ、2004年からミュニエが栽培・醸造を行っているようです。さて、ヴィンテージが違うとは言え、造り手の違いが顕著に表れているのでしょうか?(エレガントなスタイルが特徴と言われているミュニエと、「長期熟成型を標榜する頑強な」フェヴレイの特徴は出ているのでしょうか? ... )Nuits Saint Georges Premier CruClos de la Marechale 2006( Jack Frederic Mugnier ) VSNuits St Georges 1er CruClos de la Marechale 2002( Faiveley )( こちらのコルクはかなり長い。 イブコランやペロミノと同じくらい。)<=購入元:今は閉店してしまった「ピノノワール・オンライン」( ヤフーの方ではやっているよう ですが、同じショップかは不明。 ) 購入元:=> かわばた酒店 「フェヴレ」( 流石に2002のワインはもうないですが ... )( 途中でコルクが切れてしまって 下半分はボトルの中に。)【比較テイスティング結果】 色、香り色はどちらもかなりオレンジの入ったルビー。20年程(or近く)経っているとは思えない濃さで同じくらい。でも、4年の差があるからかフェブレの方がオレンジの入りが多く、且つ透明度は高そう。フェブレは最初から開いていて、トップノートでは赤系に少し黒系の果実香(ブルーベリーとかアメリカンチェリーか?)が感じられる。一方、ミュニエのトップノートはごく普通のブルピノの感じで平凡だが、10分ぐらい経つと少し妖艶な香りも出てくる。果実は赤系のフランボワーズやサクランボか?フェブレは時間が経つと、鼈甲飴のニュアンスも感じられるようになり、健全な熟成はしていない感じがする。一方、ミュニエもエレガンスさの片鱗は感じられるものの、おとなし目で真価は発揮していない感じである。 味わい、料理との相性ミュニエは、コク・旨味もあり1級らしい濃縮感があり美味と思ったが、2杯目以降アフタにチョット苦味を感じる。フェブレはミュニエより濃い味わいで、同時にアフタの苦味も強く感じる。料理との相性では、ブラックオリーブ&ドライトマトは明らかにミュニエの方が合うが、鴨燻やステーキではほぼ同じかと。味わいのバランスがミュニエの方が良いので、大体はミュニエの方が合う。( 鮪よりはローストビーフの方がどちらにも合う感じ。 )翌日以降の香りと味わい翌日は、どちらも香りが少し落ちた感じがし、特にミュニエはボリュームが少なくなった。フェブレは、鼈甲飴の香りが強くなり、味わいは滑らかにならず、むしろ尖がりが強くなった感じがする。相変わらずパワー(濃さ)はあるのだが、イマイチ感が強くなった。ミュニエは初日の味わいと大差ないが、3日目は大分滑らかになって美味しくなった。バランスも良くエレガントな味わいと言える。余韻もそこそこあり、フェブレより長い。そして、3日目のミュニエの香りは、持ち直して(初日程ではないが、)少し良くなった。でも、果実香は大分後退し、妖艶さはすっかり無くなった(時間が経つとチョット出てくるが ...)。総合評価、その他どちらも状態がイマイチのようなので、正しく評価はできないですが、香りも味わいもミュニエに分があり、特に味わいのエレガンスさが特長のミュニエ、パワーと濃さのフェブレと言ったところでしょうか? 購入時の価格ではありますが、ミュニエの方が1.5倍以上高いです。香りに関してはそれ程の差はないですが、味わいの差は価格相当かそれ以上と想われます。澱はミュニエの方が出ていて、最後のグラスは結構濁りも感じます。 フェブレは殆ど澱も濁りもなく、透明な細かい澱がボトル壁に付いている程度。( これは意外!)状態の良いクロ・ド・ラ・マレシャルを飲んでみたいですが、フェブレは既にないし、最近のミュニエではバカ高いので買えません。そして、これらのワインにもましてマイセラーで10年以上保管していたものが、軒並み外れです。良かったのは、ジャック・カシューの Echezeaux 2005だけです。最近になって、大体のホームセラーでは長期保管しても、健全に熟成しないのではないかと考えるようになりました。(私が元々状態の悪いワインを買っているのか、セラーにワインを詰め込み過ぎているのか、動かし過ぎなのかもしれませんが ... )同じような経験、感想をお持ちの方はコメント頂けると有難いです。ちなみに、特に状態が酷く期待外れ感の大きかったものを挙げると下記のとおりです。【状態が酷く期待外れだった主なワイン】 注)特に、最初の5本が香りが全然開かず酷い状態でした。Chambertin-Clos De Beze 2007 ( ぺロ・ミノ )Vosne Romanee 1er Cru Beaux Monts 2008 ( デュジャック )Pavillon Blanc 2005 ( シャトー・マルゴー )Romanee-Saint-Vivant 2002 ( ルイ・ラトゥール )Bonnes Mares 2005 ( ドルーアン・ラローズ )Gevery-Chambertin Combe-du-Dessus 2002 ( ドニ・モルテ )Echezeaux 2006 ( ギュイヨン )Chambolle-Musigny 1er Cru Sentiers 2005 ( ジャッキー・トルショー )Chambolle-Musigny 1er Cru Carrieres 2008 ( アンリ・フェレティグ )Grootte-Chambertin 2014 ( ぺロ・ミノ ) etc追伸:こんな訳で、最近古いワインを開けることが多く、コルクが古くなっているので途中で切れることが多いです。 貰い物の安ソムリエナイフを使っていることもあり、真っ直ぐ入ってないことが一番の原因ですが、ゆっくり回しながら抜く等の訓練が必要かとも痛感しています。
2023.01.21
コメント(0)
ベスト4予想も、半分しか当たりませんでした。まさかブラジルが負けるとは。それにスペインもモロッコに負けるとは。モロッコがここまで勝ち進むとは誰が予想したでしょうか?今大会は"番狂わせ"が多いと書きましたが、その一因がGKの頑張りと言うか、PK阻止率の向上です。データによると、PK戦を含めるとPK阻止率が前回の25%から34%に上がっています。個人的意見ですが、決勝は本当に強いチームと言うか、面白いサッカーをするチームに残って欲しいと思います。面白いサッカーというのは、攻撃のアイデアが豊富でタレントが揃っているチームです。 W杯で優勝したチーム( 少なくとも決勝まで残るチーム )は、その後の4年間のサッカー界をリードする戦術性やサッカースタイル・話題性を持っているべきだと思います。例えば、1970年のブラジル、1974年のオランダ、最近では2014年のドイツや前回のフランスなどが挙げられるかと。モロッコの試合内容は殆ど観ていないのでどんなチームかは分かりませんが、話題性はあっても戦術的には面白いサッカーには当たらないのではないかと思っています。 そんな訳で、決勝がフランス vs アルゼンチンになったのは良かったかと。もし、モロッコ vs クロアチアの決勝だったら最悪(?)かと思っていました。(両チームにはご免なさい。クロアチアも良いサッカーはしますが、今一つトップレベルにはないと思っています。) 決勝はフランスが勝つかと。最初、ブラジルはまた勝てないと言っては前言を翻し、(ブラジルが勝つと言って)その結果予想を外し、また「フランスの連覇はない」と言っては前言を翻しているので、再度外すかもしれません。メッシ最後のW杯なので、勝たせてあげたい気もしますが、サッカースタイルはフランスの方が好きなので、やはりフランスを応援したいと思います。 まぁ、アルゼンチン・ワインよりフランス・ワインの方が好きということでしょうか
2022.12.17
コメント(0)
1次リークが終了し、決勝トーナメントが始まっていますが、何とアジア勢が3チーム残っています。( 決勝トーナメントは今のところ"番狂わせ"はなく、オーストラリアは負けましたが ... )今大会は"番狂わせ"が多く、その最たるものがアジア勢の躍進です。でも、地元の中東勢が皆敗退したのは不思議です。(当初の私の予想では、アジア勢ではイランだけが勝ち残り、もしかするとカタールも ... と想っていました。)その理由は良く分かりませんが、中東勢は分析力や戦略的な部分が弱いのかもしれません。そんな訳で、決勝トーナメントも"番狂わせ"が多いのかは分かりませんが、ベスト4を再予想します。日本の頑張りでドイツが敗退し、その代わりにスペインが入ってきます。それ以外は殆ど変わっていませんが、オランダよりアルゼンチンを主にしました。ベスト4は下記の国かと。 アルゼンチン ( or ・オランダ ) ・・・ 個人的希望はオランダですが ... ・ブラジル ・フランス ・スペインそして、決勝はフランス vs ブラジルになるかと。前回の予想でブラジルは優勝できないと書きましたが、今回改めてブラジルの優勝を予想します。 後ろのグループはスケジュール的にきつくなるということで、"できない"と書きましたが、1回戦が韓国なので、それ程きつくなることもなく、またネイマールが復帰すると想定して予想しています。 また、現代のサッカーでは連覇はなかなか難しいかと。但し、エムバペがどれだけ活躍するか、ブラジルがどう抑えるかにもよります。日本がクロアチアに勝つためには、モドリッチを中心とした中盤の3人を抑えることです。スペイン戦では、前田と守田がブスケッツを挟み込んでマークし抑えていました。同じような守備が出来れば大丈夫かと。クロアチア戦では、スペインやドイツ程パスを廻されることはないでしょうから、もっとチャンスを多く作ってクロアチアに勝って次のブラジル戦を是非観たいと思います。
2022.12.05
コメント(0)
まさかのコスタリカ戦の敗戦でした。 ( 2014ブラジル大会の同じ2戦目のギリシャ戦で、点が取れなくて引き分けたように、下手すると引き分けるかなという懸念はありましたが、まさか負けるとは ... ) コスタリカ戦で点が取れなかった原因は後で触れるとして、殊勲のドイツ戦のキーマンは、セーブ連発で逆転の流れを呼び込んだ権田と、攻撃のリズムをもたらした三笘、それから浅野ですね。私の予想(願望?)は、全く外れました。三笘は、体調不良があったのと、遠藤と共に回復すればそれなりにやるだろうとの思いから敢えて上げませんでした。一方、久保と田中碧は期待していながらカナダ戦の出来がイマイチだったので、応援の意味も込めてキーマンに上げました。(浅野は今までの決定力の低さから殆ど期待していなかったので、正にサプライズです。) 後半の日本の逆襲が称賛されていますが、データで見るとそれ程良い訳ではなく、ドイツの詰めの甘さとDFの脆さの結果で勝てた訳で手放しで喜んではいられないと思っていました。 このポゼッションの低さと、あまりにもパス数が少ないのは、私がキーマンに上げた久保と田中の出来の悪さ( 鎌田もイマイチ )が大きく起因していると思います。【ドイツ戦のスタッツ】 ドイツ 日本 69% (65%) ボール支配率 31% (24%) ・・・ カッコ内はルーズボールを除いたポゼッション率 26 シュート 11 8 枠内シュート 3 773 (87.6%) パス(成功率) 266 (72.6%) 4 オフサイド 4 17 フリーキック 10 6 コーナーキック 6<蛇足ですが ... >昨日のテレ朝モーニングショーでも取り上げられていましたが、三笘と田中碧、板倉、権田は私の自宅から比較的近い、川崎市「さぎぬまSC」の出身ということもあり、応援しています。 特に、田中碧はアジア最終予選と東京オリンピックであれだけ輝いていたので、復活してもらいたいと思っています。 【コスタリカ戦の攻撃不調の原因】鎌田が精彩を欠いたこと原因の1つとして、鎌田の出来がイマイチだったことが挙げられます。 パスにしてもトラップにしてもミスが多すぎました。三笘が左サイドを突破してマイナスのパスを送った決定機でも外しています。山根へのスルーパス(相手バックの裏を狙ったもの)や堂安へのパス(相手DFが近すぎ)も状況判断がイマイチだったと思います。( 堂安のパスこそバックの裏を狙った方が良かったかと。)前線のメンバが今までと違い、タイミングや意思疎通にズレが生じたのかもしれませんが、全般的にこの日の鎌田は精彩を欠いていました。楔の縦パスの少なさ1トップの上田やトップ下の鎌田に縦パスを入れて、そこから左右に振る等の展開が一つの攻撃パターンではありますが、縦パスを入れてもその後が上手く展開できていませんでした。だからか、前半の最初の頃には見られた縦パスが影を潜めてしまいました。鎌田や上田の出来の悪さで周りがパスを出さなくなってしまったのかもしれませんが、もっとしつこく使うべきだったと思います。後半もこの傾向がみられ、鎌田が相手DFの間にポジションをとってパスを要求しても、なかなか入らないシーンが多々見られました。慎重になりすぎ積極さが欠けていたこと上の原因とも絡みますが、( 特に前半 )コスタリカのスローペースに合わせ過ぎたと言えます。 リスクを恐れて慎重になり過ぎたのか、パス廻しの攻撃のテンポが遅かったです。高い位置ならパスをカットされたりボールを失っても、コスタリカのテクニックやスピードでは十分にリカバリー可能で、ロングボールや縦パスを使ってもっと積極的に攻めても良かったと思います。(逆に、失点したような自陣の低い位置では慎重なクリアやパスが必要です。)1次リーグの2回戦までが終了し、番狂わせ( FIFAランキング上の下位チームが上位チームを破ったゲーム )は7試合ありますが、その内の6試合にアジアのチームが関与していて、4試合は勝っています。(イランとオーストラリアは初戦で大敗しながら2戦目で勝っています。これはコスタリカにも言えますが ... )また、日本はこのうちの2試合に関与しており、番狂わせの常連と言えます。何が言いたいかと言うと、今大会の特異性から言えば「日本がスペインに勝つ」ことは十分あり得るということです。 2戦目が不調だった鎌田と1戦目で出来がイマイチだった久保が活躍すれば、スペインに勝利することも夢ではないかと。 (久保が使われるかどうかは微妙ですが、出てくる気はします。)
2022.11.30
コメント(0)
************************************************************** ドイツ戦は嬉しい外れ予想でした。 キーマン予想も思いっ切り外しましたが ... **************************************************************本当に久し振りのワインテイスティング・コメント、且つ比較テイスティングです。まあ、FIFAのW杯が始まったこともあり、その合間のブログで書いてみたいと思います。 今回は以前にも書いたサントーバンのラ・シャトニエールで、それも兄弟ワインでの比較です。長男のピエール・イブ・コランと次男のジョセフ・コランで、ジョゼフは2017年に独立しドメーヌを立ち上げたばかりです。(イブはは2005年に独立。)ヴィンテージは1年の差がありますが、元々はマークコランの同じ畑の同じような区画と想われます。兄弟の造りによってどのような差が出ているか興味深いです。Saint-Aubin 1erLa Chateniere 2017( ジョセフ・コラン ) VSSaint-Aubin 1erLa Chateniere 2016( ピエール・イブ・コラン・モレ )<=購入元:ウメムラ( いずれのヴィンテージも在庫なし。)コルクはDIAM 10だが、特級並みの長さ 購入元:こちらもウメムラ=>( こちらも、いずれのヴィンテージも品切れ。と言うか人気なのか殆どのワインが売切れ。)コルクは天然で、ジョセフより長くドーヴネ並み【簡単な比較テイスティング結果】香り、色初日のトップノートは大人し目ながら(マーク・コランに通じるモノは感じるが ... )、結構良い香りでピュリニーやシャサーニュに通じる高貴さを感じる。少し時間が経つと、柿のような果実香とパパイヤぽい香りも感じられる。一方、イブ・コランは最初から開いており、ドーヴネに良く似た高貴な香りで、ボリュームもパワーもある感じ。色はどちらも光沢のある綺麗な琥珀色と言うかゴールデン。イブの方が1年のヴィンテージ差か、チョット濃い感じがする。(当初、ジョセフの方がやや透明度が落ちるかと思ったが、温度のせいでグラスが曇っていたか、時間が経つと遜色なし。) 味わい、料理との相性ジョセフはビックリの美味しさ( 飲む前はイブ程ではないだろうと予想 )! シッカリした酸味と十分な果実味と旨味・コクがある。イブの方が酸は強くミネラルと想われる塩味があるが、果実味と旨味がジョセフより少ない感じ。相性では、活タコ刺し、クラゲ酢、鶏唐揚げもジョセフの方が合い(全て微妙だが...)、アサリ酒蒸しはイブの方が合う。(塩分の差によるのか?) トマトクリームソース(ニョッキ)はどちらもイマイチ。翌日の香りと味わい翌日の香りは、ジョセフは殆ど変化ないが、時間が経つとピーナッツ煎餅のような香りが強くなり、少しボリューム感も出てくる。それに対して、イブは高貴な香りはそのままでもボリューム感が落ちた感じがする。でも、黄桃やパパイヤ(リンゴ風?)の果実香は健在である。ジョセフの味わいは、温度が上がると酸味が結構感じられ(当初イブより穏やかと思ったが、果実味との相対で弱く感じられたのかも?)、旨味以外にも色々な要素が豊富と想われる。但し、3日目になると、ジョセフはコクが減った感じがし、それに対してイブは殆ど落ちず、ミネラルがより豊富な気がする。イブの2016は、2013程のレベルにはない気もするが、いずれにしろレベルは相変わらず高く、ジョセフより長熟かも。総合評価、その他味わいに関しては、長熟性でイヴ・コランに分があるが、現時点では明らかにジョセフ・コランの方がバランス良く美味しい!。 但し、香りに関しては、イヴ・コランの方がパワーやボリュームがあり上かと思いますが(樽の質や熟成期間の違いかも?)、2日目、3日目になると、それ程の差はなくなる。結果、味わいはジョセフ・コランで、香りはイヴ・コラン。そして、価格が1000円以上違うことを考えると、コスパではジョセフ・コランと言ったところだろうか?(ジョセフ・コランの評価が上がっているのか、最新ヴィンテージではそれ程価格の差はないようだ。) 【ジョセフ・コラン、 ピエール・イブ・コラン・モレ のが買えるショップ】 ( ジョセフ・コラン ... 2019、2020 ) 青山ワインマーケット ⇒ サン・トーバン プルミエ・クリュ ラ・シャトニエール [2019] 残:1 ワインのキタザワ ⇒ サン・トーバン・1er・シャトニエール [2020] ワインショップ ドラジェ ⇒ サン・トーバン プルミエ・クリュ ラ・シャトニエール [2020] [ ピエール・イブ・コラン ... 2019 ] ビックカメラ.com ⇒ サン・トーバン プルミエ・クリュ シャトニエール 2019サン・トーバンの同じ1級では、造り手が多い(?)せいか( or シャサーニュにもあるからか )、アン・レミリーの方が有名と思われますが、個人的にはシャトニエールの方が良いのではないか(造り手によるのかも?)と想っています。ジョセフ・コランと ピエール・イブ・コランのワインの違い(特に味わい)は、ヴィンテージや栽培の差とはあまり想えず(元々マーク・コラン時代の区画のはず)、葡萄のセレクションや醸造方法の違いからくるものと想われます。それと樽の違いもあるかもしれず、特に香りのボリュームに関しては、この樽の違いが大きいかもしれません。イブ・コランの方がコルクの質・長さ、ボトルの重量と言い、お金を掛けているようで、これは考え方の違いか財力の違いからきていると想われます。(聞いた話によると、DIAMの1個当たりの原価は20円ぐらいらしいですが、良質のコルクは200円~300円ぐらいらしいです。)
2022.11.26
コメント(0)
W杯カタール大会がいよいよ開幕します。 ( そんな訳で久々のブログです。 )でも、一部マスコミが一生懸命盛り上げようとしているにも関らず、イマイチ盛り上がっていない気がします。それは、コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻という特異な世界情勢が影響しているということも勿論ありますが、11月に開幕ということにもよると思います。 私自身も何となく盛り上がっていないです。そういう事情もあり、普段ならベスト16が出揃ったあたりでベスト4を予想するのですが、自己盛上げの意図も込めて、今回は開幕前に一旦予想することにしました。その前に森保ジャパンがグループステージを突破できるかを予想すべきかもしれませんが、解説者の中西哲生氏が可能性は25%と言っているように、私もそのくらいだと思い非常に厳しいかと。(米大手データ会社グレースノートの予想では、39%らしいですが ... )グループリーグが終わった時に再度予想しますが、その時にどう違ったか確認するために今書いておきます。ベスト4は下記の国かと。 ・オランダ ( or アルゼンチン ) ・ブラジル ・フランス ・ドイツ ベスト4予想は、各グループの1位と2位を予想し、新聞で決勝トーナメントのドローを見て、それに当てはめた後の勝敗予想結果です。( 各国の最新の試合内容を殆ど観ていないし、故障者等のチーム状況・実力レベルの分析もしていないので、単なる勘でしかありませんが。)そして、ダークホース的なオランダチームの優勝(クライフ以来好きなもので)を密かに望んでいます。南米チームは2002年のブラジル以来優勝できず、2014年に自国開催でドイツに大敗したブラジルのように勝てていません。今回優勝候補筆頭のブラジルが、20年振りに優勝できるのかが焦点の一つですが、今回も開催地との相性(?)で出来ないような気がしています。日本がグループリーグを突破するためには、最低限初戦のドイツ戦に引分け以上が望まれます。日本チームの仕上がり具合が気になりますが、富安、遠藤、守田とセンターラインが故障上がりで状態が気になるのと、田中碧もカナダ戦で出来がイマイチだったので、前途は多難です。また、グループリーグを突破できたのは自国開催の2002から一回置きで、今回は敗退の番という悪いデータもあります。 そんな色々な懸念を払拭してくれ、運良くをグループリーグを突破してくれれば、イマイチ感の盛上りも向上してくる筈です。サプライズを起こしてくれるキーマンは、前評判の高い鎌田、それから久保と田中碧でしょうか? 富安の出来も大いに影響しますが、予想を覆して出来るだけ長く勝ち残って欲しいですね。
2022.11.20
コメント(0)
オリンピック・日本サッカーは残念な形で終わってしまいました。7/23に、初戦の感想と共に「サッカー・オリンピック代表、メダルは取れるか?」と題して予想を書き、グループステージはほぼ予想どおりでしたが、男子は準々決勝から想定が狂い、結果メダルを取れませんでした。取れなかった原因は、その想定外のニュージーランド戦にあると思っています。その根拠に触れたいと思います。格下相手にPK戦まで縺れ込み、体力消耗の極致 スペイン戦の延長は致し方ないとして、ニュージーランドにこれ程苦戦したのは、南ア戦同様に、持ち過ぎてプレーが遅くなることと中央寄りの攻撃過多になることでした。それと、グループリーグでは顕在化しなかった、ストライカーの不在と言うか、ワントップの決定力不足に尽きます。ストライカー不在については次に触れるとして、この結果の体力消耗の影響を一番受けているのは、両ボランチと全試合フル出場の吉田です。特に、3位決定戦での遠藤は厄日だったのか、PK付与、2失点時のマーク遅れと全失点に絡み、かつGKとの接触によりイエローカードまでもらって散々な結果でした。これも、遠藤の優位点である出足や集中力を疲労の蓄積が鈍らせていたのは明らかです。本来なら、ニュージー戦は途中交代で休ませるゲームプランがあったと想われます。ストライカー不在で久保と堂安を抑えれば攻撃力は激減 攻撃の組立は、ボランチの遠藤と田中碧を経由して堂安と久保のキープ・突破に依存する形が中心でした。そこに、左サイドでは相馬や旗手の突破、右サイドでは酒井のオーバーラップが加わるのが主なる攻撃のパターンでしたが、上田や林のワントップが多彩な動き、DFとの絶妙の駆け引きが出来てていれば、決勝トーナメントでの得点力はアップしたと思います。スペインやメキシコは徹底的に久保と堂安を抑えにかかり、その結果攻撃が殆ど機能しない形になっていました。(森保監督は、林の著しい成長と評価しているようですが、個人的には身体を張ったプレーは評価できるものの余裕のない目一杯のプレーと決定力のなさには期待が持てませんでした。)少なくとも、こんな時に両ボランチの動きのキレと両サイドの突破かあれば打開できたと思いますが、それも疲労の蓄積で適いませんでした。ニュージーランド戦で日本の弱点が露呈 上記の内容と重複しますが、久保と堂安を抑える、サイドの裏をケア、その結果攻撃を中に集めさせる、ミドルシュート等の決定力が低い(そもそもあまり打とうとしない)、等の弱点が他チームに露呈したかと思います。これはチーム戦術と言うか、監督の采配が大きく関与するところですが、メキシコ戦の終盤であれだけのパフォーマンスを魅せた三苫をもっと早く投入できなかったのか、何故スペイン戦でベンチ外にしたのか、疑問が残るところです。森保監督は「直前の上田と三苫の負傷が痛かった」と言っていて、練習等で一番選手の状態を見ている監督が言っているので、詳しくは分かりませんが、最善を尽くしたのかは疑問が残るところです。 蛇足ですが、名ドリプラにはメッシや久保のような速い細かいタッチで相手を翻弄するタイプと スピードの緩急と絶妙なコース取りで相手DFを切り裂いていくタイプがあると思いますが、三苫は後者のタイプで、メキシコ戦の終了間際、メキシコ陣内を切り裂いてシュートまで持って行ったドリブルは、あのヨハン・クライフを彷彿 とさせました。森保監督は、アジアカップの決勝でも勝てなかったし、ここ一番と言う試合に勝てない傾向があります。単純に采配の問題とも言えますが、前日直前に試合開始時刻が20時から18時に変更されるなど(メキシコと違って日本はこの時間帯の試合を経験していないハンディあり)、運のない監督かもしれません。当初は強運の持ち主かと思っていたのですがね ...
2021.08.08
コメント(0)
久々のサッカー評です。6月・7月は、A代表含め代表戦が目白押しで何か書こうとも思いましたが、本戦迄待ちました。今回は、男女ともにメダルが期待されていますが(特に男子)、初戦を見たところで本当に取れそうか占ってみたいと思います。試合内容は、どちらもイマイチでしたが、取り敢えず先に望みは繋ぐ格好となりました。【なでしこジャパン】まず、なでしこですが、岩渕の素晴らしいゴールで辛うじて引き分けに持ち込みました。ポゼッションやサイド攻撃ではカナダに劣っていたかと思いますが、ゲーム全体としてはほぼ互角だったかと思います。問題は、開始早々の失点のように時折不安定になる守備と、攻撃でのラストパスの精度とゴール前での工夫・バリエーションの少なさかと。(良い処まで行っても最後が行き詰っています。)失点したシーンでは、下記の3つのミスが重なっていましたが、ミスが重ならないようにするのが安定感の向上に繋がります。センタリングしようとする相手への寄せの甘さサイドバックの北村が上がり過ぎていて、裏を取られたことによりセンターの南が引き出され、南は自分の持ち分の真ん中が気になるのか、何度も中央を気にして振り返りながらで寄せが遅れがちでした。そして、最後まで寄せが甘く、簡単に中にマイナスのクロスを入れさせてしまいました。とても中途半端な対応でした。届かないのにスライディングにいった熊谷の判断ミス中央の熊谷は後ろの敵の位置等を確認しておかなければならず、シュートブロックをするのでもない限り、届くか届かないかのギリギリの場合はスライディングにいかず、しっかりボールを追いかけてシュートする相手にプレッシャーをかけなければいけないシーンだと思います。先程の南への指示(あったのかどうかは分かりませんが...)と言い、ディフェンスの統制という点では、熊谷のリーダーシップが足りないのかと懸念が募ります。中島のシンクレアへのマークの遅れ中島は、中に熊谷が居たからマークが遅れたのかもしれませんが、シンクレアにフリーでシュートを打たせてしまっています。クロスを入れられた時点で直ぐにマークに行くか、出来ればその前にマークに付いていなければいけません。相手は何点も得点しているレジェンドなので、当然ケアしなければいけない相手で、その辺がチームとしてどうマークする方針でいたのか、高倉監督はじめ、ベンチワークも気になるところです。女子は出場国が少なく、グループ3位になっても勝点を4以上取っていれば、まず決勝トーナメントには進めます。 但し、そうなるといきなり強豪国に当たることになり、今のなでしこの実力と運では、勝ち上がることは難しいかと思います。そうなると、次の苦手のイギリス戦がカギを握ることになり、最低でも引き分けにしないと2位以内に入ることは難しくなります。多分、イギリスvsカナダ戦は、どちらも積極的に勝ちにいくことはないでしょうから引き分けになる公算が高いです(チリに勝って勝点4を取って決勝トーナメント進出を決めているでしょうから)。その結果、順位は得失点差になり、チリに何点差で勝つかが決め手になります。なんせ異様な大会なので、何が起こるか分かりません。現に、絶対王者のアメリカが、スウェーデンにまさかの3-0で初戦負けています。そんな時には適切な采配と強運の持ち主であるかが利いてきますが、高倉監督は采配に問題がありそうで、運もあまりない気がします。 よって、メダルは取れないということになりますが、全ては次のイギリス戦の結果次第で、私の予想が外れてイギリス戦に引き分け以上の結果を残すことを暗に願っています。【森保ジャパン】不可解な判定があまりも多く(相手が倒れるとプレー内容の如何に関わらず直ぐにファールをとる)、審判技術を疑いたくなりましたが、これも無観客の影響かとも思います。そんな逆境を差し引いても、あまり褒められる内容ではなかったですね。これまた、久保の素晴らしいゴールで何とか勝ちましたが、少なくとも3、4点は取らないといけない試合だったかと。そんな初戦ですが、多分メダルは取れるのではないかと思います。その根拠と懸念点を幾つか挙げたいと思います。DFの安定感 ボランチを含めたディフェンス陣は、ほぼA代表と変わらず安定感があります。オリンピックのような短期決戦では、DFの安定感が最も大事であると思います。FWやMFに比べ、疲労の蓄積もそれ程ないかと思いますので、これは心強い材料となります。唯一の気がかりは、その一角を担う富安が、足首の怪我で南ア戦を欠場したことです。今後の強豪等の対戦では絶対に必要となる逸材です。FW陣の攻撃バリエーションの多彩さなでしこと違って、こちらは攻撃陣の人材が豊富で、攻撃のバリエーションも多彩です。それを牽引しているのが久保と堂安かと。但し、南ア戦では堂安がイマイチで、ゴール前での工夫に少し欠けていたかと思います。日本チーム全般的に言えることですが、相手が引いていて、力の差がありボールをキープできることから、持ち過ぎて直ぐにシュートを打たない、中央でのワンツーに拘る、後方からの飛び出しが少ない等の悪癖が見られたかと。フランスがあまり強くなさそうで準々決勝で当たるBグループが少し落ちる酒井が今回のフランスはベストメンバーではないと言っているように、それ程強くないようです。そして、Bグループは多分ルーマニアとニュージーランドが勝ち上がると想われます。(初戦で韓国はニュージーに負けています)どちらも強くないので、日本はグループ2位通過でも十分勝てると思います。但し、ベスト4には行けても、そこで負けると(多分ブラジルが相手)3位決定戦はスペインかメキシコになり、結構厳しいです。是非ブラジルに勝って決勝まで進んで欲しいと思います。無用なイエローカードや審判の不可解な判定の懸念南ア戦で、遠藤と堂安が不可解な判定でイエローカードをもらったこともあり、無用なイエローで大事な試合に出られなくなる可能性があります。幸い決勝トーナメントには持ち越さないようですが、決勝トーナメントでも同様なことや、イエローをもらってプレーの思い切りが悪くなる懸念はあります。無観客なのでホームの地の利も少なく、判定が不利に働く懸念は常に付きまといます。なでしこ同様、第2戦がグループステージ最強の相手で、ここでどう戦えるかが今後どこまで勝ち上がれるかを占うカギとなります。メキシコ戦は是非ともロンドン大会の雪辱を果たしてもらって、ベスト4や決勝まで進んで欲しいと思います。もしかすると、決勝でまたメキシコと対戦することになるかもしれません。昨年の11月の親善試合でもA代表が負けているので、その雪辱の意味でも是非勝って欲しいと思います。
2021.07.23
コメント(0)
対メキシコ戦以来の久々の代表戦コメントです。そんな訳で、軽めの内容で(おまけにタイムリーではなく)失礼します。今回の韓国戦は、立ち上がりから韓国陣内で試合を進め、危なげなく気楽に見ていられました。むしろ、相手が格上ということもあり、U-24の方が緊張感がありました。【A代表の感想】A代表は、海外組が入るとFIFAランキングどおりの内容(日本:27位、韓国:38位)かと思います。(どちらのランクも高いですが、これはヨーロッパや南米がコロナ禍で国際試合をやってないからでしょうか?)日本は選手間の距離が良く、中盤でのパス廻しがスピーディーに行え、攻撃の組み立て・相手へのプレスが上手くいっていました。逆に、韓国のプレスが弱く・遅いことが、上手くいっていた要因でもあったかもしれません。このあたりが、現在のチーム力というかチーム状態の差かと想われます。(今迄はもっとプレスがきつく、スピードもあった気がします。)モンゴル戦の寸評モンゴル戦は、韓国戦の好調さをそのまま維持し、何と14-0で勝ちました。格下相手とは言え、なかなかこうまで点差は付かないものですが、自国の観客が居ないこともあり、モンゴルが引いて守備を固めることもしなかったので、これだけ点が取れたとも思います。 【U-24の感想】第1戦は、試合内容としてはほぼ互角でしたが、アルゼンチンは守備も攻撃もここぞという時にはシッカリ抑えて力を入れてきている感じがして、試合巧者の感じがしました。特に、一対一での強さがアルゼンチンの方が上回っていて、それが結果に表れたと思えます。ところが、第2戦は日本選手の意気込みが違いました。第1戦ではプレーに戸惑いが感じられましたが、迷いのない早い動き出しと果敢なプレスに積極性が感じられました。試合内容に点差程の違いはないとは思いますが、この意気込みの差が出たと思います。試合全般においては、ボランチの田中碧が利いていましたね!個々のプレーとしては、久保の素早いスルーパスとコーナーキック(CK)の精度が光っていました。アルゼンチン選手の焦燥感アルゼンチン守備陣は、CKで相手の動きを身体でブロックして抑え込もうとばかりしていて、久保の大きく曲がるCKの軌跡が分かっていなかったというか、よく見ていなかった気がします。これもかなりのイライラ(焦燥)感があったためではないかと思われます。U-24も、知らぬ間に海外組が増えましたね!こうなると、本番で誰が残るかが興味深くなってきました。今回のメンバに堂安や富安が加わり、それにオーバーエイジも入ってくる訳ですから。オーバーエイジとしては、吉田、遠藤、大迫のセンターラインが良いかと思います()が、五輪は重視していない欧州のクラブチームが出してくれない可能性があります。特に、正レギュラーの遠藤は難しいかもしれません。吉田は、A代表でも富安とセンターバックを組んでいるので、そのまま五輪でもコンビを組むのが良いかと思います。
2021.04.03
コメント(0)
前回に続いての比較テイスティング・コメントです。今回は、いつ飲もうか飲み時を計っていたら、セラートラブル
2020.12.07
コメント(3)
久々の代表戦コメントです。朝早かったので寝ながらの観戦だったことと、なんせ後半は霧が立ち込めて良く見えなかったので良く見ていませんでした。それでも、あれだけ良かった前半の戦い方が何故出来なくなったのかとても気になり、録画した映像を見返し分析してみました。後半の立ち上がりは未だ良かったですが、霧が深くなるにつれ段々と押し込まれ劣勢になっていきました。そこで、霧で視野が悪くなったことが影響しているのか、柴崎を代えたことが影響しているのか、疲れで運動量が落ちたのか、選手間の距離はどうだったのか、中盤のプレス・数的優位等はどうだったのか、スルーパスの出来は? 等 幾つかの視点で分析してみました。 分析の結果では、A.日本選手の距離間が悪くなったというよりメキシコが良くなった、B.メキシコの両サイドが上がって逆に日本の両サイドは上がれなくなった、C.日本の縦パスが減りメキシコは増えた、D.メキシコとの個人技の差かと思われました。ということは、「メキシコが戦術を修正し日本の良さに対応してきた」訳で、それに対する日本側の対応というか、それを超えたレベルの高さが未だないということでしょうか ❓【個々の分析結果】選手の距離間、霧の影響 前半は、日本は中盤の選手の距離間が良く、このためにプレスも良く利いていたし、中盤のパス廻しから縦パスも入れられていたし、攻撃のいい形を作れていた1つの要因はこれだと思います。それに対して、メキシコは距離が結構空いていて中盤のパス廻しが前半はあまり出来なかったのですが、これを修正し中盤でのパス回しが良くなり、且つ日本に中盤のパス廻しをあまりさせなくなりました。同時に縦パスが増え、2点目はこの縦バスからでした。結局、メキシコが修正してきたことにより、前半は出来ていたパスカットがあまり出来なくなり、そのため縦パスも減ったと思われます。霧の影響があったかと言えば、逆サイドや遠くが良く見えないので、ロングバスやサイドチェンジがあまり使えず、そのためリズムが悪くなったと言えます。これは特に日本側に影響が大きかったと思います。両サイドの上りと個人技 後半になると、メキシコの両サイドバックがドリブルで上がり出し、日本の当たりを交わしてかなり前に攻め上がるようになりました。これに反比例して日本の両サイドがあまり上がれなくなったと思います。ここが個人技の差なのかと思いました。個人技のある久保とか乾だったら上がれるのかもしれません。(後半久保が出てきて、いい形で久保にパスが渡る時は上がれていました。)メキシコがボールをキープしてパスを狙うより、個人技でドリブルを仕掛け相手を剥がしてパスを出す戦術に変えてきたと言えるのでは。縦パス(楔のパス)の効果と連動性 選手の距離間のところでも書きましたが、日本の縦パスが減って逆にメキシコの縦パスが増えました。連動性を発揮しやすいのは、この縦パスを入れた時で、その瞬間は相手の視線が大きく動くので、ここで動き出すと相手のマークが遅れズレが生じます。メキシコの2点目は、正にこれを狙ったものでロサーノの動き出しとマルティンとの連携も見事でしたが、こんな伏線があった訳です。マークのズレと言えば、前半の日本の選手は相手のマークを外して間の位置にポジションを取れていました。これが縦パスを結構使えていた要因の一つです。後半はメキシコが対応してきてパス出しの余裕がなくなったと言えます。対応能力 後半に入ると、前半ボールを良くキープしチャンスメークしていた鎌田と遠藤が、徹底マークされたかボールをあまり持てなくなり、縦パスを出したり受けたり出来なくなりました。この辺りがメキシコの対応能力の高さです。マークされたら、それ以上の個人技を魅せて交わすか、鎌田を囮にして他がパスを受ける等のチーム戦術を採る対応力が必要だったかと思います。その点、安定したプレーを見せていた柴崎が交代したことも影響していたかもしれません。この辺りもメキシコの方が一枚上手だった気がします。 今回のメキシコと言い、前回ワールドカップで日本に勝ったベルギーと言い、強いチームはこの対応能力というか修正力が高いと思います。パス廻しが上手くいかなくなった時、個人技とドリブル力の高い中島翔哉がいたらどう打開していたかと気になりました。10月の前回ヨーロッパ遠征、今回と何れも招集されていませんが、今どういう状況なのでしょうか? 大変気になります。追伸:中島翔哉の状況について少し調べてみました。コロナの影響で、家族への感染防止の対応についてチームとトラブルがあったようです。それで暫く試合に出られなかったようですね。
2020.11.24
コメント(0)
本当に久し振りのワインテイスティング・コメントです。最後の2回もマルサネだったようですが、今回もマルサネで比較テイスティング。それも同じ畑のキュベで、本ブログでは良く出てくる、平野弥御用達のジャン・フルニエと、他アベラシオンで有名な、フィリップ・シャルロパン・パリゾです。ヴィンテージは同じ2017。さて、パリゾのマルサネはどんな感じでしょうか?Marsannay Les Echezots 2017(Domaine Philippe Charlopin Parizot)こちらは複数形の定冠詞が 付いています。何故複数?。 購入元: フィラディス( 未だ在庫あります。) VSMarsannay Es Chezots 2017(Jean Fournier)スペルが少し変!途中にスペースが 入るとは。それとも、エ・シェゾー? 購入元:平野弥( 未だ在庫あります。2015も2016もあり、2015は少し安め。)【比較テイスティング結果】 香り、色シャルロパン・パリゾ(以下パリゾ)は最初から開いていて、華やかな赤系の良い香り。香りだけで、十分美味しそうな感じが予感される。パリゾと言うと、黒系の印象があるのだが、このワインに関しては赤系が強い。一方、ジャン・フルニエ(以下フルニエ)は、パリゾ程ではないにしても開いており、こちらは逆に黒系の香り。フルニエはいつもは最初赤系なのだが、このワインに関しては黒系で、パリゾ同様全く逆の展開で対照的。この時点では明らかに華やかさでパリゾである。色は明らかにフルニエの方が紫が強く若い感じ。また、グラスのせいかもしれないが、フルニエの方が透明度・光沢は上の感じがする。味わいパリゾは、香りからの予感のままにコクも旨味も十分あり(若いマルサネとは想えない味わい)、既に飲み頃で酸の尖がりもなく十分に美味しい。それ程滑らかという訳ではないが、旨味満載の美味しさというタイプ。(熟成させるとどうなるか?)フルニエは未だ酸味が強く、今の時点ではパリゾの方が旨味・コクがある。但し、フルニエは変化が激しいので、明日はどうなるか分からない。料理との相性ヒジキ煮は旨味のあるパリゾの方が合い、黒酢豚は酸味のあるフルニエの方が合う。また、鮪(中トロ)はパリゾの方がやや合っていたイメージ。鴨は流石にどちらにも良く合い、同程度かと。カマンベールチーズはパリゾの方が合う感じがする。 翌日の香りと味わい翌日もパリゾは華やかな香りが健在だが、時間が経つと黒系の香りが出てきて(パリゾらしい?)、そうなるとシャンボール・ミュジニーと言うかヴォーヌ・ロマネぽい香りになってくる。フルニエは大分開いてきたが、パリゾの芳ばしさには劣る。でも、赤系も出てきて、こちらの方がテロワール的にはマルサネらしさを感じる。味もフルニエは酸味が穏やかになって飲み易くなってきて、パリゾの味わいに似ているが、コクと甘味でパリゾに分がある。総合評価、その他全体的な評価としては、翌日は差が縮まったものの香りも味わいもパリゾに分があり、マルサネらしさと将来性ではジャン・フルニエと言った感じか? パリゾの方が千円弱高いので、コスパ的には同程度と言え、どちらもマルサネとしてはレベルが高い。パリゾは澱が全然出ていないが、フルニエは壜壁に結構付いていて、ボトル底の雫の香りも一週間以上維持している。パリゾは3日で落ちたことを考えると、フルニエの方が長熟かも?【ジャン・フルニエ、シャルロパン・パリゾが買えるショップ】 (ジャン・フルニエ) 平野弥 ⇒ 【直輸入】2017年 マルサネ ルージュ エ・シェゾー (ジャン・フルニエ、ヴィンテージ違い) トスカニー ⇒ 【6本~送料無料】マルサネ レ ゼシェゾー 2016 ジャン フルニエ 750ml [赤]Marsannay Les Echezots Jean Fournier ( インポータ:テラヴェール ) [シャルロパン・パリゾ] ウメムラ ⇒ フィリップ・シャルロパン マルサネ レ・ゼシェゾー [2017] ( インポータ:フィラディス ) [シャルロパン・パリゾ、最安値かも?] トスカニー ⇒ 【6本~送料無料】マルサネ レ エシェゾ 2017 ドメーヌ フィリップ シャルロパン パリゾ ( インポータ:エノテカ ) [シャルロパン・パリゾ] フィラディス ⇒ ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ マルサネ・エシェゾー 2017年シャルロパン・パリゾ、期待はしていたのですが、マルサネでこれ程華やかな香りとは想っていませんでした。マルサネも年々レベルが上がっている気がします。有能な造り手が増えたからでしょうか。元々ポテンシャルがあって、それが造り手によって開花してきているということでしょうか?
2020.11.04
コメント(0)
***** 久し振りのサッカー評、と言うかブログ自体が久し振りです。 *****現在、AFC U-23選手権が行われていますが、FIFAランキング格下(と言ってもサウジは強いですが)に2連敗し、早くもグループステージ敗退です。東京オリンピックの最終予選を兼ねており、開催国枠の日本は関係なくモチベーションが低いからだとか言われてますが、個々の選手にとってはメンバ枠が厳しく出場が確定している訳ではなく、アピールが必要の場です。モチベーションが低いのは森保監督ぐらいかもしれません。サウジ戦、シリア戦通して言えることですが、パス廻しは上手く出来ていても、それが相手に脅威を与えることはなく、また崩しに寄与しない場面が多く、観ていて歯がゆかったです。今回の2試合の感想を簡単に述べたいと思います。通して言えることです。リスクを冒してのドリブルやパスの仕掛けが殆ど無い サウジ戦は積極的にドリブルで仕掛けていた食野も、調子が悪かったのか疲れていたのか、シリア戦では積極性が見られず、後ろを固めているシリアを攻めあぐねていました。シリア戦ではあれだけキープしてパスを廻していても、シュートに結びつかず、攻めあぐねの隙を突かれて失点となりました。これは意思統一の欠如、サウジ戦の反省を活かした監督の指示不足に他なりません。選手内のリーダーシップの欠如とも言えるかもしれません。クロスやスルーパス等の精度が悪い 2戦通じてラストパスやクロスの精度が悪いのが気になってました。これが、パスを廻していてもシュートに結びつかない原因の一つでもあります。パス廻しは上手く出来ているので、技術の問題ではなくコンビネーションや意思疎通の問題かと。ショートパスは良くても、ロングキックが下手という場合はありますが ...シュート力の見劣り サウジ戦は、最終的には日本の方がシュート数は多かったようですが、そんな印象は全然なく明らかにシュート力はサウジが上回っていました。ミドルシュートが少ないのも気になりますが、これが決定的に今のU-23の弱点だとすると、オーバーエイジで決定力のある中島(翔)や南野、乾、または大迫、原口あたりを招集した方が良いかと。森保監督は、親善試合等ではいい結果を残しているかもしれませんが、昨年のアジアカップ決勝と言い、E-1選手権の韓国戦と言い、最後には結果を残せていません。これは、持って生まれた勝負弱さなのかもしれません。それが選手に伝搬し、続けてのPK献上とかに繋がっていると言えなくもありません。(昨年のアジアカップ決勝でも追い上げムードの中、PK献上で負け決定となりました。)未だ、監督更迭の声は出ていませんが、ひょっとしたら考えた方が良いかもしれません。そんなことにならないように、カタール戦では積極的に仕掛けていって、シッカリA代表のアジアカップの借りを返して欲しいと思います。(サウジvsカタール戦を少し見ましたが、今回のカタールはそんなに強くなく、明らかにサウジより落ちると思いました。)
2020.01.14
コメント(0)
今、サッカーの国際大会が花盛りです。男子A代表が参戦する、今日から始まるコパアメリカ、日本が初めて決勝に進出したU-22(トゥーロン)、そして本日決勝があるFIFA U-20ワールドカップ(本日決勝、日本に勝った韓国が決勝へ)、U-17もどこかでやっているらしいです。その中で何と言っても注目なのが、なでしこが参戦しているFIFA女子ワールドカップ。(男子に比べると、どうしても新聞やテレビ等のメディアの扱い方が軽んじられていますが ... )[残念ながら、U-22はPK戦4-5でブラジルに負け]昨夜は、初戦の躓きを引きずらずどうにかスコットランドに勝利しました。でも、最後はつまらないミスから失点し、課題を残す結果となりました。前半を見ていると、テクニックやパス回しは明らかになでしこのが上で、相手の決定機らしきチャンスは全然なかったと思います。 スコットランドの攻撃は単調でロングパスで裏を狙うもので、その精度もイマイチで、トップでシッカリキープして落とし、それを1.5列目や2列目から狙う等の連動性があるチームだと手強いと思います。また、スコットランドの選手はパスを受けてもシュートまでが遅いので、日本がシュートの直前で殆どブロックできていたと思います。シュートが遅いのはなでしこにも随所に見られ、打てる時に素早く打たないから結局シュート出来なかったという場面が何度かありました。 その点、岩渕は素早く打っていたので見事に決まったと言えます。何故、後半の後半はあんなに押し込まれたか?前半はあんなに余裕で観ていられたのに、後半の後半になって押し込まれ試合を通してのポゼッションも逆転されています。終盤近くはCKの連続で、身長差があるだけに不安が続きました。相手が負けているだけに気負いこんでせめていることもありますが、前半はあれだけ良かった出足が鈍り(前半飛ばした疲れか?)、ルーズボールを殆ど拾えなくなったからと思われます。それだけでなく、若いチームありがちな「守勢に回ると慌ててしまう」という状態でもあったかと思います。まぁ、再度ビデオで確認したいと思います。決勝ラウンド(ノックアウトラウンドと言っているようです)に進出する国が大体見えてきたので、ベスト4を予想すると下記の国かと。(1番の好カードのフランスvsアメリカが準々決勝であるので、アメリカ敗退)日本に関しては希望的観測が入っていますが、下手するとオランダに負けてベスト16止まり。今の実力からするとベスト8が順当なところで、ベスト4に進めれば、健闘たと思います。 ・イングランド ・フランス ・日本 ・ドイツそして、結果的には男子に続いてフランスの優勝だと思います。アメリカが13-0と歴史的大勝利(新記録)でしたが、アメリカは攻撃力は超一流ながら守備に問題がある気がします。とは言え、フランスvsアメリカは決勝で見たい対戦ですね。D組は比較的恵まれていて、フランスやアメリカ、ドイツとベスト4まで当たらないブロックになっています。イングランドに勝って1位通過すると、ノックアウトラウンド初戦では中国と当たると思われます。いずれにしろ、イングランド戦での戦い方で今後の進出具合を占えると思います。3大会連続のファイナリストを期待しますが、それはかなり厳しいかと。今のチームは、むしろ東京オリンピックに期待します。
2019.06.16
コメント(0)
大分間が開きましたが、前回(マルサネ)に続いての比較テイスティング。今回もブルゴーニュの同アペラシオン『マルサネ』のトップと思われるワイナリーと、別アペラシオンが本拠と思われるワイナリー(ムルソー?)の、同じ畑のキュベです。本ブログでは良く出てくる、平野弥御用達のジャン・フルニエと、シャトー・ド・マルサネです。後者は、シャトー・ド・ムルソーと同じ経営母体らしいです。ヴィンテージは同じ2014。さて、あんまり期待してないですが、シャトー・ド・マルサネがジャン・フルニエにどこまで迫れるか?Marsannay Es Chezots 2014(Jean Fournier) VSMarsannay Les Echezots 2014(Cheatau de Marsannay)( スペルが少し変!途中にスペースが 入るとは。 それとも、エ・シェゾー?)<=購入元:平野弥( 2014は在庫切れで1番最後、 2015が4番目の右端にあり、 未だ在庫はあるようです。) 購入元:=> フィラディス( 今は品切れです。次の入荷は 2015?)( こちらは複数形の定冠詞が 付いています。何故複数?。)【比較テイスティング結果】 香り、色シャトー・ド・マルサネ(以下CM)は、最初の香りトップノートは安イタリアワインのような酸っぱさを感じさせる、赤系の平板な香り。でも、スワリングすると直ぐに黒系の芳ばしい果実香が出てきて、良い感じになる。大きいグラスに注ぐと、更に良くなり複雑さ(フルニエよりある)が増す。そして、花の香りも出てくる(黒系の度合いはフルニエより高い)。一方、ジャン・フルニエ(JF)は最初から赤系のチャーミングな香り。やはりスワリングすると、黒系の香りも出てくる。そして、大き目のグラスに入れると、複雑性が上がりより香ばしくなるが、CMよりは変化が少なく複雑性も少ない感じ。色はCMの方がJFよりやや濃く、かつ透明度も高い気がする。CMは90分ぐらい経つと、香りに漬物ぽさが出てきて華やかさが減ったと思ったが、一時的だった。味わいCMは、酸味がそんなに強くなく丁度良い感じである。そして、旨味があるのか厚みを感じる。でもアルコールは12.5%と最近にしては低い。フルニエも酸味がそんなに強くなく(CMと同程度)、いつもの若いヴィンテージ(未だ熟成ボトルは未経験だが ...)よりは酸味が穏やかな気がする。(アルコール度13%)そして、CMに比べると旨味が少なく薄いと思いたったが、料理との相性か大きいグラスに注ぐと厚味・旨味、甘味が出てくる。料理との相性レバニラはCMの方が合い、サンマチーズはフルニエの方が合う。また、海苔ネギトロはフルニエの方が一寸合い、和牛はCMの方が合うが、相性の度合はネギトロの方が高いかなぁ。和牛の方はアフターに渋味が浮いてくる感じがする。 翌日の香りと味わい翌日もCMは香りが落ちず(黒系が減ったと思ったが時間が経つとまた復活)、味は料理なしで単独で比べると、フルニエより厚味・旨味がある。逆に、ジャン・フルニエは料理との相性、時間経過で厚味が増しCMに遜色ない感じである。香りの変化は少ないが、味の変化はCMより大きい。料理との相性では、ヒレカツ・ハーブは同程度(ややCMの方が合うか?)だが、鶏・大根はどちらにもイマイチ合わない感じながら、フルニエの方が合う感じで、里芋もフルニエの方が合う。総合評価、その他全体的な評価としては、翌日は殆ど差がない感じながら香りはシャトー・ド・マルサネに分があり、味わいは同程度ながら良くなる変化の度合いでジャン・フルニエと言った感じでしょうか。 フルニエは時間経過で直線的に良くなっていくのに対して、シャトードマルサネは変化の揺れが大きいです。いずれにしろ、コスパ的にはどちらも同程度と言え、マルサネとしてはレベルが高いです。コルクの長さは同じで、質・堅さはフルニエが上に見える。ワインの染み込みはフルニエの方が濃く、CMは結晶(酒石酸カリ?)が付いて光って見える。 澱は壜壁に結構付いており、ブルゴーニュにしては多い。これが旨味に繋がっているのかも?【ボトルとコルクの比較】 左側がシャトー・ド・マルサネ。明らかに太さが違います。当然重いです。この形、見覚えがあると思ったら、そう!あのシャトー・ド・ムルソーと同じです。ボトルは重厚で金を掛けている気がしますが、コルクはあまり長くなく、質もイマイチな気がします。【ジャン・フルニエ、シャトー・ド・マルサネが買えるショップ】 (フルニエ、2014 売切れ ... 2015 在庫あり) 平野弥 ⇒ ヤフーショップのジャン・フルニエ・リスト (フルニエ、ヴィンテージ違い) トスカニー ⇒ マルサネ レ ゼシェゾー 2015 ジャン フルニエ 750ml[赤]Marsannay Les Echezots Jean Fournier 取寄せ [シャトー・ド・マルサネ] トスカニー ⇒ マルサネ レ ゼシェゾー 2014 シャトー ド マルサネ 750ml [甘口(?、辛口では?)赤]Marsannay Les Echezots Chateau De Marsannay 取寄せ [シャトー・ド・マルサネ、最安値かも?] 酒宝庫 MASHIMO ⇒ 【シャトー・ド・マルサネ】マルサネ レ ゼシェゾー[2014] 750ml 赤【Chateau de Marsannay】Marsannay Les Echezots 取寄せ以前、シャトー・ド・ムルソーのボーヌ一級2006とか2007を飲んで、ガッカリした記憶があるので期待していなかったのですが、このマルサネは良いですね。2012年にからオーナーが変わり、その時にシャトー・ド・ムルソーも手に入れたようです。(フィラデスさんのページ『シャトー ド マルサネ Introduction(生産者紹介)』より)また、ジャン・フルニエだけ「Es Chezots」と変わった標記をしていて、その理由が分かりました。こちらの平野弥のページ『ふたつのOrthographe(オルトグラフ、綴り)エシェゾー(Echezeaux)』に記載されています。元々理不尽な要求に対して、「17世紀の土地の台帳の綴り字」とこちらの方が古かったのですね。ところで、何故前に複数形冠詞の"Les"が付くのかは、フィラディスさんに現地生産者さんに聞いてもらいましたが、『昔からこうだ』と言われ、分かりませんでした。多分、元々の"Echezeaux"であったら"Les"にはならないと思います。"Les"が付く"Amoureuses"とか"Pucelles"は、皆最後が"s"で終わっています。
2019.03.10
コメント(0)
この時期、いつもなら知名度の低いアルガルベ杯があるのですが、今年はW杯イヤーだからか開催されず、その代わりなのか、これまた変わった名前のシービリーブス杯くなるものがありました。 ( She believes Cup と何と文章になっています。何を信じるのでしょうか?)男子に比べると、歴史が浅いのと参加国が少ないせいか、この手のローカルな大会が結構あります。前置きはさておき、今回のなでしこメンバーは、若手の発掘や成長を狙ったのか、若手中心でベストメンバではなく、かつ主力がインフルエンザに罹っていたりで、ベストメンバからは程遠いものでした。でも、ランキング1位のアメリカと引き分けたり、ブラジルに勝つなど健闘していたと思います。アメリカ戦はビデオを撮りそこなったのでダイジェストでしか見ていませんが、ブラジル戦は朝早く起きて全部見ました。フィジカルで劣り、1対1でも負けていたのでかなり押し込まれている展開です(特に後半の開始、失点するまで)。シュート数やコーナーキックの数ではかなりの差があると思いますが、少ないチャンスをものにするクレバーさ、強かさで勝つことができたかと思います。イングランド戦、これは出勤する前の少しの時間だけ見たのですが、メンバがブラジル戦より劣ることもあり、スピードでもかなり後手に回っている印象で早々と失点しました。未だビデオは見てないですが、後半盛り返したようですが、相手が流しているかもしれず、力の差はかなりあると思われます。もともとイングランドには相性が悪く、優勝した2011W杯でもグループステージで唯一負けた相手です。 2015W杯は準決勝で相手のオウンゴールで辛うじて勝っています。今年のW杯では、また同じグループに入っています。本線ではベストメンバで臨み、若手の成長と共に是非リベンジを果たして欲しいと思います。この結果で1位突破か2位突破かが決まり、決勝トーナメントの組合せに響いてきます。【追伸】冒頭で今年はアルガルベ杯は開催されないと書きましたが、実際は開催されているようです。 でも、アメリカは勿論、強豪国のフランスやドイツも参加していませんね。 優勝は最近力を付けているオランダかスペイン、または古豪のスウェーデンあたりでしょうか?
2019.03.08
コメント(0)
間が開きましたが、 谷川温泉「別邸 仙寿庵」での温泉旅行2018-19年末年始=その1、1日目の食事とワイン=の続きです。この調子だと、書き終わる頃には桜が咲いているかもしれません。そんな中で、いくら雪が多かったと言っても臨場感ないですよね。冬の味覚、旬魚盛の写真と御献立(メニュー)シート、他主な料理メニューの紹介料理のカテゴリーと一部の素材名を掲載。料理のテーマ(単なるタイトル?)は、一日目は『初冬の候』。(左の写真以外の料理と簡単コメントは後に掲載しています。)今年も内容や趣向に合わせた表記になっています。一昨年までは懐石料理の言い方に倣っていたのですが、昨年から手書きを止めたのを契機に言い方も変えたようです。そして、今年は更にくだけた表現というか現代風になっています。理由は別にもあるようですが、それは後で ...【冬の味覚:銀光西京焼き/銀杏松葉串/水菜とイクラのみぞれ和え/蓮根黄味たらこ射込み/林檎とヤーコンの白和え】(左上の写真参照) 群馬ブランドのギンヒカリも毎年出ますが、 年々新鮮味が落ち、気のせいか味も落ちているような。 少なくとも昨年のような押し寿司の方が良い気が。 【旨味汁:牡蠣真丈白味噌仕立て】(下記参照)【旬魚盛:銀光/金目鯛/鰤、あしらい】(左下の参照) 金目鯛は脂ものっていて旨味もかなりあり、この中では1番美味いと思いました。ワインとの相性の良さもプラスに働いているようですが。【蟹と海老の共存:海老芋団子ズワイ蟹餡かけ、他】(下記参照)【上州黒毛和牛のかまくら:下仁田葱/ゆきわり茸/水菜 添え】(下記参照) 【雲丹とふわふわ:オクラ、生雲丹、花穂】(下記参照)【御飯:舞茸御飯、ちぎりっこ汁、香の物】(下記参照)【最後に:ワラビ餅黒蜜ソース、柚子シャーベット】(下記参照)いつもより刺身の種類と数が少ないような気が。この大雪で新鮮な魚が入り難いのかも ...【料理に合わせたワインのテイスティング簡単コメント】 セパージュ: マコネ地区のシャルドネ 100% 購入元: 平野弥( ヤフーショップページでは、Macon ~ 2016を 載せてますね。)いつもはマコンを持ってくるのですが、少し前の『平野弥 コルディエ試飲会』で、2016のジャン・デ・ラ・ヴィーニュは既に美味しく飲める状態だったので、今回はこちらを持ってくることにしました。2015も出来は良かったですが、2016はもっと良いです。年々美味しくなっていく気がします。特に、2016は洋梨の香りが良く出ていて、最初から開いています。牡蠣真丈と良く合います。柚子と一緒に食べても合います。他では、酢味噌コンニャクとはまずまず合い、金目鯛とは良く合います。しかし、意外にも海老芋団子とはイマイチ感が。味も、直ぐ飲める美味しさで、未だ酸は一寸強いですが料理と合わせるには丁度良いかと。最初から開いている分、香りの変化はあまりないですね。と言うか、変化が出る前に全部飲んで飲んでしまったと言うことですね。 【ブルゴーニュ・ブランJean de la Vigne 2016】( 写真は昨年の2015のモノを使用。今年は ブルゴーニュ・グラスになっています。)【Altes L'Estel 2014 】( 横浜から当日車で持参。 丁度半年前に飲んだ ガルナッチャ・ネグラ2015が安スペインにしては エレガントで良かったので、その上のクラスを購入。 エチケットはブランコの方が可愛いですが ... ) 品種: カリニェナ50%、ガルナッチャ・ネグラ25%、 シラー25% 購入元: Toscany最初香りはベリーAのような果実香で、それに酸味の効いたブルーベリーぽい黒系の果実香もあります。アフターにはローヌと言うかシラーぽい余韻を感じます。味は滑らかで美味。ガルナッチャ・ネグラより厚味・コクがあります。時間が経つとAlc.14.5%の影響か甘味が出てきます。色はガルナッチャ・ネグラより濃く、ブルゴーニュよりも薄い感じでしょうか?(最近の濃い色のブルゴーニュとおなじぐらいか?)料理との相性では、卵雑炊は白より赤の方が合い、雲丹とふわふわのウニはこちらが合いますが、オクラ含めて全般的には白の方が合います。後半になって、甘味が出てきたからかワラビ餅黒蜜ソースにも合います。(翌日、部屋のつまみのお新香と合わせてみましたが、きゃらぶきと黒蕪(?)には合い、黄土色シメジには合いませんでした。)香りは最初エレガンス系でしたが、時間と共にイタリアとかローヌの濃い系に変わってくる感じがします。 まぁ、このワインよりはガルナッチャ・ネグラの方が和食には合う気がします。【蟹と海老の共存:海老芋団子ズワイ蟹餡かけ、他】【上州和牛のかまくら:下仁田葱/ゆきわり茸/他 添え】海老芋って海老が入っているんでしたっけ?そんな訳ないですよね! ただ、団子にしているので実際に入れているかもしれませんが(聞いてませんが)、とにかく命名が大げさ。 でも、味は美味!旨味が良く載っていて蟹と海老の共存かと思わせてくれます。そんな味わい!かまくらは、何指しているの?と思いましたが、上州和牛の切れ片がかまくらの屋根のアーチみたいに全体を覆っているからでしょうね。(聞いてませんが)蟹と海老の共存が美味しいと思いましたが、こちらはもっと美味!胡麻がタレではなく牛肉の上にタップリ乗っているのがユニークですが、それが味を引き立てています。 【上州黒毛和牛のかまくら:卵雑炊】【旨味汁:牡蠣真丈白味噌仕立て】【雲丹とふわふわ:オクラ、生雲丹、花穂】上州和牛の煮出汁を使って玉子雑炊です。こういうサービスとアイデアは良いですね。(食べるかどうかは聞かれましたが勿論 Yes!) 和牛の旨味が良く出ていて美味!締めのご飯が食べられるか、"?"です。でも、ペロリといっちゃいましたね。牡蠣真丈、牡蠣と真丈ではありません。緑の芽蕪が乗っていて判り難いですが、牡蠣真丈の上に牡蠣がまるまる1個乗っています。牡蠣真丈自身の味は、まぁ~普通と言うか、牡蠣の味は良く分かりません。共存、かまくらに続いてふわふわですか。俗っぽい表現と言うか、益々擬態化しています。でも、見た目も味も上出来ですオクラの味がふわふわに良く出ています。ふわふわと擬態表現したくなるのも分かる気がします。【御飯:舞茸御飯、ちぎりっこ汁、香の物】【ワラビ餅黒蜜ソース、柚子シャーベット】期待の舞茸御飯。でも何か今年は味が少し違う? やはり、料理長が変わったのか?旨味と香り(特に喉越しの)が違うのです。コメはブランド米『水月夜』を使っていると思うのですが、隠し味が違うような気がします。デザートはワラビ餅と味は悪くないですが、平凡で、面白味/サプライズがないです。前はパティシエがいたらしく、目を見張る時もありましたが、期待し過ぎですかね。意外性を期待しなければ黒蜜ソースも柚子シャーベットも美味しいのですが ... 昨年のブログを見ると、やはり寒波が来ていて積雪量が多かったようですが、今年はもっと多いです。行った時もかなり雪が降っていて、そのせいか出口が大渋滞で、かつ間違えて(私がドライバやナビゲータでもありませんでしたが...)次のインターの湯沢まで行ってしまったのでした。そんなこともあり、余計に雪を多く感じたかもしれません。ところで、今年からブルゴーニュ・グラス🍷を揃えたのか、ボトルの形に合わせてボルドーとブルゴーニュを使い分けるようになりました。
2019.02.10
コメント(0)
恒例行事である年末年始の家族旅行で、Relux(一流旅館・ホテルを厳選した会員制宿泊予約サイト)の表紙(?)を飾っている『別邸 仙寿庵』に行ってきました。今年は久々に12/31も宿が取れ、年始復活です。そして、年末の寒波のため昨年以上に雪が多いです。但し、元日は6日ぶりの晴れで、気持ちよい晴天です。雪と青空のコントラストが見事です。今回の仙寿庵はどんな料理を提供してくれるのでしょうか? サプライズはあるでしょうか? 【元旦に相応しい晴天と寒波らしい雪景色の好対照 by iPhone6】1月1日の天気=雲一つない快晴=最強寒波の結果の大雪比較として2年前の写真(同アングル) 【2年前の同アングル】➡ 雪の量が全然違います。 直ぐ下の写真は同じ部分の31日の 写真です。更に雪が多いです。 左横の駐車場のために雪を除けて あるのですが、これでも31日からは 大分溶けたのが分かります。下の写真は今年の同アングルの写真ですが、雪の量の違いが良く分かると思います。 ↓ ↑【元日の朝のスッキリ青空】良く晴れています。雲一つない天気とはこういう空のことをいうのでしょう!これは一週間振りの晴れらしく、それまで寒波の影響でずっと雪空が続いていました。ちなみに前日の小雪交じりの景色が右端上の写真です。チョット晴れ間も顔を覗かせたのですが ...この後が長くなり、文字数制限に引っ掛かりそうなので、今回は紹介と言うことでメニューだけ記載し(一部の料理の写真は掲載)、本題のワインと料理の写真及びコメントは次回に記載します。冬の味覚、旬魚盛の写真と御献立(メニュー)シート、他主な料理メニューの紹介料理のカテゴリーと一部の素材名を掲載。料理のテーマ(単なるタイトル?)は、一日目は『初冬の候』。(左の写真以外の料理と簡単コメントは後に掲載しています。)今年も内容や趣向に合わせた表記になっています。一昨年までは懐石料理の言い方に倣っていたのですが、昨年から手書きを止めたのを契機に言い方も変えたようです。そして、今年は更にくだけた表現というか現代風になっています。理由は別にもあるようですが、それは後で ...【冬の味覚:銀光西京焼き/銀杏松葉串/水菜とイクラのみぞれ和え/蓮根黄味たらこ射込み/林檎とヤーコンの白和え】(左上の写真参照) 群馬ブランドのギンヒカリも毎年出ますが、 年々新鮮味が落ち、気のせいか味も落ちているような。 少なくとも昨年のような押し寿司の方が良い気が。 【旨味汁:牡蠣真丈白味噌仕立て】(下記参照)【旬魚盛:銀光/金目鯛/鰤、あしらい】(左下の参照) またまたギンヒカリが登場。やはり西京焼きより 刺身の方が良いですね。 ギンヒカリは、サーモンより脂は少ないですが 旨味が多いと思います。【蟹と海老の共存:海老芋団子ズワイ蟹餡かけ、他】(下記参照)【上州黒毛和牛のかまくら:下仁田葱/ゆきわり茸/水菜 添え】(下記参照) 【雲丹とふわふわ:オクラ、生雲丹、花穂】(下記参照)【御飯:舞茸御飯、ちぎりっこ汁、香の物】(下記参照)【最後に:ワラビ餅黒蜜ソース、柚子シャーベット】(下記参照) いつもより刺身の種類と数が少ないような気が。この大雪で新鮮な魚が入り難いのかも ...(今開催されているアジア杯。 本来なら、そのコメントも書きたいのですが、今回は家庭の事情で家事が忙しいこともあり書いている暇がありません。また家事をし乍らではありながらライブで観ていることもあり、今迄は全然録画を撮っていません。 ここまでの戦いは心もとないと言うか、全て1点差で辛勝です。1点差は運が良いとか、チーム状態が良くないとかの見方も出来ますが、私から見ると、意図的かどうかは別にして相手に合わせた戦いをしているということです。それは見方によると賢いと言うか強者の戦い方でもあり、その真価はイラン戦で分かるかと。まぁ、内容を見ると、攻めの単調さと連動の少なさ・鋭さの無さが原因ですが、大迫の復活と南野の爆発に期待しましょう。 流石に、イラン戦はビデオ撮ります。)
2019.01.27
コメント(0)
過激なタイトルを付けてしまいましたが、本日はワインネタでもサッカーネタでもありません。(サッカー代表戦はありましたが、仕事で観ていないので、ビデオを観たら書くかもしれません。どうも、良い出来が一試合置きの感じですね ... )毎年この時期、人間ドック(メディカルスクエア赤坂)に行って、そこでもらうランチクーポンで食事をします。それがANAホテルのシャンパンハウスとステーキハウスです。最初は、シャンパンハウスの方が割高で同じランチクーポンで食べるならステーキハウスのが良いかなぁと思い、3年間はステーキハウスに行ってました。でも、内容のイマイチ感が続き、シャンパンハウスに変えてみたら、そちらのが美味しく満足感が高かったです。そして、残念ながら今年はランチクーポンからシャンパンハウスが外れてしまい(券には7/20で終了と記載)、仕方なくステーキハウスに。表向きのサービスは良いのですが、作為的なのか、きめ細かなサービスが足りないというか、?です。最初の案内で、「食後のデザートにシャーベットが付きますが、飲み物はどうなさいますか?」と聞かれ、当然付いているものと思い、「コーヒーをお願いします」と答えました。最後に、支払いは無い筈なのに勘定書きのブックレットを持ってきたので「変だなぁ」と思っていると、開けてビックリ!コーヒー代が書かれているではありませんか、それも\1000 にサービス代と消費税含めて\1220 とランチとしては高額。これなら、普通にコーヒー付きのランチが他店で食べられます。(昔、他店でも飲み物はと聞かれ、頼んで別料金を取られたという苦い経験を思い出しました。)皆さん、こう聞かれた時は、明らかにメニューに入っていたのを確認していない限りは「別料金ですか?」と聞くようにしましょう。ランチの内容と高いコーヒーの味は下記の通りです。【各テーブルに置いてあるオリーブオイルは高級そう】左の写真のボトルは、良く見ると『エキストラバージンオリーブオイル』で高級感を演出しています。最初、単なるディスプレイ広告でワインが置いてあると思いました。ボジョレーヌーボーの解禁日なので、ひょっとしたらと思いましたが、違いました。この『ザ・ステーキハウス The Steakhouse』の食べログ評価は平均 3.42 のようです。この評価点が妥当かは、サービス・施設・雰囲気等の全体的観点では妥当かと思いますが、食事内容とコスパでは"3.0"以下かと思います。下のリンク先の食べログに付いている写真集の中の付合せのパンとデザートは全く同じに見えます。それとハンバーグステーキ(下記参照)が、このクーポン券のランチセットです。割と最近の食べログ評価:3.5⇒【赤坂】ANAインターコンチネンタルホテルのザ・ステーキハウスで優雅にランチ! ~【ハンバーグステーキは焼目が香ばしく肉質は良さそうだか ... 】表面に網目の焼跡が付き、一見美味しそうです。表面はパリパリで、中は綺麗なピンクでビーフ100%と思われます。つなぎを使っていないからか、そっと切らないと中がボロボロ崩れます。シットリ感がなくパサパサで質感がイマイチです。味は普通で、ハングリータイガーとかゴールドラッシュ等のが美味しいかと思います。そして、付合せが焼いたローズマリーの葉とプティトマト1個というのに、驚き・呆れてしまいました。野菜をあまり食べないアメリカ人的発想でしょうか?(上のリンク先に付いている写真集の中のステーキをハンバーグに置き換えると全く一緒です。)【高いコーヒーの味は?】ハッキリ言ってドトールやスタバ等と同レベルかと。ホテルのロビー等で飲むと\600ぐらいで高いですが、それなりに美味しく、おかわり自由です。ここは、更にその倍近い値段です。おかわり自由でしたが、大して美味しくなく、無料と思っていたので、おかわりは頼んでいません。下記の、食べログを見ると、6年前でコーヒー280円となっていますが、6年でそんなに値上げするとは思えないので、ぼられたとしか思えません。6年前の食べログ評価:3.0⇒空間を重視したい時のステーキ屋さんこの『ザ・ステーキハウス』、ずっとANAインターコンチネンタルホテルで営業を続けているので、それなりに評価されているのだと思いますが、多分外国人の方が評価が高い気がします。食べログ評価 5.0「さすがのサービスです」とか、食べログ以外の一休.comは、評価4.09、OZmallは、評価4.73と高いのもありますが、広報サイドのサイトで作為的な感もあり、どこまで真実の評価か疑わしい気がします。何せフェイクの多いネットの世界ですから。【追伸】ボジョレーヌーボーが解禁になり、今年は本当に収量・出来とも良さそうでが、色んなショップ(特にスーパーマーケット)を見る限り、あまり売れてませんね!
2018.11.20
コメント(0)
まさかの圧勝!但し、DFがもっとシッカリしていればの話ですが ...仕事の都合でまたまた後半のみ。但し、食事は済んでいたので、前回よりは良く観ています。(未だ前半や全体をビデオで確認はしていないです。それどころか、土日の徹夜作業とその疲れでパナマ戦も観れていないです。)(詳細は、ビデオを観て何か意外な発見や思うところがあれば、書いてみたいです。)結果は予想外の打ち合いでしたが、攻撃に関しては日本が圧倒、守備は課題露出の問題ありで3失点でしたね。攻撃は、中盤から前線にかけて中島/南野/堂安が揃うと、第1戦の躍動感、ワクワク感が復活しましたね。この3人は相性が良いのか、動き、パスのタイミングがグッと良くなりますね。特に、中島(翔)は今、絶好調なのかドリブルの切れ、パスのタイミング・鋭さが群を抜いています。ロシアW杯組とリオ世代の融合による化学変化はどうだったかと言うと、堂安と酒井、遠藤(航)と酒井という新しいコンビネーション、攻め手が産まれたと言えます。逆に、大迫とのコンビネーションはもう少し時間がかかるかなぁという印象です。ここまで無失点だった守備の方はどうだったかと言うと、案の定綻びが出ましたね。特に課題は、誰が吉田とセンターバックを組むかということですね。今回コンビを組んだ三浦は、3失点全てに絡み、2失点目は周りを見ていないというか、見えていないのか、不注意なバックパス。(GK東口の緩慢なプレーのせいもありますが ... )そして、1失点目と3失点目は、マークのズレとそのズレの修正の対応の遅さによるものです。ここが一番の課題ですね。個人的にはロシアW杯でまずまず活躍した昌子か、早く森重が復活してくれないかなぁと思っています。森保ジャパンが戦術的に何が良いのか、どう変わってきているのか、どういうスタイルを目指しているのか、ビデオを観て確認したいと思います。今のチームにリオ世代の大島僚太や久保が入ってくることになり、更にいずれは、久保建英が入ってくることになる、というか是非早目に入れて、チーム戦術、コンビネーションに馴染ませて欲しいと思います。
2018.10.21
コメント(0)
この前のコスタリカ戦が出来が良かっただけに期待を持たせます。仕事の都合で後半のみ、それも食事をしながらの斜め見なので、ざっとした印象(それも多分に思い込み)に過ぎないですが、ご容赦を。(詳細は、ビデオを観て何か意外な発見や思うところがあれば、書いてみたいです。)結果は前回と同じ3-0ですが、パナマは明らかにコスタリカより落ち、まぁ、最初に思ったのは、期待が高かっただけに前回と比べ、躍動感、フレッシュ感、ワクワク感がない、ファンタジスタの中島、堂安が出ていないことが大きいのかと。( 堂安は後半少し出ましたが、動きもプレーの切れも悪く、ボールを失う場面が多く出来はイマイチでした。)最近Jリーグを殆ど見ていないこともあり知らない選手が多く、違和感があるから余計にそう感じるのかもしれませんが、オッと思うプレーや意外性が殆ど見られませんでした。また、攻撃に行き詰るシーンやパス出し躊躇するような場面も多々見られたかと。ロシアW杯組とリオ世代の融合による化学変化とのことですが、ロシアW杯組のレギュラーで出たのは大迫と原口だけです。( 当初キャプテンと言われた吉田が何故出なかったのでしょうか? 負傷したのか調子がイマイチなのか ... )これでは、新しい攻撃パターンや変化は難しいでしょう。前回イマイチだった守備の方はどうだったかと言うと、前回よりは安定感は増したかもしれませんが、目立っていたのは相変わらず室屋だけだった気がします。何故こんなに槙野を使っているのか分からず、W杯でも昌子の方が数段良かったし、左サイドの佐々木もミスが多いしクロスの精度もイマイチで、何故使い続けているのか良く分かりません。広島の選手の依怙贔屓にしか見えません。その一方で、19歳の富安がセンターバックをやっていたようですが、知らない選手で全然注目していなかったので分からなかったです。安定したのは彼のおかげかもしれません。ビデオで確認したいと思います。 いずれにしろ、次のウルグアイ戦でDFの実力が分かると思います。(多分、吉田をはじめ長友、酒井(宏)のロシアW杯組が出てくると思います。)今のところ、長谷部の後継者は青山になっていますが、このままでいくのか、1番の後継者と目されていた山口蛍でいくのか、あるいはロシアW杯で活躍した柴崎でいくのか、遠藤航でいくのか、はたまた新戦力の三竿でいくのか、1番の注目点かと思います。これによって、次のワールドカップ・カタール大会までのチームの根幹が決まることになります。いずれにしろ、青山は次のボランチ決定までの繋ぎになると思います。尤も、森保監督でこのまま行くのかも未定で、アジア大会の結果如何、長くとも東京オリンピックの結果如何で決まり、その後誰が指揮を執るのかは未知数だと思います。
2018.10.13
コメント(0)
今回のワイン、私がニュージーランドのピノノワールに目覚める切っ掛けとなったダスティ・ロードの2006ヴィンテージ。( 最初に飲んだのは2004ですが ... )ほぼ10年前のことですが、このダスティ・ロードを飲んで、意外な美味しさに『熟成させるとどんな香味に?』と興味深く思いました。そして、今回マイセラーで熟成させた2006を飲むことにしました。(本当は、もう数年寝かせてから飲みたかったのですが、セラーのトラブル=ファンの近くが凍結してデッカイ氷の塊に=で品質を確かめたくなったので開けることに。)果たして、熟成の結果は ... ダスティ・ロードの10年前のブログ(『Dusty Road 2004』および 2006ヴィンテージのテイスティング・コメント)はこちらです。 Dusty Road 2004 ⇒ 驚愕のNZのピノは2006も更に美味! Dusty Road 2006 ⇒ 『Dusty Road 2004』はDRCの新世界版? )Dusty Road PINOT NOIR 2006【畑および生産者情報】Alexander Vineyard は1989年に設立され、有名なMartinborough Terraceの中心部に位置する。5ヘクタールの広さを持ち、密植で主にピノノワールが植えられ、メルローとシャルドネも少し植えられている。砂礫土壌で北西の風が良く吹き、低収量でフレーバー豊かな果実が成る。オーナー兼ワインメーカーは、1996年に英国から来た Michael Finucane と Roz Walker。(Alexanderのホームページより引用) ( 2017ヴィンテージのエチケットを見ても殆ど同じで、"ALEXANDER"の畑名が一番下から一番上に移動し、"Dusty Road"のフォントがゴシック体から斜字体になっているぐらいか。2016は同じ。) 下はファンの周りが氷結したセラーの氷です。融けて 小さくなりましたが、実際はこの4~5倍ありました。【ワイン情報】 使用ブドウ:Te Muna & Martinborough Terraceの ピノノワール アルコール:14% (最近よりもこの頃のが僅かですが高いです。 仏の反対現象? と思ったら2004は13.3%でした。) フレンチオークで17ヵ月熟成 (裏ラベルより) 補足で最近の評価: 2017が 18/20 rating – Raymond Chan。【簡単なテイスティング・コメント】色と香り・色は想いの外健全と言うか、オレンジやレンガ色が少なく、 やはりセラーの低温劣化の影響か熟成の進みが遅いのかも。・香りは最初からニュージーらしい妖艶な果実香。赤系もあるが、少しドライフルーツが入った無花果やプルーンの香り。 (無花果そのものが赤系だか黒系だか微妙。)味わい、料理との相性・味わいは酸味が隠れ気味ながらシッカリあり、コクと旨味がある。 但し、良く味わうと一寸苦味と言うかエグミがある感じがする。これも低温劣化の影響か?・料理との相性では、意外にも鶏黒胡椒炒めよりも蓮根餅炒めの方が合う。 (最初は鶏黒胡椒炒めが凄く合うと思ったのですが、タンニンが落ち着き味が滑らかになって酸味が顔出すと蓮根餅炒めの方が合うイメージ。 ) でも、やはり鮪中トロが1番合う!終盤の香味、その他・時間が経って味わいはそう落ちないが(70分~80分)、温度が上がったせいか消えたかと思った苦味がまた出てくる感じ。 そして、香りは落ちないが、そう良くなることもなく、変化がなく面白味に欠ける感じ。 この辺が秀逸ワインと違うところか? (10年前も2時間以上経って苦味が出てきたと書いていた。また変化がなく面白味に欠けるとも。)・そうは言っても、10年前に感じた熟成したDRCのような妖艶さが垣間見えたことはなかなかのものだと思います。特にボトルに残った雫の数日後の香りが、相変わらず秀逸! 結局、熟成させても香味ともあまり変わらない感じでしたが、セラーの不調の影響も考えられ、 もう一本ある上級キュベの『Alexander』をもう数年寝かせて確認したいと思います。 購入元はこちら ⇒ かわばた酒店 インポータのエノテカが取扱いを止めたので、当然もうありません。 チョット検索してみましたが、日本で売っているところはどこも出てきませんでした。 日本のインポータはどこも取り扱っていないようです。【買えるショップの紹介】( もう日本では売っていないようです。) Alexander ⇒ Alexander Dusty Road Pinot Noir 2017 Wine Merchants ⇒ Alexander 'Dusty Road' Pinot Noir 2016アレキサンダーて、栽培は続けているかもしれないが、ワイン造りは止めたのかと思っていました。ところが、エノテカが取り扱いを止めただけでした。「何故止めたのか?」エノテカに聞いてみましたが、特に理由はないと教えてもらえませんでした。何か、トラブルがあったのでは?どこか、取り扱ってくれないでしょうか? フィラディスさんあたり如何でしょうか?
2018.10.08
コメント(0)
少し経ってしまいましたが、コスタリカ戦は予想以上に出来が良かったですね!森保監督になって初めての試合で、大幅な若返りを実施したこともあり(特にW杯に出場した海外組は招集しなかったことで余計に)、コンビネーションの拙さや、判断ミスの多さがあるのでは、と思いましたが、思い切りの良い動きとスピードある攻撃が見られ、良かったです。特に良かったのは、中島、南野、堂安。堂安は身体の使い方が上手く、上半身のブロックやターンで相手をかわしていき、南野は思い切りの良さと身体のキレで良い動きをしてましたね。そして、中島は圧倒的なテクニックで魅せてくれました。正にリオ五輪世代が中心となる世代交代の急進です。( 堂安はその後の東京五輪世代ですが... )これに、今回負傷で出られなかった大島や、招集されなかった久保や井手口が入ってくるでしょう。攻撃ばかりが目につきましたが、守備の方はどうだったかと言うと、やはりリオ世代の室屋の積極的な攻め上がりは目につきましたが、DF全体の守備(パスカットやプレスによる相手攻撃のスピードを止める、etc)はイマイチだったような気もします。コスタリカの連携がイマイチだったこともあり、無失点で抑えられましたが、そのイマイチ感がポゼッションで49:51とやや劣っていたことに表れているかと。攻撃では圧倒していたような印象がありながら、この数字です。リオ世代の躍進の一方、清武等その前のロンドン世代は寂しい限りです。ロシアW杯の代表に入っていた原口や宇佐美はロンドン世代ですが(酒井宏樹が入っていたかは失念)、オリンピック代表からは外れています。成績としては、ベスト4と最近では1番良かった世代なのに、その時に活躍した永井や大津が伸び悩み、清武も負傷がちで停滞しています。本来なら、この世代が中心・主役の筈で、そうなっていれば、もっと切磋琢磨できレベルアップが図れている筈です。残念な限りです。
2018.09.19
コメント(0)
今回のワインはこれ、スペインの無名なDO"Terra Alta"の『エレンシア・アルテス ガルナッチャ・ネグラ 2015』。ラベル・コレクターとしては、あまりにもエチケットが可愛いのと、スペインにしてはエレガンス系との触れ込みに誘われ、価格が安いこともあり、購入しました。ガルナッチャでエレガントというのはイメージできないだけに、果たしてどんな香り、味わいなのでしょうか?テイスティング結果は ... Herencia Altes Garnatxa Negra 2015【Terra Alta】【テッラ・アルタ(スペインD.O.)を本拠とするワイナリ】テッラ・アルタは、カタルーニャ州最大の栽培面積を持つD.O.のひとつ。ラファエル・デ・ハーンとヌリア・アルテス夫妻が、テッラ・アルタの魅力とは株仕立てのガルナッチャの古樹が多くあることと考え、テッラ・アルタを世界のワイン地図に載せるために2013年に『エレンシア・アルテス』をここに設立。40haの所有畑は、ヌリアが実家から相続した樹齢90年の古樹の区画に加え、新たに購入した樹齢100年の区画を含む。(エチケットは妻ヌリアの幼少時代の日常の風景を描く。)歴史等の詳細はこちら⇒フィラディスの説明ページ【栽培と造り】 将来的には有機農法での栽培を目指しており、現在それに向けて畑を整備。 ブドウは全て手作業で収穫後、セラーに運び発酵前に4度以下の温度で一晩冷蔵してブドウとマストの酸化を防ぐ。その後選果台で選果。 白:プレス後、ワインに応じてステンレスタンクもしくはコンクリートタンクでアルコール発酵。熟成はコンクリートタンク。 赤:破砕後、ステンレスタンクで発酵・圧搾。熟成にはワインに応じてコンクリートタンクやバリックを使い分ける。。 ( ラベルの絵は、ヌリアが子供の頃ブドウ畑の中で よく遊んだ実際のシーンを描いたものらしいです。『いいですね!』こんな風に葡萄畑で遊んでいたとは。 他にはフラフープや凧揚げ、自転車があります。)【ワイン情報】 セパージュ: ガルナッチャ・ネグラ 100%(このワインは判らないですが、上級キュヴェは最高樹齢50年のものを使っているらしいです。でも、フィラディスの説明によると、樹齢90年や100年の古樹の区画もあるらしく、何に使っているのでしょうか?) 土壌: パニャルと呼ばれるテッラ・アルタによく見られる 石灰質土壌。表土は砂質。 アルコール度: 14.5 %【簡単なテイスティング・コメント】香りと色・最初の香りは、酸味の強そうな感じで、アセロラとかザクロぽい果実香。( 少し仁丹のような香りも。)・20分ぐらい経つと、少し黒系のプルーンやブラックチェリーぽい果実香が出てくる。 80分ぐらい経つと、安ピノ(ドイツやチリのコスパの良いピノノワール)のような芳ばしい香りが出てくる。そして、グラスの中に暫く置いておくと、ガルナッチャ(グルナッシュ)ぽい紅茶葉のような香りが出てきて、果実香はやや後退する。・色は、ブルゴーニュ的で明るいガーネットと言ったところ。味わい・味わいは未だ早いのか、少し尖がりがあり旨味は少ないがピュアな酸味を感じる。・時間が経つと尖がりは減り、アルコールは14.5%もありながら、濃いワインが多いスペインの中にあって、どうにかエレガンス系を味わいで保っている。 香りはブルゴーニュやニュージーランドと比べる限り、エレガントとは言い難いが、繊細な酸味とピュアさが光っている。 料理との相性・相性では、茄子肉挟み天餡かけとはまぁまぁ合い、鮪たたき・アボカド海苔とは良く合う。鶏と大根の甘辛煮(フィラディスがマリアージュとしてサイトで薦めている料理)の大根より良く合う。でも、やはり1番合ったのは出汁の浸み込んだ鶏の手羽先。大根とイマイチの理由は、夏の大根に苦味があるからだと思われる。・ドライプルーンとの相性は、プルーンの酸味が後退しているからかイマイチの感じである。 じゃ、酸味のある梅干しはどうなのかと試してみたら、これが合う! 終盤の香味、その他・香りも、時間が経つと意外に複雑性があり、ガルナッチャとは思えない(そんなに飲んでないので偏見かもしれないが...)。 ・味の方は、甘辛煮の出汁と合わせると尖がりが無くなった気がしていたが、単独で飲むと未だある。でも、70分以上経つとなくなりより美味しくなる。 そして、スペインの無名DOとは言え、千円台での香味としては十分なコスパである。 このワインを端的に表現すると、「ピュアな酸味と香りの変化が楽しめ、ブルゴーニュ的マリアージュのスペインワイン」と言ったところでしょうか。購入元はこちら ⇒ フィラディスのWineClub30 ( 一時的に売切れ ) 今は売り切れですが、直ぐに入荷すると思われます。(ヴィンテージは変わるかも?)【買えるショップの紹介】 (インポータのフィラディスに在庫なく、生産本数が少ないのか扱い店も未だ少ないです。) Amazon ⇒ エレンシア・アルテス ガルナッチャ・ネグラ ( ヴィンテージが2011ですが、\700 と滅茶安いです。 ) ブランド販売店 ⇒ 6本以上ご購入で代引手数料無料 エレンシアアルテス“ガルナッチャネグレ” 2011年 専門.Com ⇒ 6本以上ご購入で 代引手数料無料 エレンシアアルテス“ガルナッチャネグレ” 2011年このエレンシア・アルテスのワイン、全部で4種類あって、全てヌリアの幼少の頃のブドウ畑でのシーンです。他には、フラフープ、凧揚げ、自転車のシーンがあって、どれも楽しいものばかりです。ラベルコレクターとしては、全て揃えたくなります。でも、フィラディスさんは、本数が少ないからかレストランやショップには卸していても、一般販売はこのガルナッチャ・ネグラしかしていません。こうなると、全て揃えるのが難しくなるかと。そして、ガルナッチャ・ブランカは、飲んだことがないので興味あります。
2018.09.08
コメント(0)
猛暑の折、シャンパーニュ(またはスパークリング)の回数が増えます。本日はこれ ⇒ アンリジローの『Esprit Nature』。ワイン通の知り合いが、シャンパーニュ・メゾンを訪問するなら「アンリジローが良い」と別の人に言っていたのを聞いて、「そう言えば、ボトルで購入して家で飲んだことないなぁ」と思い、エチケットが一寸変わっていて面白い、この「エスプリ・ナチュール」を試してみることに。ちなみに、他の方のアンリジロー訪問記はこちら ⇒ Henri Giraud a Ay |ワイン好きのリヨン日記。“Esprit Nature” Brut【Esprit Nature の紹介】エスプリ・ナチュールのナチュールとはいわゆるヴァン・ナチュール(自然派ワイン)ではなく、自然と共存したシャンパーニュ造りに取り組むという信条を表しています。ラベルには、造形芸術家クロディーヌ・ディヴリーによる「紙でできた樫の木」が施されています。この木のモデルは、アルゴンヌの森にあるアンリ・ジローの大木。「再生」のメッセージを込め、新聞紙を編みこみ木をかたどっています。【Esprit Nature の情報】アンリ・ジローの最大の特徴である木樽は、アルゴンヌの森の樫の木から作られている。樽までテロワールに拘った自然と共生した造り。(右側上段に続く)(写真撮り忘れのため、サイトの写真を拝借。 Gにはウムラウト=仏語ではトレマと言うらしい=は 付かない筈ですが何故? Ay村のyのトレマを 表しているのでしょうか? エチケットの下の方に赤字で小さく "Champagne ADN"と書いてあるのですが、 何を表しているのでしょうか? ググっても良く分かりません。)(左側からの続き) 造り :アルゴンヌ製木樽とテラコッタ製卵型タンクで 醸造。50%のリザーヴワインをブレンド セパージュ: ピノ・ノワール 80%、シャルドネ 20% アルコール: 12 %【簡単なテイスティング・コメント】・色は透明度の高い淡いイエロー(もうチョット黄色が入っていた方が綺麗かも?)。 泡は肌理細かい。泡立ちが弱くなっても、最後まで肌理細かさを維持している。・香りは、シャンパーニュらしいトースト香や焼き林檎ぽい香りが最初からあり、これが最後まで中心。 変化や複雑性には乏しいものの、プレミアム・シャンパンの趣の香りがあり、なかなか良い感じかと。・味わいは、香り同様に蜂蜜ぽい感じがあり、かなりのコクと旨味も感じられ美味しい。 私の好きなシャルトーニュ・タイエと何となく似ており、好きなタイプのようだ。 価格の割には良く、コスパが良いと思う。 ・料理との相性では、焼き厚揚げ生姜乗せが合うが、それより山芋の天麩羅が合い、更にかき揚げが1番合うかと。 天麩羅程ではないが、刺身ではホタテや鯛が合う。サーモンも合わないことはないが、鮪はイマイチの気がする。 ・このシャンパーニュ、ピノノワールが多い割には色が薄く、香りもシャルドネぽい気がします。 でも、コクのある味わいはピノノワールの特徴かと思われます。 タイエに続いて、リピートするシャンパーニュに加わったと思われる結果です。 購入元はこちら ⇒ =ヴェリタス=アンリ ジロー (アンリ・ジロー) エスプリ ド ジロー ブリュット ナチュール 箱付。 今は売切れです。【買えるショップの紹介】 リカオーRicaoh ⇒ アンリ ジロー エスプリ ナチュール シャンパン専門店 CHAMPAGNE HOUSE ⇒ キュヴェ エスプリ ド ジロー ノムリエ ザ・ネット ⇒ 【訳あり】アンリ ジロー エスプリ ナチュール 箱入りアンリジローは実は、この「エスプリ・ナチュール」の前に『コード ノワール 』を飲んでいます。内の奥さんがファンの稲垣吾郎が推奨していたこともあり、アンリジローの本拠地アイ村はピノノワールが定評なので、『コード ノワール 』の方がアンリジローの真価が分かると思って選択しました。 でも、私がシャンパン音痴なのか、廉価版のこの「エスプリ・ナチュール」の方が美味しく感じてしまいました。やはり、好みがブラン・ド・ブランであることもあり、今度『 ブラン・ド・クレ (ブラン・ド・ブラン) 』を試してみようと思います。
2018.08.12
コメント(0)
前回(オレゴン)に続いての比較テイスティング。今回はブルゴーニュのマイナーアペラシオン『マルサネ』のトップと思われるワイナリー同士の、同じ畑(区画?)を含むキュベです。本ブログでは良く出てくる、平野弥御用達のジャン・フルニエと、初めて飲むシルヴァン・バタイユです。ヴィンテージは同じ2014。さて、シルヴァン・パタイユのスタイルは? 好みはどっちか?Jean Fournier Trois Terres 2014 VSSylvain Pataille Marsannay Les Grasses Tetes 2014( トワテールとは3つの異なる畑の意。)[3つの畑は、Grands Vignes 0.3ヘクタール/樹齢65 年、 La Charme aux Pretres 0.3ヘクタール/樹齢65 年、 Grasses Tetes 0.2ヘクタール/樹齢60 年]<=購入元:平野弥(1番上のボトルの列(真中)。その下に 2013もあり。) 購入元:=> 割田屋( 2014は売切れ。2015があり。)( マルサネ村の西、標高285~329mに位置。)【比較テイスティング結果】 香り、色シルヴァンパタイユは最初から開いている。大して特徴のある香りではなく、典型的な赤系のブルゴーニュのそれ。逆に、時間が経ってもそれ程変化はなし。一方、ジャン・フルニエは閉じ気味で、スワリングでやっと黒系の香りが出てくる。但し他のマルサネに比べると複雑な香りの感じがする。ジャン・フルニエにしては黒系の香りが少しながら最初から出ているのは異例の気がし、赤系が出てこないのが閉じている原因かと。時間が経つと黒系と赤系が混ざった香りになり、小さいグラスに注ぐとボリュームが出てくる。色はパタイユよりやや薄く縁に紫が一寸見られる。時間が経つと明るいオレンジに。味わいシルヴァンパタイユは、酸味がピュアながら未だ強く、チョット旨味が足りないような気も ...でも、時間が経つと酸が柔らかくなり、そうなると旨味も感じられ美味。そして、ジャン・フルニエは最初酸が柔らかく、旨味もバタイユよりあると思ったが、時間が経つと酸が強くなる。とは言え、厚味や旨味等の構成要素ではパタイユより上かなぁと思う。料理との相性ブルゴーニュに鉄板の鰹は、フルニエの方が合う感じがするが、翌日の鮪はややパタイユの方が合うイメージ。(微妙だが)ランプステーキもフルニエの方が合うと思ったが、時間が経つと差はない。チーズ餃子はどちらもイマイチ。チヂミもまずまず合うが、フルニエの方が少し合うか? ベビーチーズはフルニエに酸味が出てきて、パタイユの方が合うイメージ。 翌日の香りと味わい翌日はジャン・フルニエは籠っていた香りが開き良くなってきていて、味も丸みとコクが増して、パタイユより大分差をつけたイメージ。香りは、黒系もあるが赤系がより開いてきたイメージで、パタイユを超えたか?そして、味わいは翌日には完璧な状態になり、葡萄の質が明らかに違う感じがする。一方、シルヴァンパタイユは酸が少し丸くなったとは言え、未だ尖がりがあり、香りは殆ど変わらない気がする。総合評価全体的な評価としては、ジャン・フルニエが未だ閉じ気味ながら葡萄の質の違いを感じさせ、香りは同程度、味わいは明らかにジャン・フルニエの方が格上と言った感じでしょうか。 いずれにしろ、どちらもマルサネ村名としてはレベルが高いです。(マルサネは村名しかないですが ... )但し、3日目になるとチョット酸が強くなり、厚味・旨味・柔らかさが減ったような気がし、香りは明らかに落ちています。澱は、どちらも殆ど出ていません。 コルクは同程度の長さ・質。(平均的)【ジャン・フルニエ、シルヴァン・パタイユが買えるショップ】 (フルニエ) 平野弥 ⇒ ヤフーショップのジャン・フルニエ・リスト ピノノワール・オンライン ⇒ マルサネ・トロワ・テール・ヴィエイユ・ヴィーニュ[2014] 在庫確認要 (シルヴァン・パタイユ) 割田屋 ⇒ マルサネ『レ・グラス・テット』[2014] [ヴィンテージ違い] ワインホリック ⇒ ドメーヌ・シルヴァン・パタイユ / マルサネ・ルージュ レ・グラス・テット [2015]シルヴァンパタイユは、もっと良いのかと思いましたが、ジャン・フルニエの上級キュベ「トロワテール」より\1000くらい安いことを考えれば妥当かと。そして、トップキュベ「ランセストラル」は1万5千円ぐらいし、下手な1級より高いです。でも、巷の噂では出来も凄いらしく、マルサネの畑の葡萄でそんなに凄いワインを造れるのか興味津々です。葡萄の質がそんなに違うのか、醸造がこのグラス・テットと全然違うのか、確認したいところです。その前に、グラス・テットと一緒に買った『ル・シャピトル』でその片鱗を見たいと思います。
2018.07.26
コメント(0)
あ~、ブラジルも敗退かぁ~。早くもベスト4予想と優勝予想が外れてしまいました。(ブラジル以外は皆当たりましたが ... )ひょっとすると、ベルギーの初優勝があるかもしれません。(日本戦で露呈したように、ベルギーは守備に緩さがあり、本命はフランスかと思っていますが ...)ベルギーの話になったので、日本戦に触れない訳にはいきません。日本の出来、そして、例のタイムアップ寸前の失点について書きたいと思います。【日本の出来は ... 攻守のバランス etc】 ・試合の入り方も積極的で悪くなく、選手間の距離も良く、テンポよくパスが回り、ポジション、ラインの 上げ下げも上手くいっていたと思います。4試合の中では1番出来は良かったと思います。 ・前半の終盤は、ベルギーに一方的に攻め込まれ、FWとDFの間が間延びしたのは課題かもしれません。 ・2-0になって、ベルギーが選手交代とシステム変更で嵩にかかって攻めてきた時も、 選手間の距離もバランスも悪くはなかったですが、若干守備での対応ができていなかったかも。 その辺りが課題で検証の余地があるかと。【強豪ベルギーの攻勢を凌ぐには ... 選手交代、スーパーセーブ etc】 ・今大会で1番得点している格上のベルギーが本気で攻めてきているのに対して、日本が守り切るには、前からの プレスで良い球を供給させない、運動量で走り負けない(スピードは相手が上かも)、集中力を切らさず ポジショニングと出足で負けない、そしてGKのスーパーセーブの連発ですね。 ・残念ながら、最後のスーパーセーブの連発はなかったかと。ルカクのヘディングシュートを防いだのは見事でした が、それ以外はイマイチかと。 川島には厳しいようですが、ポジショニングの悪さと動きの遅さから、普通に処理できるものがギリギリの処理に なり、スーパーセーブに見えるのだと。 ・1失点目も、乾のクリアミス、その後のハイボールを酒井が競らずに見てしまったせいもありますが、川島の最初の ポジションが悪く(ニアに居すぎ)目測・戻りが速ければ弾き出せていたかと思います。これで流れが変わりました。そして、アディショナルタイムでのCKからの逆襲の失点、これについて問題だったと思うことを書いてみます。CKの狙い・精度と意思疎通 先ず、本田のキックですが、ミスキックなのか、意思疎通が取れていなかったのか、誰も競らず簡単にGKにキャッチされ、誰かがGKの前に立つ訳でもなく、何の狙いも策も見られない、最低のキックと対応だったかと思います。これがそもそもの始まりで、本田の責任大かと思います。一方、相手GKは余裕で数歩前に出て、味方のダッシュする選手がそのままドリブルできるように丁寧に転がしています。日本の戻るスピード、ベルギーの攻め上がり方との比較 GKのトスから始まったベルギーのカウンターは見事というか完璧でした。スピードがありパスも早く効率的、おまけにスルーで相手を吊って、その裏で決めるとは。まるで、何回も練習していたかのようでした。(最後尾から誰よりも早く走り出し、デブルイネは明らかに狙っていましたね‼)一方、日本の戻りは走力でもベルギーに劣っていて、真剣に戻っていたのは長谷部と昌子ぐらいでした。乾などそんなスピーディーには決められないと高を括っていたのか、全力で戻っているようには見えませんでした。ベルギーが5人攻め上がっていたのに対して日本は3人。その内の一人の昌子は結局追い付かなかった訳です。日本のマークに付きながらの戻り方の問題点 日本のマークの付き方は正しかったのか? カウンターをケアして山口と長友が残っていて、デブルイネに当たりに行きましたが、素早く右に出され、どうすることも出来なかったかと。 問題は香川の戻り方です。右サイドに上がっているムニエは全然見ないで、ボールを持っているデブルイネに向かっています。その結果、ノーマークのムニエにパスが出されたため、中央のルカクに付いていた長友が当たりに行き、フリーになったルカクに長谷部がマークに行ったため、ゴールを決めたシャドリがフリーになります。昌子は間に合わず、香川、山口、乾の戻りは無駄な動きになっています。それにしても、ベルギーのカウンターは見事でした。 西野監督も全然予想していなかったと言うように、日本選手は誰一人として予想しておらずパニックになり、的を得た戻りが出来なかったのか? GKの前にいた吉田もブロックに行っていません。ベルギーがブラジルにも勝ちました。中西哲生氏曰く、W杯は5大会置きに初優勝が起きているらしく、そうなるとベルギーかクロアチアなのか? あるいは、20年前の再来でフランスの優勝か? 次のフランス vs ベルギーが事実上の決勝戦かと。フランス vs ブラジル戦が1番面白いと思っていましたが、それに代わる今回のメインイベントかと。( 個人的にはクロアチアを応援していますが ... )
2018.07.08
コメント(0)
W杯のグループ・ステージが終了し、ベスト16が出揃いました。当初の予想を外したのは、意外にもドイツ、エジプト、ポーランドの3つだけでした。( 3/16で 80%以上の正当率でした。)(代わりに進出したのが、ロシア/メキシコ、そして日本でしたが ... )1位、2位まで言うと、アルゼンチンとクロアチアは逆でしたが ...前回の決勝を戦ったドイツとアルゼンチンの不調があり、番狂わせが大きいと思いきや、意外とそうでもなかったです。2002年から、前回の優勝国がクループステージで敗退するのがジンクス化しています。これから外れているのはブラジルだけです。また、左のブロックと右のブロックで、南米主体とヨーロッパ主体が見事に別れました。でも、優勝予想国のフランスとベルギーが南米ブロックに入っているのが面白いです。そして、ベルギーの強さが本物かどうかは、日本戦で分かると思います。クロアチアの強さは本物と見ているので、それを考えてベスト4予想は下記です。ベスト4は下記の国かと。(ドイツの敗退とクロアチアの躍進で変わっています) ・ブラジル ・フランス ・クロアチア ・イングランドそして、結果的にはブラジルの優勝は当初予想と変わらず、ヨーロッパ大陸では南米勢は優勝出来ないというジンクスが破れるかと。フランス対アルゼンチンの結果は予想どおりでしたが、ポルトガルがウルグアイに負けるとは思いませんでした。後は得点王の予想ですが、日本の頑張りが関わっているかも? というのは、今4得点のベルギーのルカクを日本が抑えないと、彼が取るかもしれないし、また本当にイングランドがベスト4に残ったり、決勝まで残ったりすると、ケーンが取ることになるかもしれません。現在トップのケーンが有力ですが、どこまで伸ばすか、近年では稀なハイスコアです。
2018.07.01
コメント(0)
セネガル戦の感想は試合が終わってから書きますが、試合の前に気になることを、「実際にそうならないことを願う」意味で書いておきます。(試合後の感想はポーランド戦後になるかもしれませんが ... )その気になることというのは、ロスアンゼルス・オリンピックの時に状況が似ているということです。その時の同グループ国も、ブラジル/ナイジェリア/ハンガリーと、国は違えど南米/アフリカ/ヨーロッパと同じです。マイアミの奇跡ならぬサランスクの奇跡、どちらも相手のミスから得点していて、この時の監督がどちらも西野氏。特に私が戒めたいのが、マイアミでは、第2戦でナイジェリアに0-2で負けて、これが響いて得失点差で決勝トーナメントに進めなかったことです。TBSサーデーモーニングで中西氏も言ってましたが、セネガルに負けるにしても1点差に抑えることです。そのためにはディフェンスの集中力とリスク管理、マイアミの奇跡のようなGKのスーパーセーブがかかせません。( そのためには川島では期待薄だと思います。)マイアミの奇跡の時と違うのは、ブラジル戦では川口のスーパーセーブ連発があったことと、相手が金メダルに輝いたナイジェリアであったことです。(セネガルは優勝する程は強くないですからね。)同じ流れにならないためには、コロンビアがポーランドに負けることですが、そうなると、第3戦でポーランドが必死になってくるので、厄介かと。展開的にはポーランドの進出の望みが断たれ日本有利になるのが良いのですがね。早々と、私の決勝トーナメント進出の予想が崩れています。あわやドイツもスウェーデンと引き分け、決勝トーナメント進出が難しくなるところをギリギリで勝ちました。でも、2位通過は確実で、そうなると決勝トーナメント初戦でブラジルと当たりそうですね。そして、アルゼンチンとメッシに頑張ってもらって、ナイジェリアに勝って決勝トーナメントに進出してもらいたいと思います。
2018.06.24
コメント(0)
久し振りの比較テイスティング。今回はオレゴンのワイナリー『ボーデッカー・セラーズ』のピノ・ノワールです。このワイナリーの共同醸造家であるステュワートとアシーナ夫妻が、それぞれが理想とするオレゴン・ピノ・ノワールを、其々の名前を付けて2本立てでラインナップしています。ヴィンテージは同じ2013です。さて、夫婦間、男女間でどんな違いがあるのでしょうか? 好みはどっちか?Boedecker Cellars Athene Pinot Noir 2013(ウィラメット・バレー) VSBoedecker Cellars Stewart Pinot Noir 2013(ウィラメット・バレー)( ラベルは色違い。 これも 其々好みの色なのでしょうか。 アルコール: 13.2%[右横に小さく表記] シェア・ヴィンヤード等の堆積土壌の畑。 )<=購入元:インポータのフィラディス(2013は売切れ。 2014在庫あり。) 購入元:=>( 同上、夫婦セットあり。但し 2014 )( こちらもアルコール度:13.2%。 ダンディ・ヒルズにあるストーラー・ヴィンヤード等火山性土壌の畑。 土壌の違いだけでなく、抽出等の造りも少し違う気がします。)【比較テイスティング結果】 香りアシーナは、最初の香りはブルゴーニュの村名とかACコートドニュイ・クラスの香り、フランボワーズとかの赤系の香りで、シャンボールとかヴォルネイ当たりの柔らかい香り。時間が経つと、更に良くなり明らかに村名以上の香り。一方、夫スチュアートは最初から開いていて、色も薄目で熟成が進んでいるように、縁にオレンジも見られる(透明度・耀きは妻のアシーナの方が上か?)。そして、香りの複雑性とか妖艶性も、このスチュアートの方がチョット上の気がする。味わいアシーナは、チョット厚味や旨味が足りないような気もし、ブルゴーニュらしい酸はあるもののピュアさやキレが落ちるような気も ...( 酸味が強すぎるのかも? その反動か? )そして、スチュアートは酸やタンニンが柔らかく、少し甘さも感じられ美味! 多分、アシーナとは抽出の強さが違い、醸造方法に対する考え方の違いかと。でも、時間が経つと酸味が強くなって意外と落ちるのが早いような気もする。料理との相性スチュアートの方が柔らかい味わいなので和食には大体こちらの方が合い、特にアボカドと良く合う。牛肉の時雨煮・椎茸もスチュアートの方が合う。酢豚は酸味の強いアシーナの方が合うのではと思っていたが、意外にもスチュアートの方が合うイメージ。(ほんの僅かだが)でも、これまた意外にも鰹の刺身はアシーナの方が合った。 翌日の香りと味わい翌日もやはりスチュアートの方が柔らかく甘味を感じる。但し、グラスのせいか香りが落ちたような感じがする。一方、アシーナの方は更に良くなり、苺とかサクランボの香りが増して妖艶さが出てきた。一方、味は現時点ではステュアートの方が明らかに良いが、将来的には分からない気がする。総合評価全体的な評価としては、今時点では香りはスチュアートの方が上か同程度、味わいは明らかにスチュアートの方が上と言ったところでしょうか。 但し、香りの変化や潜在性から香りの将来性はアシーナの方があるかも。(しかし、数日後のボトルの雫の香りはアシーナよりピノの香りを持続している)味はそもそも構成要素が違い、将来も変わらないような気が ... まぁ、判らないですが。澱はアシーナの方が多いが、スチュアートもボトル壁面に付いているし、最後のグラスにも入っている。やはりオレゴンは気候から言ってもナパよりブルに近いい。ニュージーにも似ている気がする。 【ボーデッカー・セラーズが買えるショップ】 (ステュワート) フィラディス ⇒ ボーデッカー・セラーズ ピノ・ノワール ステュワート 2014年 トスカニー ⇒ ピノ ノワール ステュワート 2014 ボーデッカー セラーズ 取寄せ品 (アシーナ) フィラディス ⇒ ボーデッカー・セラーズ ピノ・ノワール アシーナ 2014年 トスカニー ⇒ ピノ ノワール アシーナ 2014 ボーデッカー セラーズ 取寄せ品 (ステュワート & アシーナ ) フィラディス ⇒ ボーデッカー・セラーズ ピノ・ノワール アシーナ&ステュワート 夫婦セット箱付き ( 箱なしはこちら ⇒ ボーデッカー・セラーズ ピノ・ノワール アシーナ&ステュワート 夫婦セット )オレゴンのピノノワールは結構高いのですが、その価格に見合って結構良いですね。ただ、取扱ショップが少ないのが難点です。テイスティングノートによると、ステュワート赤系でアシーナは黒系とありますが、どちらも香りは似ていて赤系です。(テイスティングノートは2013でなく2014ですが ... ) これだけスタイルが違うと(特に味わいに顕著に反映)、他のワインも違う2種類を出しているのか、どちらがリードして造っているのか興味があります。日本未入荷のようですが、ステュワートもアシーナの名前も入っていない上級キュベとピノブラン、ピノグリがありますね。( ロゼもあるみたいですが ... )是非、この上級キュベを飲んでみたいと思います。「フィラディスさん、取り扱ってくれませんかね!」取り敢えず、このステュワート&アシーナで市場の反応を見ようということですかね? それならもっと買わなくっちゃ!!!【蛇足】ホームページのワインボトル写真をみると、エチケットが違いますね。このエチケットは日本向けなのでしょうか?
2018.06.23
コメント(0)
W杯がいよいよ開幕ました。開幕戦のロシアの出来にしビックリしました。(このカード自体には関心なかったので、ライブで見てもいないし、録画もしていませんが ... )そして、かなり早いですが、ベスト4予想です。新聞で決勝トーナメントのドローを見て、それに合わせて各グループの1位と2位を予想したので、その結果のベスト4です。( 勿論、日本は入っていません。順当にいけば、と言うか何のサプライズも選手のビックリ・スーパーゴールがなければ、2敗1分がいいところかなぁと。引き分けは相性の良いポーランドで、相性の悪い南米とアフリカには負けるかと。)グループリーグが終わった時に再度予想しますが、その時とどう違ったか確認するために今書いておきます。(外れるくらいの番狂わせがないと面白くはないですがね。)ベスト4は下記の国かと。 ・ブラジル ・フランス ・スペイン ・ドイツそして、ストーリー的には前回の準決勝と同じ組合せのブラジル対ドイツの決勝で、ブラジルがリベンジで優勝というのが良いのでしょうが(どちらも1位通過すると決勝まで当たらないし、どちらかが2位になるとベスト16でいきなり当たります)、そうならず、決勝はブラジル対スペインかと。結果的にはブラジルが優勝し、前回に続いてヨーロッパ大陸では南米勢は優勝出来ないというジンクスが破れるかと。今迄8試合が済みましたが、予想どおりスペイン対ポルトガルが1番白熱して面白かったですね。この試合でC.ロナウドがハットトリック。W杯で活躍できない(相性の悪い)典型的な選手と思っていたので意外でした。一方、活躍を期待していた、もう一方の雄、メッシがPKを外して無得点で、チームもまさかのアイスランドと引き分けるという対照的なスタートでした。このままの調子だとロナウドが得点王に輝くかもしれませんが、そうはいかないと思い、スペインの1位通過を予想しています。ブラジルのネイマールやフランスのグリーズマンとかが有望ですかね。
2018.06.17
コメント(0)
今回は簡単にこんなワインを。 ヴァンジールのコーヒー・ピノタージュ。知りませんでしたが、このワイン、ワイン王国93号の"5つ星!超特選ベストバイ"に選ばれたそうで、且つサクラワインアワードにおいて【ダブル・ゴールド】&【部門別ベスト・コストパフォーマンス】受賞とのこと。(最近、ワイン王国読んでないので、すっかり情報に疎くなっています。)果たして、受賞ワインの実力の程は? サプライズはあるのでしょうか? ... VANZIJL Coffee PinotTage 2013【ワイナリの紹介】造り手の[イムブコ・ワイン](南アフリカの公用語の一つコーサ語で"賞賛"を意味)はケープ地域のウエリントン(近年注目のワイン産地)にあるワイナリ。業界に20年以上のキャリアを持つテウニス・ヴァンジールがパートナーとともに設立したワイナリ。苗木も自社で育て、まさにブドウ栽培の一から十までを自給自足するという一貫した栽培・醸造体制。 ( 良くあることですが、写真を撮り忘れたので ショップの写真を拝借。 ワインのエチケットと言うより、本当に コーヒー飲料のボトル、あるいはコーヒー 豆が入ったボトルのようですね! ) 【ワイン情報】 セパージュ: ピノタージュ 100% ( 知りませんでした。ピノタージュはピノノワールとサンソーの 交配種なのですね。ピノネロみたいにピノノワールの南アの 言い方かと思っていました。どうりで南アでもピノノワールの 名前で売っているワインも多い訳ですね。 ) アルコール度: 14.5 %(裏ラベルより)【簡単なテイスティング・コメント】・香りは、焙煎コーヒーと言われれば、そんな香りも混ざった黒系果実の香り。でも、この程度はブルゴーニュでもボルドーでも良くある程度の香り。時間が経っても、香りの変化も新たな発見もない感じ。まぁ、香りに関しては、居酒屋で良く出てくるタイプの普通のワインと言った感じ。但し、千円台前半と言うことを考えれば、悪くないかなぁ、とは思います。 ・味はチョット甘目(補糖しているような感じもある)で値段の割にはコクがある。でも、酸は緩めで、ブルゴーニュなら良く合うカツオも、鉄板まではいかない相性。 他の料理との相性では、油揚げ・小松菜・シラスの煮物ともイマイチで、鰹等よりチーズポテトの方が合う印象。 エリンギ・玉葱・ピーマン炒めとはまずまず合うが、タン焼きが1番合う。不思議とレモン汁を付けた方が合い、これは補完のマリアージュか?・時間が経つと、酸味が出てくるが、これは酸化のせいと思われる。よって、酸化し易いので長熟ではなく、グラスに注いだら早目に飲んだ方が良いかと。 そして、数日後のボトルの雫の香りは、よりコーヒーぽい感じになってました。 ・甘味があるからか、アルコールが高い割には結構飲み易い。でも、飲み易いだけに酔いが早い。購入元はこちら ⇒ ノムリエ( パスポート・ワインセラー )。ネットショップでは見つかりません。 実店舗でも品切れかもしれません。【買えるショップの紹介】 ワインブティックヴァンヴァン ⇒ 【南アフリカ】【赤ワイン】ヴァンジール コーヒー・ピノタージュ 2013[ミディアムボディー] 京橋ワイン ⇒ [クーポンで7%OFF]ヴァンジール・コーヒー・ピノタージュ 2013 東京ワインガーデン ⇒ ダブル金賞受賞!焙煎コーヒーの香りがたちあがる!ヴァンジール・コーヒー・ピノタージュ2013このワイン、香りよりも味が売りの気がします。そして、千円台の価格であれば、家飲み安ワインとしてリピートしたいですね。 イムブコ・ワインて、あまり見かけないのですが、見つけたら試してみたいと思います。
2018.06.01
コメント(0)
チャンピオンズリーグ決勝で、レアルマドリッドが3-1でリバプールを下しました。 これでレアルはチャンピオンズリーグ3連覇。レアルに「おめでとう!」と言いたいところですが、リバプールの勝利を信じて早起きしてライブ・テレビ観戦した身としては、複雑です。(まぁ、早起きと言っても、いつも5時前には起き、早い時には4時頃目が覚める身としては、そんなに苦ではないですが ... )簡単に経過を振り返ると、前半の30分ぐらいまでは、リバプールの方が動きが良くプレスも効いていて押し気味でした。ところが、エースのサラーがレアルのS.ラモスとの競り合いで負傷し、そこからガラッと試合のペースが変わります。リバプールの勢いが止まって、レアルがパスを廻せるようになります。この辺りが王者の試合巧者たる所以かも。(競り合いのシーンをビデオで見ると、ラモスがサラーの腕を挟んで引っ張っている感じです。でも、これはなかなかファールは取れないですね。)後半の入りも、前半のの最後と同じでレアルペース。そこに、リバプールのGKハリウス(?)のチョンボで失点。相手のベンゼマが近くにいるのに、味方に渡そうとしたボールを足を延ばされて蹴られてゴール。まさか足が出てくるとは思わなかったのでしょうね。その後、コーナーキックでリバプールが同点に追いつきます。味方のヘディングに、セネガル代表FWマネが素早く反応し、足を延ばしてゴール。(日本はW杯で対戦するので、このマネには要注意です。この後でも、相手DFのパスを足を延ばしてカットしゴールマウスまでボールを押し込む場面や、ボールを持つS.ラモスに対して足を延ばしてボールを奪いに行くシーンがあります。これはファールになりましたが ... )同点になった後リバプールの動きが復活し勢いづいたのを止めたのが、途中交代で入ったベイルのスーパーゴール、オーバーヘッドキックでした。 まさかの背面キックで、それがゴールネットの向って左上のいい位置に飛びました。そして、試合を決定づけたのが、GKハリウスの二つ目のチョンボ。これもベイルのまさかのロングシュート。ほぼ無回転のブレ球の上、ハリウスも予測してなく慌てたのでしょうね。キャッチするのかパンチングするのか中途半端になって、後ろに逸らしてしまいました。これで、緊迫した好ゲームの興味が一気に萎んでしまいました。この辺りが、常勝チームの王者たる試合運びの上手さ・余裕なのでしょうね!サラーの負傷交代で一気に試合の流れが変わったという意味では、影(裏)の殊勲はS.ラモスなのかもしれません。それにしても、途中交代のベイルが活躍する等、ジダンの采配がズバリ当たり、やはり何か持ってるなぁという感じです。
2018.05.27
コメント(0)
ガーナ戦の27人が発表されました。このメンバーから更に23人に絞られ、それがW杯のメンバーになるようです。新聞にも書いてありましたが、何のサプライズもなく、新鮮味のない内容ですね。FWが僅か4人で、中盤は3倍の12人という内容に、西野さんの考え方と言うか、迷い・保守的なところが表れているかと思います。(まぁ、久保はチーム事情で今回見送られたということと、後で知ったのですが小林は怪我で外れたそうです。それにしても、代わりの選手を入れても良い筈です。)まぁ、冒険したがらないというか、自分の色が全然出せていない(少なくとも、そう見えます)、冒険を冒してW杯で敗退したら何を言われるか分からないという保守的な心理が働いていると言うか(ハリルホジッチ解任の協会側の人間ですから)、頭が固くなってきていると思われます。その最たる選考は、あれだけポルトガルで結果を出している中島翔哉を外したということでしょう。(ベルギーで最近活躍している森岡(?)も選んでいないし ... )理由がポリバレントでないということですが、ここに頭の固さが表れています。状況に応じた柔軟な戦術変更やシステム変更を行うためには、確かにポリバレントな選手が必要ですが、全員がポリバレントである必要はないと思います。当然スペシャリストも必要だし、そもそも中島がポリバレントでないかも疑問に思います。前に、サッカー日本代表、対マリ戦の雑感=リオオリンピック代表メンバの出来は?=でも書いたように、W杯で日本が予選を突破するためにはリオ世代の若い選手の飛躍的活躍が絶対必要だと思います。 大島、井手口、浅野、そして久保は候補に入っているようですが、この中島翔哉や更には南野等も必要かと。また、ここにきて乾が負傷して緊急帰国したようで、益々先々暗いです。最終選考までに、開き直って保守的な考えを思い直すか、色んな邪念や制約を取っ払って前向きに柔軟に考えてくれることを切に望みます。
2018.05.20
コメント(0)
今回のワインはこれ、ボルドー・フロンサックの隠れた(?)銘酒『オー・カルル 1998』。前回のクロアパルタに続いて20年近く経過したワインで、これまた当時はミッシェル・ロランが確かコンサルタントをしていました。いずれもマイセラーで20年近く保管したものです。 また、最初に飲んだ切っ掛けは、いずれも平野弥です。果たして、20年近く経ったワインのテイスティング結果は ... Haut-Carles 1998 【Chateau de Carles】【畑情報、栽培と造り】 南東を向いた石灰粘土質の土壌から高品質のブドウを栽培。 40人の作業員が手作業で収穫し、15人もの人数で4回ものセレクション。100%フレンチオーク樽で新樽率100%で驚異の24ヶ月熟成。 2003年にクリスチャン・ヴェイリー氏(ラフルールやガザンなどで醸造コンサルタントとして敏腕を奮ってきた有名エノロジスト)が監修し、新しい醸造所と貯蔵庫を建設。 そして、ワインへの負荷を避けるためにホースでの移動は5m以内、ポンプを一切使用せず重力によってワインの移動を実施。 オーナーはステファン・ドルーレ氏(Stephane Droulers)。 (2012年のコンサルタントはアラン・レイノー。 エノロゴはJean Philippe Fort。 1998年当時は、醸造コンサルタントは確か当時隆盛を極めた“ミッシェル・ローラン”。) ( これまた20年経っているとは想えない濃いルビー。 そして、クロアパルタと違ってコルクがかなり長いです。 但し、エチケットは至ってシンプル。面白味に欠けますね!現在はボルドーらしくシャトーの絵が入っています。)【ワイナリ・ワイン情報】オー・カルルはフロンサックでも歴史のあるシャトー・ド・カルル(Chateau de Carles)の特級ワインであるスペシャル・キュヴェ。シャトー所有の15haのうち、選りすぐりの5ha(メルロ90%、カベルネ・フラン5%、マルベック5%)を収量35hl/haを使って造られ、フレンチオーク(500L樽)の新樽100%で18ヶ月熟成。 (この比率が、1998 当時もそうだったかは判らないですが、当時はメルロ 100%と思っていました。因みに2011はメルロ99%らしいです。)【簡単なテイスティング・コメント】色と香り・色は未だ未だ濃く、縁には全然オレンジは入っていない。20年近く経っているとは想えないルビー。(ひょっとすると、例の凍結セラーの低温劣化の影響かも?)・香りは最初から開いていて、黒糖のような甘さを連想させる香り(砂糖煎餅?)に、 果実香がシッカリ残っている。それにドライフルーツの熟成香も。イチジクとは一寸違っていて、プルーンか? でも、時間が経ってもあまり変化はなく、妖艶性や複雑性では劣る感じ。(この点がメドックの1,2級には及ばない点かも?) これが本来のレベルなのか、低温劣化のせいなのかは"?"。味わい、料理との相性・味わいは、かなり滑らかになっていて美味。最初からコクもあり、かなりのレベルと感じたのだが、その後の変化・高まりがない。(落ちることもないが ... )・料理との相性では、ピリ辛チキンスティックも牛肉コロッケも合うが、牛肉コロッケの方が合う印象。口に入れた時はピリ辛の方が酸味と合う感じがあるが、アフターで最終的にはコロッケの方が合う感じとなる。多分、タンニンが揚げ物の油と合うのかなぁと思う。 ・チーズでは、モッツアレラはワインが勝ってしまい、ゴーダは塩気が強く補完のマリアージュで合う。 でも、レッドチェダーが一番合う。 そして、それらや牛肉コロッケも含めて、1番合うのが牛肉ステーキであった。評価、その他・20年経ってもグランヴァンの香り、優しい味わいは健在で、相変わらずのコストパフォーマンスだと思います。但し、格付けワイン(と言ってもボルドー3級以上)に比べると、複雑性や奥行き、滋味深さは及ばないのかなぁという感じです。また、熟成させた香りの変化・面白味には欠けると思います。と言うか、格付けワインとの差が顕著になるかと。 ・澱は壁面にビッシリ付いていて、クラシカルなボルドーらしくかなり出ています。購入元はこちら ⇒ 松尾酒店(購入は2000年12月で、名前のメモしかなく詳細は不明で、この店かどうかは分からないです。他には購入経験なし。) オー・カルルで検索しても出てこないので、既にネットショップはやっていないかも。【買えるショップの紹介】 ( 当然 1998なんてなく、最も古いのが2005。最新(?)は2014 です。) キタザワ ⇒ シャトー・オー・カルル[2012] グランソレイユ ⇒ シャトー オー カルル 2005 ウメムラ ⇒ シャトー・オー・カルル [2009]これも前回のクロアパルタ同様、当時の流行りの濃くて柔らかいワイン(そう、あのカリフォルニアみたい)ですね。クロアパルタはフランスの富豪「ラポストール家」という商売人がやっていることもあり、当時の倍以上の価格になっていますが、このオー・カルルは職人気質というか、商売気ないこともあり価格は2千円と上がっていません。まぁ、消費者にとっては有難いですね!コルクが長いのは品質への拘りだと思います。
2018.05.04
コメント(1)
なでしこ、アジア杯2連覇おめでとうございます!!予想どおりの展開(・結果?)になりましたね。(結果は運次第なのですが、今回は運を味方に付けたかと。)予想どおりというのは、スピードとフィジカルの強さに優るオーストラリアに20分~25分までは押し込まれ、それを凌げば連動性と組織力に優るなでしこにチャンスがきて勝機があるという展開です。(14分のPKを阻止したのは大きく、その後34分に岩淵のドリブル突破からのスルーパス、長谷川の惜しいシュートまでの流れが象徴的です。グループステージの戦いのリプレイの様でした。)アルガルベ杯初戦のオランダ戦の酷さ(DFがポロポロのなでしこ)からは見違えるような成長ですが、その辺りの違いについて触れたいと思います。守備力の充実 5試合で2失点と守備が安定しています。特に、大きいのはアルガルベ杯オランダ戦の大敗の主因であった市瀬の守備が良くなったことです。読みが良くなったのか寄せが早く、そして身体を張っています。市瀬に限らず、皆出足が良く複数人で挟み込んで取りに行っています。時折、上手い相手に2、3人が交わされてピンチになった時は、最後山下が出て行って止めています。(オーストラリア戦もPKを決められていれば流れが変わってどうなっていたか分かりません。一番の殊勲は山下かと。まぁ、自分のキャッチングミスがPKを招いたとは言えますが ...)岩淵が常時出場し攻撃を牽引 昔から期待されていましたが、なかなか怪我で完調で出場出来ることが少なかった岩淵が、今回監督の信頼を得てフル出場し、その卓越したテクニックとトリッキーなプレーで攻撃を牽引しました。安定して出場することで、攻撃の柱ができ連携も良くなりました。後、岩淵同様に高いテクニックを持つのは長谷川ですね。未だ若いので、これからの成長も期待できます。それと、やはり横山の決定力です。スーパーサブ的役割なのか、いつも途中出場ですが、スタミナに問題があるのか、監督の戦術上の起用なのか(守備重視で行く時に守備が弱いとか、決定力を活かすために相手の動きが止まった時に起用)、チョット不思議な気がします。このアジア杯、2グループ制でしたが、どう見ても日本の入ったBグループの方が強い国が集まっています。今回出場枠が5ヶ国だったので問題にはなりませんが、これが2や3だったら問題だったかと。Aグループ1位の中国よりBグループ3位の韓国のが強いと思われます。ところで、前はアジア3枠だったと思うのですが、5枠に増えたのは出場国全体が増えるのか、女子はアジアが強いのでアジア枠が増えたのか?
2018.04.22
コメント(0)
今回のワインはこれ、チリのプレミアムワイン『Clos Apalta 1997』。カーサ・ラポストールのフラッグシップワインでファーストリリースです。 20年近く前に平野弥で飲んで、これを熟成させるとどうなるのか興味を持ち、飲んだ後に直ぐに購入したのですが、そろそろどうかと思い、今回開けることにしました。果たして、20年近く経ったワインのテイスティング結果は ... Clos Apalta 1997 【Casa Lapostolle】【ワイナリ情報】1994年、フランスのマルニエ・ラポストール家のアレクサンドラと彼女の夫のシリル・ドゥ・ブルネ、そしてチリのラバット家のドン・ホセ・ラバット・ゴルシュによって設立。今日では世界的に有名なリキュール、グラン・マルニエの創設者兼オーナーであるマルニエ・ラポストール家の100%資本。ダイナマイトで岩盤をくり抜いて、このワイン造り用に完全なグラヴィティ・フローを構築したとのこと。(重力を利用した5層構造となっており、収穫した葡萄は最上階で除梗され工程を経るたびに下のフロアへと移され、セラーリングを経て地下室から出荷)⇒信濃屋の図入りの説明ページ【栽培と造り】 アパルタはビオディナミ100%(エコセール認証)の畑。しかも手摘みで一房一房で収穫! 4~5週間のマセラシオン後、100%フレンチオーク樽で新樽率100%で驚異の24ヶ月熟成。 醸造コンサルタントは、当時隆盛を極めた“ミッシェル・ローラン”。 ( 20年経っているとは想えない濃いルビー。縁には未だ紫が見られる程。 それに長期熟成を狙っているのかボトルがかなり上げ底。イヴコランの2013と同じぐらいか? でもコルクは短め。 裏ラベルには、アレクサンドラ・マルニエ・ラポストールとミッシェル・ローランのサインが入っています。)【ワイン情報】 セパージュ: カルメネーレ/メルロー/カベルネ・ソーヴィニヨン (比率はヴィンテージによって違いますが、この1997はメルロー98%と聞いていましたが、メルローとカルメネーレが混植で良く判っていないとも聞いていました。) アルコール度: 13.5 %(裏ラベルより。香味からの印象よりは大分低いです。)【簡単なテイスティング・コメント】色と香り・最初の香りは、完全に閉じている感じで何もなし。暫くして椎茸風のブーケやカカオぽい香りと言うかコーヒーのような香りが出てきて、平野弥で飲んだ当初を想い返させるが、その時と殆ど変わってなくむしろ閉じているような感じで期待外れ。 でも、時間が経っても更に開く様子はなく、色の濃さから言ってもかなり熟成させないと開かなそうな気がする。味わい、料理との相性・色同様まだまだ濃い味わいだが、最初平野弥で飲んだ時のむせ返るような濃さ・タンニンの強さはなく、熟成の滑らかさが十二分に感じられる。 酸は適度に残っていてタンニンもあるのだが、非常に丸くなっていて強さを感じさせない。 意外にもチゲ鍋とはまずまず合う感じである。濃さに隠れているがそれなりに酸があるからかもしれない。 でも、1時間ほど経つと、かなり甘味が出てきて、それ程合わなくなり、ケチャップソースの牛ステーキと合う。 この甘さは何からくるのか? 表向きのアルコールは13.5%とそんなに高くないが ... ( かなり酔っ払うことから、実際はもっと高い気がします。)<リリース当初のテイスティングコメント>・香りはそれ程強烈とは思えなかったが、アルコール分が高いのか目が眩むような感じ。甘い果実風味とプルーンそのものの香り。・味も濃く、甘さと渋みが特徴。(ルパン好きな平野さん曰く「チョコレートムースのような感じがする。」 ヴァランドローやルパンも似たような感じで、ミッシェル・ローランの影響か世界的にこの方向のワインが増えている。) 熟成させると、どんな香り・味になるのか興味深い。セパージュはメルロー98%とのこと。当時の価格 \5,500。終盤の香味、その他・20年経ってもまだまだ閉じていて、もう10年や20年寝かせた方が良いのか、ひょっとすると香りはこんなものなのかもしれない。 味の方は、抜栓後3時間近く経って、更に滑らかになり美味しくなる。 そして、澱はかなり出ていて壁面にビッシリ付いている。 (でもボルドーよりは少ないかも? 同じ頃に飲んだ同じようなヴィンテージのオー・カルル1998 はもっと澱が出ていました。)購入元はこちら ⇒ 平野弥(横浜緑区青砥時代の実店舗で購入) 今も販売しているかは確認していないですが、多分ないでしょう。【買えるショップの紹介】 ( 当然 1997なんてなく、最も古いのが2009。最新(?)は2014 です。) うきうきワイン ⇒ クロ アパルタ ラポストール 2013 カーサ ラポストール社 (アパルタ ヴィンヤード)元詰 自然派 ビオ チリ コルチャグア ヴァレー ワイン オーリック(alliq) ⇒ クロ・アパルタ 2009 カーサ・ラポストール フィッチ ⇒ ジェームス・サックリン100点!「TOP100 WINES OF 2017」第5位! [2014] クロ・アパルタ (ラポストール/チリ) 残:4本昔から濃いワインが熟成してどう化けるかに興味があったのですね。今のところ、大化けして感動した覚えのものはありませんね。このクロアパルタがそうですが、チリとかカリフォルニアではないような気がします。まぁ、ボルドーでもラトゥールとかラ・モンドットも閉じたままでなかなか開かないと思います。特に、1982のムートンがそうでした。唯一期待できるのはデュエル・ポルシェレ等のブルゴーニュかなぁ?と思います。
2018.04.14
コメント(0)
首を傾げながらも「ホット胸を撫で下ろした」、そんな感じの試合でしたね。若いマリ相手に後半アディショナルタイムに辛うじて追い付いてのドロー。ざっとは観ましたが、未だビデオで分析していないので、簡単な雑感を述べたいです。【序盤の出来の良さは ... 大島の存在】序盤は選手間の距離も良く、テンポよくパスが回り、チャンスを創っていました。「おっ、今日の出来はなかなか良さそうじゃないか!」と思いました。新聞にも書かれていましたが、その中心に居たのが大島でした。ハリルホジッチが、"現在の最高の選手だ!"と言ったらしく、思い返せば、W杯最終予選の初戦で痛恨のファールでPKを献上して戦犯と言われ、その後代表には呼ばれなくなった選手です。(ハリルホジッチは"選んだ私の責任"と言っていたので、それ以降気にしていたのかもしれません。)大島の良さは、中盤で味方の近くにポジションを取り、少しパスがズレてもピタッと足元に止め、ターンで相手のプレスを交わして素早くパスが出せる技術力の高さです。川崎フロンターレでの天皇杯等を観て、確実に成長しているなぁと思ったものです。【大島がリタイアして攻めが単調に ... DFの出来の悪さ】試合を通しての日本代表の出来は、FWやMFはまずまずかもしれませんが、DFが総じて出来が悪いですね。パスの精度が悪く、相手の裏を狙ったり、相手の間を通すような素早いパスが影を潜め、積極性や冒険心が全然見られませんでした。後半のある場面では、センターバックの昌子と槙野で10回以上横パスを繰り返し、「負けているのに、なに時間稼ぎみたいなことやってるの?」という酷い有様でした。まぁ、マリがアフリカ人特有のスピードと身体の柔らかさで思わず足が出てくることに怖じ気づいたのか、消極的になっていましたね。このスピードと身体の柔らかさに対応できずに宇賀神がPKを与えたことも影響していたかと思います。【世代交代】ところで、今回本田と長友は招集されましたが、同じ北京オリンピック世代の岡崎は呼ばれず、その代わりと言っては何ですが、リオ世代の大島と中島が選出されています。(ロンドン世代は清武ですが、怪我が多く影が薄くなっています。香川も同世代ですが、ドルトムントの主力だったのでオリンピックには出ていません。)そろそろ代替わりなのか、大島や中島、久保、GKの中村、今回呼ばれていない井手口等、段々リオ世代が中心になってくるのかなぁと感じました。(これに南野も加わるかなぁとも思います。)また、W杯やオリンピックは4年に一度ということもあり、怪我やその時の調子で相性の悪い名選手というものがあります。例えば、中村俊輔。世界ではクリスティアーノ・ロナウド(このケースはW杯で活躍出来ない)がそうかなぁと思っています。 ひょっとすると、前回のブラジル大会の内容から香川もその口かもしれません。【ロシア大会のキーは?】それにしても大島の怪我の具合が気になります。これからの中心選手と思われ、2010の南アフリカ大会のように、本田の台頭とベテラン遠藤の活躍があったからこそ、予選リーグを突破できたのかと。今の状況では予選突破は厳しく、そのためには本場でのリオ世代の大島等の活躍がキーかと思います。リオオリンピックでは直前に現地入りしたナイジェリアに負け、予選突破を阻まれた悔しい思いがある筈で、それをアフリカ代表セネガルに雪辱してもらいたいと思います。(将来を嘱望されながら怪我が多く潰れてしまった選手が何人もいます。暫く話題にも出なくなったので名前が出てきません。元アーセナルに在籍していた、足の速い○○です。清武や大島がそうならないことを望んでいます。)【追伸】宮市 亮でした。未だ26歳なのですね。( ネットで検索して確認 )
2018.03.25
コメント(0)
久し振りの比較テイスティングです。そして、前回の取合せと同じ、イブ・コラン・モレとユベール・ラミー( 比較テイスティング第69弾=イブコランとユベール・ラミーのサントーバン一級=)です。前回の畑は『サントーバン1級アンレミリィー』でヴィンテージは2014でしたが、、今回は隣の畑の同じ1級『シャトニエール』の2013です。前回、2014が未だ早かった感があるのと、イブ・コランに関しては2013の方が良さそうなので、こちらで揃えてみました。果たして、その結果は ... ?Saint-Aubin 1erClos de Chateniere 2013( ユベール・ラミー ) VSSaint-Aubin 1er La Chateniere 2013( イブ・コラン・モレ )輝きのあるゴールデン。⇒購入元: Lext ( 2013は売切れ。2015に) 購入元: こちらは ウメムラ ⇒ (残 5本)隣より心持ち濃いか?【簡単な比較テイスティング結果】香りユベール・ラミーの最初の香りはやはり大人し目で開いていないが、ミネラルを感じさせる香り。90分以上経ってやっと、ボリュームは弱目(ユベール・ラミーの特徴?)ながらブルゴーニュらしいメロンの香り。一方、イヴ・コランは最初からパワー全開で、芳ばしい良い香り。 30分以上経つと前に記憶のある香り。そう、ラフォンの開いた時の華やかな香り。それも、ジュヌヴリエールとかペリエールの香り(直接飲み比べたら複雑性や妖艶さは及ばないのだろうが ...)。味わい、料理との相性ユベール・ラミーは、香り同様最初インパクトに欠けると言うか、薄い味わいで、酸がピュアながら強い感じ。一方イヴ・コランは、味も濃い目でカルシウムが豊富そうなイメージ。但し、チョット尖がりもあり、私の嫌いなカリウム系が豊富なのかも。それに対して、ユベール・ラミーは塩系のミネラルが豊富そうで、イヴ・コランの硬水系に対して軟水系のイメージ。料理との相性では、梅酢タコと愛媛みかん鯛とはラミーの方が合い、渡り蟹の唐揚げやカレイの唐揚げにはイヴコランの方が合う。また、アーモンド入りチーズもイヴコランの方が合う感じ。天麩羅および大根おろしは殆ど同じ。 翌日の香り・味わい翌日にはユベールラミーも大分開いてきて、ハーブ系や柑橘系の香りを仄かに感じる。でも、複雑性は未だイヴコランには及ばない。と思っていたら、大振りのグラスに注ぐと、色んな要素の香りが感じられる。そして、イヴコランの香りは昨日より複雑性が増している感じがする。味わいは、イヴコランに塩味が増した感じで、そのせいか旨味でユベールラミーより落ちる気がしてきた。(ユベールラミーが増したか?)その塩味の差か、ホンビノス貝とはイヴコランの方が合う感じがするが、バター炒めの汁と合わせるとユベールラミーの方が合う。ポテト・トマトチーズ焼きは予想どおりイヴコランの方が合うが、何れにしろ、どちらも相性の範囲が広く色々な料理と合う。総合評価味わいに関しては、最初、優しいながらユベールラミーはパワー・厚味でイヴコランに負けると思ったが、翌日には負けなくなり、余韻の長さや旨味で上回る感じである。但し、香りに関しては、現時点ではイヴコランの方が良い。 しかし、ユベールラミーは終始段々良くなるイメージがあり、ユベールラミーの方が長熟と思われる。 また、イヴコランの方がボトルの高さも太さも、従って重さも上で、これは財政力の差なのか、単なる考え方の差なのか気になるところです。(多分、両方でしょう!) 更に、イヴコランはこの香りからして良い樽使っている気がします。ついでに、私が感じた香りの傾向では、イヴコランがムルソー系のラフォンなら、ユベールラミーはPM系のソゼとかラモネと言ったところだろうか?価格的にはイヴコランの方が\2000ぐらい安く、今飲むなら断然イヴコランですね。そして、イヴコランは2014より2013の方が良く、個人的にはアンレミリィより、このラ・シャトニエールの方が良い気がします。ラ・シャトニエールは、同じ畑(?)ながらユベールラミーにはクロが付いていて、特別囲われた区画なのでしょうか? (チョット調べてみましたが分かりませんでした。)それもあって、余計高価な気もします。 どなたかご存知の方は教えてください。
2018.03.20
コメント(0)
久々の家飲みワイン・テイスティングブログです。 今回のワインはこれ、フォントディの『フラッチャネッロ デッラ・ピエーヴェ 2011』。あまり飲んでいないイタリア・ワイン、それもサンジョヴェーゼ。ブルネッロはまぁまぁ飲むのですが(でも外れることが多い)、サンジョヴェーゼは敬遠しがちです。 そんな中、エチケットの色合い・デザインが気に入ったのと、ショップのお薦め文句に乗せられて購入してしまいました。果たして、高パーカーポイント・ワインのテイスティング結果は ... Flaccianello Della Pieve 2011 【Fontodi】【生産者情報】トスカーナの主要品種サンジョヴェーゼだけでは良いワインは造れないとの固定観念もあった時期に反旗をひるがえしたのが、1968年に設立されたフォントディ。1996年に法律が改正されるまで密かにサンジョヴェーゼ100%のワインを造り続け、遂には追随者が現れサンジョヴェーゼ100%のワインが公然と出回るようになり、法律改正に至ったとのことです。このドメーヌは、130ヘクタールにわたりオーガニックの認証を受けていて、その内70ヘクタールでブドウを栽培。オーナーはジョヴァンニ・マネッティ氏。 ( 銘柄名の"ピエーヴェ"は畑の一角にある1,200年前の教会をさし、その教会の祭壇の中にある十字架をラベルに選定。その十字架には人間と土壌の関係が描かれていて、マネッティ氏は土壌と歴史を尊重する気持ちを込めてこのラベルにしたと説明。)コルクが長いです! 【造り】 2000年から有機栽培と天然酵母を導入。収穫は全て手摘みで行い、フラッチャネロは最良のブドウ畑(単一畑のヴィーニャ・デル・ソルボを除く)から選りすぐられた最良の果実を使って造られる。(最も色が濃く粒の小さい実だけを丹念に選定。その結果、ポリフェノールが非常に豊富で香りの強い果実だけが選ばれる。)3~4週間かけてゆっくりアルコール醗酵。樹齢30年以上の完熟したサンジョヴェーゼを、アリエ産とトロンセ産の樽(新樽80%以上)で24ヶ月、大樽で2ヶ月間熟成させ最低10ヶ月瓶内熟成。【簡単なテイスティング・コメント】色と香り・色は名前にネロが入っているぐらいで濃いルビー。6年経っているというのに縁にはチョット紫あり。・最初の香りは、甘酸っぱい乳酸菌飲料系の香りに、柿とかブルーベリー系の果実香。 でも、時間が経っても更に開く様子はなく、色の濃さから言ってもかなり熟成させないと開かなそうな気がする。味わい、料理との相性・味は滑らかな酸と甘味がメインで、その裏にタンニンもあるがあまり表には出てこない感じ。 このヴィンテージはパーカーポイント95点らしく、パーカー好みの濃い味ではあるが美味! アルコール15%のせいもあるのか、余韻はかなり長い!!! そして、何となく濃く感じるのもアルコール15%のせいかも?・料理との相性では、鶏挽肉・マッシュルームケチャップ炒め、鯖のバジル・オリーブ油漬け塩焼きにも割と合う。 濃い割には酸が滑らかで旨味があるので和食とも広く合う。 意外なのはベルギー・クッキーと結構合う。バターを使っているからか?終盤の香味、その他・とかく濃いワインはそうなのですが、時間が経っても香りの変化が殆どないのが物足りないです。(当然パワーはあるので落ちることはないが ... ) そういう意味では、昨年飲んだ=モンテリー・ドゥエレ・ポルシュレのモンテリー1級= と同じ濃さを感じます。但し、フラッチャネッロの方が香りは良いです。(年が経っている分だけの差かも?)・澱はボルドー並みに結構出ていて、ボトル壁面にも最後のグラスにもシッカリあります。 購入元はこちら ⇒ ウメムラ 今販売しているのは[2013]ヴィンテージ。 これが過去最高のパーカーポイント 98点らしいです。 楽天でのフォントデイ検索ページ。 【買えるショップの紹介】( 既に2011はあまりなく、最新(?)ヴィンテージの2013が殆どです。) Wassy's ⇒ Fontodi Flaccianello della Pieve[2011] 残:3本 [ ヴィンテージ違い ] 葡萄畑 ココス ⇒ フラッチャネッロ・デッラ・ピエヴェ・コッリ・トスカーナ・チェントラーレ [2012]フォントディ ヴェリタス ⇒ [2013] フラッチャネッロ デッラ ピエヴェ Wassy's ⇒ フォントディ フラッチャネッロ デッラ ピエヴェ[2013] Fontodi Flaccianello della Pieve私が今迄飲んだキャンティ、と言うかサンジョヴェーゼとは大分印象が違います。濃いながらも滑らか・旨味満載でレベルは高いと思います。パーカーポイントがもっと高い2013も試してみたいと思います。また、下位クラスのキャンティ・クラシコも試してみたいと思います。それから、ドゥエレ・ポルシュレ共々濃いワインが10年以上熟成させてどうなるのか?非常に興味があります。
2018.03.11
コメント(0)
どうにか名前を覚えたアルガルベ杯。でも、その知名度の低さと言うか、日本のマスコミの取扱い方は、なでしこの力の低下と共に年々低くなっていく気がします。オリンピックの後だけに、その注目度の低さが気になります。(スポーツニュースでも、放映しているフジテレビぐらいしか結果を紹介しません。朝私が良く見ているテレ朝など、映像はおろか試合結果すら言いません。)結果は、出だしに躓き、オランダに2-6と大敗し、DFが散々でした。熊谷が居なかったこともあり、センターバック2人の出来がボロボロでした。判断ミス、走り負け、読みの欠如、と三拍子揃った不出来でした。アイスランド戦も前半だけはライブで観ましたが、決定機を外すことが多くあまり良い出来には見えませんでした。それでも、この相手なら楽に勝つだろうと思っていたら、後半追い付かれて土段場でやっと勝ち越す辛勝でした。この調子ならデンマークにも負けるのでは? 何せ昨年のユーロの準優勝チーム(優勝はオランダ)なので難しいかなぁと思っていたら、盛り返して2-0で勝ちました。内容は全然観ていないので、出来がどうだったのかは分かりませんが ... (飲み会帰りで録画をセットしないで寝てしまいました。)でも、他の試合の結果を見たら、デンマークは全然勝ててないのですね。ユーロの時とはチーム力がかなり違うのかも?結局、昨年と同じ5位決定戦に廻ることになりました。相手はカナダ。現在のカナダの力・特長は判らないですが、オランダみたいにスピードのあるドリブラーがいると日本の弱点だけに苦戦が予想されます。まぁ、形はどうあれ兎に角勝って、FIFAランクを上げて欲しいと思います。若手が多いだけに試合運びの進歩を期待したいと思います。(と書いたら、昨年も日本の課題として同じことを書いており、同じようにオランダに遣られていて=アルガルベ杯2017_順位決定戦=、進歩がないと言うか課題が一向に解決されていないということですね。)このアルガルベ杯、どうやって出場国を決めているのでしょうか?単なる希望とは思えないし、昔は参加していたアメリカやドイツの強豪も出なくなり、益々格が落ちていくのではないかと思われます。なのに、アジア圏だけは4ヶ国も出ていて、これは後にアジアカップ(兼ワールドカップ予選)が控えているからですかね。こうなると、最後勝って終わりたいものですね!
2018.03.07
コメント(0)
一寸前になりますが、恵比寿Partyの有料試飲イベントで、前に好印象だった『シャスール』(この時はピノノワール)と『コングスガード』(前回は=ジャッジを含む白飲み比べ!=)が出てくるとのことで、行ってみました。四天王と言いながら、何故ピーターマイケルが入っていないのかは疑問ですが ...( まぁ、トップ5を揃えたら途轍もなく高くなってしまうからでしょうが。その証拠に、コングスガードの説明に本当のトップ5が書いてあります。そちらを参照ください。)果たして、初めて飲むシャスールとパルメイヤーのシャルドネはどんなレベルなのか? 【シャルドネ四天王の白ワイン = 試飲ワインのボトルとグラス = 】<飲んだボトルとエチケット>[ 4つのグラスの色比較 ]( ボトルは左からシャスール、キスラー、 パルメイヤー、コングスガード。グラスの並びも一緒。 )( 光沢はコングスガード、シャスール、パルメイヤー、 キスラーの順に良いかと。気のせいかもしれませんが ... )飲んだワインは、ボトル写真の左から下記のとおり。産地はソノマコーストとナパバレー。 ・シャスール ロレンツォ・ヴィンヤード シャルドネ 2012 ソノマ7大ピノノワール生産者の一人らしく、ロバートパーカーに「北米で最も素晴らしいピノノワールとシャルドネを 探すならシャスール」と言わしめたとのこと。ロレンツォ・ヴィンヤードはマーカッシンと同じ。日本入荷量は極僅か。 ・キスラー レ・ノワゼッティエール シャルドネ 2015 フレンチオークでの樽発酵とマロラクティック発酵を採用し、野生酵母の使用、清澄・フィルタリングなしの ブルゴーニュと同じ造り。ソノマコーストにある複数の畑の葡萄のブレント。ノワゼッティエールは フランス語のヘーゼルナッツの意味。 ・パルメイヤー シャルドネ・ナパ・バレー 2014 ワイナリを一躍有名にしたのが映画「ディスクロージャー」に登場したパルメイヤー・シャルドネ(1991)。(全然知りません でした。) 手摘み収穫、全房のまま優しく圧搾、一晩おいてから上澄み部分を樽に移して自然酵母のみで発酵。 フレンチオークで11ヶ月シュールリー熟成。 ・コングスガード シャルドネ・ナパ・バレー 2014 カリフォルニア・シャルドネ5本指と言えば、マーカッサン、キスラー、ピーター・マイケル、オーベール、そしてコングスガード。 ナパ・バレー・シャルドネは買葡萄で造られ、コングスガード創業時からの代表作。生産量は年産1000ケース程度。 低収量、天然酵母のみを使い、低温セラーで長い時間をかけて発酵を待つ。【ワインリストと簡単なコメント】No.銘柄とヴィンテージ香り順位味順位簡単コメント1シャスール ロレンツォ・ヴィンヤード シャルドネ 201214あまりメモを取っていないので殆ど記憶だけですが、一番ハッキリした香りで且つ分かり易かったかと。アプリコットの果実香、暫くするとピーナッツやヨード香。味の薄さは価格どおりと言うか、他と比べると薄く感じますが、アフターは長いです。価格は他の半分近くですが、現時点では香りは一番開いていてコスパは抜群です。 2キスラー レ・ノワゼッティエール シャルドネネ 201542一番若いせいもあるかもしれませんが、香りは全然開いていません。但し、味わいはシャスールより明らかに旨味があり上かと。かなり前に、このノワゼッティエールを飲んで、その香味に落胆した記憶がありますが、その時よりは大分良いことは確かであるとは言うものの、ノワゼッティエールは価格どおりでキスラーの中では一番落ちるかと。3パルメイヤー シャルドネ・ナパ・バレー 201433これもシャスール程には開いておらず、シソぽい香りでスワリングすると少し良くなります。味わいは、アフターは長いものの一寸尖がりがあり、今飲むべきではないと感じます。これに\15,000も出すなんて到底考えられません。PM等のブルゴーニュ村名レベルでもずっと良いと思えます。 まぁ、グラス🍷の残り香はコングスガードに次いでパワーがありますが ... 4コングスガード シャルドネ・ナパ・バレー 201421これまた最初は香りが閉じていて、パルメイヤーと同じような香り。時間が経つと、ナッツの香りが出てくるが大人し目。 一年半前に飲んだ2013はもっと全然良く、ヴィンテージの差を感じる。味わいは1番濃く、アフターに一寸尖がりを感じるものの旨味は1番ある。酸はシャスールと同じくらいで、シャルドネらしさと言うか、ブル白らしさも1番。序に、空いたグラス🍷の残り香も1番パワーがあり香りも良い。 カリフォルニアのシャルドネは結構好きだったのですが、好みが変わったのか、高価な有名処のシャルドネがこのレベルというのはガッカリです。その中で、シャスールはピノノワール同様にコスパが良く高評価です。但し、"日本入荷量は極僅か"とあるように、Party以外ではメルマガでも殆ど見かけないのが玉に瑕です。また、最近飲んでないですが、ランドマーク等のリーズナブルな価格で美味しいシャルドネはもっとあると思うのですが。
2018.02.18
コメント(0)
大分間が開きましたが、谷川温泉「別邸 仙寿庵」での温泉旅行2017年末=その2、朝の食事、他=の続きです。 今回がシリーズの最終回です。大晦日の特別料理ではなくとも、例年2日目の方が器も中身の料理も少しグレードアップしているのですが、今回はそれが見られません!特に、器が見劣りするのですが、気のせい? というか好みの問題?とは言え、2日目はどんな料理を提供してくれるのでしょうか? サプライズはあるでしょうか? (2日目の献立のテーマは、初日同様、昨年の2日目の献立のテーマと同じでした。う~ん ... )五味の前菜の写真と御献立(メニュー)シート、他主な料理メニューの紹介料理のカテゴリーと一部の素材名を掲載。料理のテーマは『湯宿の夕餉』。(左の写真以外の料理と簡単コメントは後に掲載しています。)今年も内容や趣向に合わせた表記になっています。一昨年までは懐石料理の言い方に倣っていたのですが、手書きを止めたのを契機に言い方も変えたようです。【五味の前菜:銀光押寿司/菊芋甘辛煮/柚子釜盛り/大和芋とヤーコン黄身醤油掛/他】(左上の写真参照) 銀光と菊芋は昨日に続いての登場。菊芋は調理が大分違いますが、 銀光はほぼ同じ。でも、味は昨日より美味しいような気が。 柚子釜盛りの中身は舞茸、百合根、三つ葉、イクラ等。 昨日の白菜玉子焼きのように、特に美味しいと思ったものはないですね。 白ワインに1番合ったのは下仁田葱と蒟蒻ぬた和え(桃色の舟形の器)かと。 右端のグラスの淡い赤の飲み物は確かザクロ酒だったかと。 【清汁仕立:帆立貝の真丈、白菜巻、千社唐、他】(下記参照)【本日のお造り:本鮪/牡丹海老/方々の炙り、あしらい】(下記参照)【旬味の蓋物:揚げ海老芋蟹餡掛、針生姜、他】(下記参照)【すき焼き県群馬:上州黒毛和牛、焼豆腐、下仁田葱、他】(下記参照) 【止肴:牡蠣の南蛮漬け、玉葱、鷹の爪】(下記参照)【御食事:茸と鱈場蟹の釜飯、赤出し汁、豆腐、他】(下記参照)【食後に:蒸しプリンとフルーツ蜜和え掛け】(下記参照) 暗くて判り難いですがボトルの中に『干支の戌』が入っています。 どうやって入れたのでしょうか?【料理に合わせたワインのテイスティング簡単コメント】【ブルゴーニュ・ブランJean de la Vigne 2015】 セパージュ: マコネ地区のシャルドネ 100% 購入元: 平野弥(トップページでは、Macon 2014を薦めてますね。 サイト更新が追い付いてないだけかもしれませんが、 個人的には2014より2015の方が良いと思います。)実はMacon 2015を持ってくるつもりが、間違えてBourgogneBlancを持って来てしまいました。と言うのは、過去の経験から今飲むならMaconの方が美味しいと思ったからです。色は濃い目のゴールデンで時間が経つと更に濃くなる感じ。香り、味にもチョット尖がりがあり、やはり未だ早い感じ。前半の料理との相性は、五味の前菜では下仁田葱と蒟蒻ぬた和えと一番合っていたかと。お造りでは、方々の炙りよりボタン海老の方が合うかと。でも、1番合っていたのは>揚げ海老芋蟹餡掛けと牡蠣の南蛮漬けでした。 1時間以上経ったら、大分滑らかになってきました。でも、もう半年以上寝かせた方が良いですね。Jean de la Vigneの2015は良さそうですね。 2009が凄く良くて、期待した2010がイマイチだったことから、暫く飲んでなかったですが、この2015は良さそうです。 【Beau-Paysage La Montagne 2014 】( 写真を撮り忘れたので、2012を飲んだ時の写真を 流用。こちらも白と一緒に横浜から当日車で持参 )ボーペイサージュのLa Montagne(風・林・火・山の山、メルロー100%)を、2014と2015で比較したかったので、持参しました。一年の差で2014の方が滑らかになっていますが、薄い感じは否めず、香りのボリューム、味わいのふくよかさは明らかに2015の方が上です。それでも、2014の料理との相性ではすき焼きと良く合います。それと菊芋甘辛煮でしょうか。 ボタン海老の味噌とも合いました。【本日のお造り:本鮪/牡丹海老/方々の炙り、あしらい】【すき焼き県群馬:上州黒毛和牛、焼豆腐、下仁田葱、他】器の見栄えは兎も角として、刺身の盛り付けが今迄に比べて見劣りするかと。味は素材の質が上なのか昨日より美味しいです。ホウボウは刺身でも焼き魚でも、あまり食べた記憶がないですが、炙って味が濃縮されている筈にも拘わらず、淡白で旨味が少ないかと。本鮪の中トロと牡丹海老は例年通り美味しいです。すき焼き県群馬て、うどん県香川みたいな感じでしょうか?私は群馬生まれ・群馬育ちですが、初めて聞きました。群馬県でこれからアピールしようとしているのか、単なる仙寿庵の触れ込みなのか判りませんが、思い当たるのは下仁田葱がすき焼きに良く合うということです。上州和牛もすき焼きの汁も上品な味わいで美味ですね。【清汁仕立:帆立貝の真丈、白菜巻、千社唐、他】【止肴:牡蠣の南蛮漬け、玉葱、鷹の爪】【旬味の蓋物:揚げ海老芋蟹餡掛、針生姜、他】中国野菜の千社唐も昨日に続いての登場です。帆立貝の真丈が以前登場したかどうかは覚えてないですが、○○真丈というのは良く出てきます。そして、この帆立貝の真丈は極普通の味です。すき焼きで甘くなった口を牡蠣の南蛮漬けが絞めてくれて、その中で牡蠣の旨味がじわっと広がります。器はモダンで見栄えも良いです。小さいながら中々の逸品かと菊芋同様、この海老芋も良く登場します。大体はこの蓋物に入っていることが多いかと。そして、いつも美味しいです。 今回は揚げてあるからか蟹餡が効いているのか特に美味。 【御食事:茸と鱈場蟹の釜飯、赤出し汁、豆腐、他】【蒸しプリンとフルーツ蜜和え掛け】やはり白米より具入りの御飯の方が良いですね。但し、水加減がイマイチなのか、シットリ感と旨味が少し足りない気がします。鱈場蟹の旨味に期待したのですが、御飯との相性はイマイチのようです。昨年、一昨年の舞茸御飯、じゃがバター御飯の方が美味しかったです。昨日の人参カステラに続いて、今年は例年になくデザートの出来が良いと思います。この蒸しプリンも非常に美味しいです。シットリしていて滑らか!! 生乳か生クリームを適度に使っていると思われます。右側に添えてあるフルーツはドラゴンフルーツ。聞きそびれましたが何処産でしょうか?本日のサプライズは"すき焼き県群馬"と言うお題目と、蒸しプリンでしょうか?(控えめなサプライズではありますが)そして、蒸しプリンの大きな純白の器もデザートには珍しく、驚きです。仙寿庵の料理を見ていると、器も料理の一部と言うか、創作の重要な構成要素という気がします。ワインで言えばボトルのエチケットやグラスか、それ以上の気がします。
2018.02.08
コメント(0)
間が開きましたが、谷川温泉「別邸 仙寿庵」での温泉旅行2017年末=その1、1日目の食事とワイン=の続きです。 今回がシリーズの最終回です。今年は兎に角雪の量が多いです。そして、宿泊中も雪が降り続けています。そんな状況で、気温の変化が少ないからか、氷柱の量と長さは昨年程ではないようです。その代わり、屋根からずり落ちる雪の量が半端でないです。 それと今年は洒落た置物が多いです。そんな状況を撮影してみました。【雪と氷柱、そして鶴亀のいる縁起物写真 by iPhone6】通路からの中庭の眺め=氷柱と雪だるま(?)=鶴と亀=宴会場の床の間にて=屋根からずり落ちる雪=寝る直前=⇒ここには屋根からの長い氷柱。 そして、雪だるまと思ったら、台の上に 積もった雪。雪の下がどうなっているのか 分かりませんが、盆栽か何か置いてあるのか?上の写真は判り難いですが、白い鶴と金色の亀。鶴が留まっている木は、葉の形・照り具合から言って椿でしょう。葉が大きくて少ないですが ...寝る直前に撮った写真なので、暗くてピントも合っていません。朝までもってくれたら綺麗に撮れたかも。 この一時間後に落ちてしまいました。(就寝中)ドスンという音で目が覚めました。竹の中に蝋燭が入っています。これが宴会処の廊下の両脇に延々と配置され、廊下を照らしています。若い竹の緑に蝋燭の炎が映えます。洒落た演出!12月30日と31日の朝食の写真です。 全部は映し切れていないと思われます。夜と違ってお品書きはありませんが、昨年までと比べると品数が減っている気がします。一品程度ですが、今迄が多かったので丁度良いと思います。それと、朝食だけでなく夕食もですが、火を使うものがなくなりました。今迄は、鍋物や蒸し物等をその場で温めていました。でも、今回は温めたものが運ばれてきます。何かトラブルでもあったのでしょうか?【12月30日の朝食膳=鮭の塩焼き+ 玉子焼き+煮物、他=】【12月31日の朝食膳=吸物+煮物+ 鮪山かけ+カサゴ+麦豚しゃぶ、他=】上の30日の朝食は枡形の器で、なかなか洒落ています。 場所を取りますが、品数が減って丁度良い感じです。写真はないですが、これに焼き魚が付きます。右上の、31日の焼き魚はカサゴです。真ん中やや右の奥にあるのが生オレンジで、中が刳り抜かれストローが刺さっています。そして、右の写真が豚しゃぶで、台は火が点けられるようになっているのに、既に蒸されて出てきました。 右横にあるのは、汲み豆腐です。ラニーニョ現象の影響か天気予報どおりに、雪の多い寒い冬となっています。仙寿庵近辺も雪の多さと降り続く雪に閉口気味です。雪が多くても良いけど、晴れて視界が良くなって欲しいと思います。朝晩とは言わないですが、せめて昼間は晴れて欲しい気がします。そう言えば、夏はさておき、冬に仙寿庵に来て星空を見た記憶がありません。雪景色に星空はかなり映えるのではないでしょうか?
2018.01.29
コメント(0)
恒例行事である年末年始の家族旅行で、Relux(一流旅館・ホテルを厳選した会員制宿泊予約サイト)の表紙(?)を飾っている『別邸 仙寿庵』に行ってきました。但し、昨年同様12/31は宿が取れなかったので年始はありません。来年の年末は12/31は取れているので、大晦日の特別料理に期待ですが、その分1万円ぐらい高いです。さて、今回の仙寿庵はどんな料理を提供してくれるのでしょうか? サプライズはあるでしょうか? 今年の料理長は昨年と同じでした。メニューはどちらも印刷で、昨年まではあった筆書きの"お品書き"は今年はありません。忙しいのか下手になって嫌なのか? でも、今年は献立にテーマを付けるようになりました。色々工夫はしているようです。( と思ったら、昨年のメニューにも同じテーマが載っていました。メニュは違いますが ... )冬味の前菜七品盛の写真と御献立(メニュー)シート、他主な料理メニューの紹介料理のカテゴリーと一部の素材名を掲載。料理のテーマ(単なるタイトル?)は、昨年の一日目と同じ『山眠る候』。(左の写真以外の料理と簡単コメントは後に掲載しています。)今年も内容や趣向に合わせた表記になっています。一昨年までは懐石料理の言い方に倣っていたのですが、手書きを止めたのを契機に言い方も変えたようです。【冬味の前菜7品盛:銀光押寿司/菊芋煎餅/千社唐真砂子和/白菜の玉子焼/百合根雲丹揚/他】(左上の写真参照) 菊芋煎餅は昨年も出ていました。 千社唐(過去は千社頭と表記)は仙寿庵では良く出てくる中国野菜。 白菜の玉子焼は1番奥の"はにかみ"が乗っているのがそうですが、 これは出汁が効いていて美味しいです。その前にあるのが千社唐真砂子和え。 群馬ブランドのギンヒカリは昨年の方が美味しかった気が。 【清汁仕立:海老芋胡麻豆腐、焼舞茸、他】(下記参照)【本日のお造り:銀光/金目/帆立、あしらい】(下記参照)【変わり小鉢:カリフラワーすり流し、ズワイ蟹、イクラ、黒胡麻ジュレ、他】(下記参照)【上州の牛肉:黒毛和牛ロースト三昧、彩り野菜、セリ根揚げ】(下記参照) 【温物:スッポン玉地寄せ、焼葱、焼餅】(下記参照)【水上のお米:水月夜白飯、とろろ汁、ちぎりっこ汁、香の物】(下記参照)【食後に:人参カステラ抹茶クリーム、焼芋とアイスクリーム】(下記参照) 賞を取ったらしい水上のブランド米『水月夜』。お婆さんが米を研いでいる置物が可愛いですね。【料理に合わせたワインのテイスティング簡単コメント】【ピエール・ゼロ スパークリング】 セパージュ:南仏産のシャルドネ、ミュスカ 脱アルコール製法:「スピニング・コーン・カラム」という 装置で、ワインの香味成分を損なうことなく脱アルコールワインと エタノールに分解。珍しいというか初めて存在を知ったのと、兄がアルコールを控えていることもあり、頼んでみました。香りは桃の低濃度ジュースみたい(チョット香料ぽい)で、それはミュスカ・ジュースをブレンドしているためと思われます。ガス圧はクレマン程度かもっと弱い感じ。味は、ノンアルコールの割にはコクがあり、下手なクレマン等より美味しいかと。前半の料理との相性では、変わり小鉢のカリフラワーすり流し/ズワイ蟹と一番合っていたかと。でも、これがシャンパンだったらもっと合うかとも思います。旅疲れか(横浜から本日車で持参)、最初香りが全然開かず、味には未だチョット尖がりがあります。でも、少し経ってスワリングすると、いつものボーペイらしい香りに少しフローラルな香りも出てきます。料理との相性では、前半に試したコンニャク味噌酢にはまぁまぁ合い、銀光や金目には未だチョット尖がりがあるからか、イマイチの感があります。更に時間が経つと段々開いてきて、ドライフルーツ系の香り香りが出てきます。味の尖がりも減ってきます。和牛ロースト三昧とは、ポン酢ジュレより天然塩の方が合い、更に胡麻餡が一番合います。 茶碗蒸し風のスッポン玉地寄せとも不思議と合わないこともないです。(そう言えば、フレンチ『モノリス』で、イクラやキャビアの入った海鮮ジュレとピション・ラランドが不思議に合っていたのを思い出しました。)とろろ飯、ちぎりっこ汁と合わせる頃には、大分滑らかになり、ちぎりっこ汁にも合います。最初は心配しましたが、ボーペイサージュの2015は出来が良さそうです。【Beau-Paysage La Montagne 2015 】( 横浜から当日車で持参。状態が心配なので 次回からは事前の配送も検討しようかと。 )【本日のお造り:銀光、金目、帆立、あしらい、他】【上州の牛肉:黒毛和牛ロースト三昧】ギンヒカリはここにも登場。押寿司よりこちらの方が美味しいかと。でも、全般的に本日の刺身は旨味がイマイチの気が! それなりに美味しいことは確かなのですが。ここのところの天気で仕入れが悪いのかも。和牛ロースト三昧は、味付けが左から 天然塩、ポン酢、胡麻餡となっています。 三者三様で其々味わい深いのですが、1番の好みは胡麻餡でした。本日1番のサプライズ!真ん中の牛肉に載っているのはセリの根を揚げたものです。【清汁仕立:海老芋胡麻豆腐、焼舞茸、他】【温物:スッポン玉地寄せ、焼葱、焼餅】【変わり小鉢:カリフラワーすり流し、他】お椀の中で上半分くらいしか見えていませんが白っぽいのが、海老芋入りの胡麻豆腐です。胡麻豆腐自体、どうやって作るのか判りませんが、それに海老芋が摺り込んであるなんて初めてです。これは、上品で繊細な味わいで結構美味です。彩りも鮮やかなので美味しそうに見え、スッポンが入っていることから期待したのですが、まぁ~、普通でした。一寸変わった茶碗蒸しと言った感じです。下の黒い皿がモダンで、仙寿庵の器としては異質かと。逆に、こちらは器も見た目も平凡で期待しなかったのですが結構美味しいです。真ん中に浮いているのが、イクラ乗せずわい蟹です。黒胡麻のジュレも乗っているのですが、黒くないです。蟹だけでなく摺ったカリフラワーも美味。【水月夜白飯、とろろ、香物(ちぎりっこ汁省略)】【人参カステラ抹茶クリーム、焼芋とアイスクリーム】銀光と共に毎年出てくる水上のブランド米『水月夜』。受賞しているだけにセールスポイントの一つなのですかね。確かに輝きが違う気はするのですが、コシヒカリ等の一寸高目の銘柄米と旨味はそんなに変わらない気も ... 仙寿庵ならやはり炊き込み御飯が食べたいです。見た目はカステラには見えないですが(何かと言えば薩摩揚げ)、結構美味しい人参カステラ。しっとりしていて人参の風味がシッカリあります。焼芋とアイスクリームの組合せも良いです。口の中でマリアージュします。最近の仙寿庵のデザートではトップクラスかと。寒波の到来で積雪量は多く、当日も常に雪が舞っているような状態で、天気は冴えませんでした。こんな時は、温泉に入るか料理に期待するしかないですね。みなかみ肉屋のレストラン・生ハム工房『育風堂』に生ハムの原木(小さいですが... )を買いに行こうかと思いましたが、帰りがけに寄ることに変更しました。そう言えば、仙寿庵では生ハムとかソーセージは出た記憶はないですね。ひょっとすると、牛肉等はここ『育風堂』から仕入れているかもしれませんが、生ハム等が和食には向かないからでしょうか? ワインはリストを見る限り、『育風堂』と同じ経営者(オーナー)と思われるTakizawa【瀧澤】から仕入れているようです。
2018.01.22
コメント(0)
本日は、軽くワインに適用されつつある新技術の紹介です。巷でワインの贋作の話が流行っていることもあり、この手の動向はワイン好きとしては気になる内容となります。【高級品の偽造品防ぐ「ワイン・ブロックチェーン」。コンサルが日本で実証実験】今注目の仮想通貨に使われている『ブロックチェーン』の技術を、ワインの栽培から醸造~販売という一連の管理に適用しようというものです。 知らなかったですが、イタリアには既に導入事例があるようです。ワインの贋作はオークションに出るような古酒に多いので、直ぐに効果はないでしょうが、抑止効果や将来的には少し期待できるかも。【シャトー・アンジェリュス2014、非接触式のICチップをラベルに初導入】これもワインの偽造防止を目的として、流通経路の記録をICチップに保存しトレイサビリティーを強化しようというものです。ボトルをそのまま使って中身を入れ替えれば、偽造ワインを造れますが、それをチェックしたり自動的に記録する技術が実装されていれば可能ですね。【凸版印刷、ICタグで不正開栓を検知】アンジェリュスが導入したのはラベルでしたが、こちらはコルクを覆う形で実装するICタグです。コルクに穴を開けただけで検知できるので、中身の入れ替えは防止できます。これと上記のICチップ・ラベルを併用すれば完璧かも。尤も、このICタグもRFIDを実装しており、スマホで産地情報やワイン情報を参照できるようです。 そして、このICタグはあのエマニュエル・ルジェが2016年12月出荷のワインから採用しているようです。シャトー・アンジェリュス2014、エマニュエル・ルジェ(多分これも2014ヴィンテージ以降か?)のワインを買って確認してみたいですね。でも、アンジェリュスは一級Aクラスに昇格して値上がりしているし、ルジェも高騰しているだけに難しいかと。何れにしろ、IoTやAIがドンドン導入されるご時世で、新しい技術を試行導入して、生産者の情報提供や品質の向上を図って欲しいと思います。 但し、この前私が言及した【醸造いらずの「合成ワイン」はゲームチェンジャーか】は、チョット嫌だなぁという気がします。
2018.01.14
コメント(0)
明けましておめでとうございます。今年初めてのブログで、且つ久々のワインテイスティング・ブログです。 今回のワインはこれ、ジャン・ルイ・トラペの『Gevrey Chambertin 1er cru ALEA 2010』。昨年、それもかなり前に飲んだワインですが、新年最初に掲載するには良いかと思って掲載することに。実は、セラーの不調というか、詰込み過ぎ、且つ冷やし過ぎたために、ファンの噴出し口がかなりの範囲で凍り付いて、比較的その近くにあったので低温劣化が心配でした。 果たして、その結果は ... Gevrey Chambertin 1er Cru Alea 2010【生産者情報】1868年から6世代にわたってジュヴレ シャンベルタンでワイン造りを続けているこのドメーヌは、代々少しずつ畑を増やしていき、現在では13haの畑を所有。1990年にロシニョール・トラペと分割。現当主のジャン ルイ氏は、1998年からビオディナミーを導入している。また、奥様がアルザスのワイン生産者の娘であった為、2002年からアルザスでのワイン生産も引き継いでおり、現在約6haの畑を所有。(インポータ【フィネス】等のサイトより引用) ( ボトルの首にALEAのキュヴェ名が。ラベルの下部とコルクに、多分 "Trapet"とサインが入っていますが、"t"がかなり癖ありで不明。)【造り】 収穫は全て手摘みで行い、畑と醸造所でそれぞれ選別。醸造所では除梗前の房の状態と除梗後の粒の状態での2度に渡る選別が15人で行われます。除梗は約30%で、開放桶で低温浸漬を行い、3~4週間かけてゆっくりアルコール醗酵。必要に応じて櫂入れを行い、空圧式圧搾機でプレスした後にワインは樽へ移され、樫樽で15~18か月熟成。樽は主にトロンセ、アリエ、ヴォージュ産のものを使用。【ワイン情報】所有する1級畑を全てアサンブラージュして造るワイン。キュヴェ名の「ALEA」は「不測の出来事」と言う意味で、まさに不測の天候不順で収穫量が少なく、1級を区画ごとに瓶詰出来ない年のみ生産(近年では2010年、2012年、2013年)。 Ergot、Corbeaux、Combottes は収穫量に関わらず、アサンブラージュして CAPITAという銘柄でリリースしているので、多分「ALEA」はClos Prieurと Petite Chapelleのアサンブラージュと思われます。【簡単なテイスティング・コメント】色と香り・色は一寸くすんでいるかと。 セラーの低温劣化の影響かも?・香りはオーソドックスなブルゴーニュの赤系の香りで、 最初はチョット弱々しく、未だ開いていない感じ。 でも、20分ぐらい経って、ぐ~んと良くなって、フランボアーズ系の果実香に妖艶ななまめかしい香りが仄かにある。更に、ハーブとか百合、クチナシ等の白い花の香りが感じられる。味わい、料理との相性・味は最初酸味に引っ掛かりがあり( 尖がりとまではいかないが )、こちらの方がセラーの低温劣化の影響が大きいかもしれない。 ブルゴーニュ1級としての味わいに近いものはあるが、香りに比べると落ちる感じ。・料理との相性では、ローストビーフにも牡蠣フライにも合うが、タラモソース自体の方が良く合う。 (但し、ブロッコリーに付けて食べると相性は落ちる。) 意外にもアサリの酒蒸しともまずまず合う。 そして、時間が経って鰤の照り焼きと合わせたが、これが良く合う。一番合う感じ! 時間が経ってワイン自体が滑らかになり、コクが出てきたからかもしれない。( 確かに引っ掛かりは消えてきた。)終盤の香味、その他・時間が経って味わいは良くなったが(70分~80分)、香りは妖艶さが消えてしまった感じ(110分ぐらい)。澱の近くになったからか?・最後まで黒系の香りは出てこない。また、ジュブシャンに良く見られる砂糖煎餅のような香りも出てこない。新樽率が低い等で樽香が控えめなのか、既に抜けてきたからかもしれない。 澱は壁面に結構付いており、2010(7年熟成)でこれだけ出るのは、ブルゴーニュにしては多いかもしれない。購入元はこちら ⇒ 金沢マル源酒店 今販売しているのは[2013]ヴィンテージ。 流石に同じヴィンテージはなく、2011ヴィンテージ以降のドメーヌ・トラペ。【買えるショップの紹介】( もう売切れかと思いましたが、チョット残っているようです。) ワインと地酒の専門店-酒の柳田 - ⇒ 【トラペ】ジュヴレ シャンベルタン 1級畑 アレア 2010 [ヴィンテージ違い] ワインホリック ⇒ ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・アレア [2013] 残:5本 すむら酒店 ⇒ [2012] ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエクリュ・アレア 金沢マル源酒店 ⇒ ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエクリュ“アレア”[2013]/ 残:1本2010のトラペは良いという評価を聞いて買った訳ですが、品質に不安はありながらやはり良かったです。特に、香りが、パワーはないもののエレガントな感じで複雑性もあります。( 味わいも、当初セラーの低温劣化の影響をかなり受けたと思われましたが、最後にはよくなってきました。)そして、最近のヴィンテージ(2012か2013か忘れましたが)で、一部の評価ではこのアレアよりマルサネの方が点数が高かったりするので、マルサネも試してみたいと思います。ジャン・フルニエと比較したいと思います。
2018.01.03
コメント(0)
またまた大分間が開いてしまいましたが、前回(『栗駒山荘』と中尊寺・秋保温泉の旅 2017(その2)=岩手・秋田・宮城=)の続きです。ホテルクレセントの食事【フレンチ】フレンチレストラン『ベルビュー』での食事です。確か、メニューがあって、そこに簡単な感想を書き込んだ筈なのですが、見当たりません。そんな訳で、料理の名前はいいかげん、コメントはうろ覚えです。【レストラン『BELLE-VUE』のワインとディナー】 < 【Andrian】 Pinot Noir > 品種: ピノ・ネロ(ピノ・ノワール) 産地: Andriano(イタリア北部) アドリア海に注ぐアディジェ川の流域。 生産者: kellerei-cantina 飲んでみたくなるような、ボルドーとかブルゴーニュが見当たらなかったので、チョット面白そうなワインを選択。リーズナブルな価格のイタリアのピノ・ノワール。香りは弱いながらもピノらしい赤系果実の香りがあり、味わいは酸味がシッカリあるもののストラクチャーは弱目で旨味も少ない感じです。このワイン、和食には合うかもしれませんが、フレンチには負けるかもという印象です。 【こちらは裏ラベル】何が産地名でワインの銘柄は何? ワイナリーの名前は?語学力がないからか、これを読んでもイマイチ不明。Andrianoは独語では"Andrian"。裏ラベルには、上部にURLと(オーストリア?)ドイツ語らしき説明が書かれています。そして、ピノノワールの別称が2つ表記されています。 Blauburgunder Pino Neroこれって2つの産地から成るためなのか、オーストリアに近い、または現地ではドイツ語が使われているための表記なのか、良く判りません。【鯛と帆立のウニソース】【牛ロースのブラウンソース】確かウニソースだったと思いますが、全料理の中でこれが一番美味しかったと記憶しています!でも、深みに少し欠けるきらいはあります。もしかしたら赤ワインソースだったかも?何れにしろ濃いソースで、完全にワインが負けています。もっと繊細な味わいが欲しいです。【サーモンとホウレン草のテリーヌ】【コーンポタージュのエスプーマ】【伊勢海老のアメリケーヌソース】この色がホウレン草だったかは定かではないですが、これもごく普通の味わいです。サーモン自体はスモークではなく新鮮で美味。こんなところでもエスプーマが飲めるとは思いませんでした。その効果でもないでしょうが、これはなかなかの味わいです。伊勢海老が全く見えないですが、定番料理でこれまた、ごく普通の味わいです。上に載っているのは確か、松茸スライスの揚げたものかと。【デザート:葡萄とティラミス】【おまけのスイーツ】このデザート、結構秀逸かも?クリームをチョコレートで挟んでありますが、間のクリームは味から言ってティラミスかクレームブリュレと思われます。添え物のフルーツがチョット貧弱かと。夜食に出る予定のスイーツを前もってもらいました。一口サイズのチョコレートケーキ、レーズンケーキ、そしてプチショートケーキ。(苺はないですが)よくあるバイキングのデザートみたいですね。宮城の滝巡り旅行当初の予定では「秋保大滝」だけでしたが、地図で見つけた滝や走行途中で見つけた滝も回ってみました。でも、実際に行ってみたら標識も全然なく通り過ぎてしまった滝もあります。 残念!!!【宮城県の様々な滝 】 ( by iPhone 6・他、一部ネットから拝借)『秋保大滝』、日本の滝百選になっていることもあり、滝見台も整備されており、結構観客がいました。名取川上流部にあり、落差は 55m。(滝の形は妙高の苗名滝に似てますね。)そして、台風の後だけに水量が多いこともあり、かなりの迫力です。(百選に選ばれた要因の一つでしょうね。)翌日、滝壺の方の近くまで行ったら、ゴムボートで近付く人達がいました。何と、スキューバダイビングをする人達でした。宮城県栗原市にあるはずの白糸の滝。"あるはず"というのは、栗駒山荘でもらったドライブマップで398号線沿いに出ていたので、それに従って南下しましたが、何の標識もなく通り過ぎてしまったのでした。(そんな訳で、実際には訪れていないですが、ネットで調べて 一番変わっている画像を拝借して掲載しています。 全国に"白糸の滝"は幾つもありますが、場所から言って、これが 宮城県栗原市の白糸の滝かと。 また、向って左側半分にしか流れがないですが、色々な画像をみると、 もっと水量が少なくても右側に流れがあるものもあり、 一寸不思議な滝です。)白糸の滝を通り過ぎ、398号線を南下していて偶然に標識を発見して急遽行ってみた滝です。地図にも出ていない滝ですが、一応『小僧不動の滝』と名前が付いていることもあり、行ってみることに。(計画上のルートは左折で滝は右折側したが、近そうなので行って みました。)名前のとおり小さな滝でしたが、鳥居も立派な祠もあり、地元で愛されているようです。その証拠か、数名で小僧不動の滝 寒中みそぎなるものが毎年行われているようです。『鳳鳴四十八滝』、これは地図や旅行ガイドブックを見ていて見つけた滝です。ガイドブック上はなかなか良さそうな滝で、秋保大滝からも比較的近く(川が一本違うだけ、直ぐ北側)、行ってみることにしました。広瀬川の上流、国道48号沿いにある滝。落差:25m、幅:10m とのこと。四十八滝というからには、近くに幾つか滝があるのだろうと思いましたが、他には全然見当たりません。Wikipedia等で見ると、『大小様々な滝が折り重なるように連なり』とか、「大小の滝が連なって」との説明ががあり、どうやら滝が複数段あることから名付けた節があります。(また、国道48号沿いにあるから名付けられたという噂もあるようです。)まぁ、名前の由来は兎も角、水は綺麗で山梨の西沢渓谷の『七ツ釜五段の滝』を小規模にしたような趣があります。不思議なイタリアワインでしたが、日本ではあまり見かけない気がします。一寸考えれば、イタリアとオーストリア2箇所の葡萄を使ったら、DOCは名乗れないはず。現地では、イタリア語を使っているのか、オーストリアドイツ語を使っているのか気になるところです。まぁ、アルザスもそうかもしれませんが、国境地方は複雑な事情があって判り難いですね。それもテロワールというものでしょうね。 でも、このワインの香味に関しては分かり易かったです。
2017.11.26
コメント(0)
まぁ、結果的にも内容的にも全然面白くない試合でしたね!(親善試合で緊張感がないせいもありますが ... )この2試合はそんな印象ですね。唯一のゴールも槙野のヘディングという面白味に欠ける得点(おっと失礼)でした。サプライズもワクワク感も全然なく、期待感を持たせるシーンもあまりにも少なく、早起きしたの眠気ばかりが残ってしまう、そんなゲーム(特にベルギー戦)でした。(ベルギー戦前半は守備は良かったという評価の声もありますが、攻撃への繋ぎがイマイチでした。)唯一の収穫は、初招集の森岡と長沢が使える目途が立ったことですかね。それにしても、アジア最終予選でいきなり活躍したシンデレラボーイの久保が精彩を欠いていたのと、大迫等のフォワード陣の動きとプレーの切れがイマイチだった感は否めません。シュートが少ないし ...それから、浅野はトラップが大きい、クロスの精度が悪い等の課題が顕著に出た感じで、もっとテクニックを磨いて欲しいですね。全体の課題としては、シュート力(マークされても一寸したコースを作る工夫、悪い体勢でも打てる、早いタイミングで打つ工夫etc)の向上、守勢に回った時のチェンジ・オブ・ペースおよび打開策の工夫、等でしょうか。何が問題だったかの分析は、ビデオをチェックして述べたいと思います。(特に、ブラジル戦の立上りは良かったプレスを何故止めたのか、ベルギー戦の後半は何故押し込まれるようになったのか、攻めてもシュートに結びつかないのはベルギーと何が違うのか、etc。)今回の2試合を通して、調子の良い時の本田や香川を上回る(or匹敵する)選手は未だ出てこないなという印象です。最後に今回の代表戦をワインに例えると、「コスパの良いワインを見つけと、満を持してワイン会に持って行き皆を驚かしてやろうと思っていたら、全然香りが開かず拍子抜け、恥をかいてしまった。」という感じですかね。これで、メンバ選考は混沌としてきました。
2017.11.16
コメント(0)
大分間が開いてしまいましたが、前回(『栗駒山荘』と中尊寺・秋保温泉の旅 2017=岩手・秋田・宮城(9/18~21)=)の続きです。栗駒山荘の食事【2日目の夕飯】初日、2日目を通して、やはり「ここは秋田なのだなぁ!」と実感させられます。 岩手がどうなのかは判らないですが、秋田の味付けは総じて甘目です。個々の料理もやや甘目です。 そして、東北特有の味付けの濃さが見られます。その中でも、2日目の料理は少しレベルアップしているように感じられます。2日目の「お品書き」は、きちんと俳句になっています。 美しや 紅葉色づく 秋の嶽【梅酒、先附、前菜4種、お造り】【油物:鰰かちん揚げ】お造りは、岩魚/金目鯛/牡丹海老ですが、岩魚は刺身より塩焼きのが美味しいと再認識。塩焼きでも鮎程の旨味はないし、刺身は淡白で完全に金目鯛と牡丹海老の脇役になっています。岩魚は、この後のお凌ぎにも出てきますが、昨日の焼物も合わせて期待外れでイマイチ。一方、金目鯛と牡丹海老は旨味があって美味!鰰(魚偏に神)、これって何と読むのでしょうか?ハタハタ。漢字の由来は、体の模様が富士山に似ており、めでたい魚として扱われたためらしいです。(ウキペディアより。別の言い伝えもある模様。)味は普通の天婦羅の感じで、あまり印象には残ってないです。鰰自体大して美味しいものではないですから。【鍋物:赤鶏ハリハリ鍋】【進肴:和牛わっぱ蒸し&鰆南瓜味噌焼】【お凌ぎ:岩魚和風マリネ】秋田の有名な地鶏「比内鶏」ではないですが、この赤鶏も滋味深い旨味があって結構美味しいです。出汁にも良く旨味が出ています。鰆南瓜味噌焼き、カボチャの味噌焼きではなく、鰆にカボチャ味噌なるもの(始めてです)を塗して焼いています。淡白な鰆にコクと甘味を与えて味を引き立てています。西京味噌よりマイルドな味で良いですね。また、和牛わっぱ蒸しは前沢牛等のブランド牛ではなく、ごく普通の味かと。(コメント省略。上のお造りで一部記載。)【食事:栗ご飯(仙人米)、滑子おろし汁】【焼き芋プリンと林檎シャーベット】栗ご飯、松茸御飯同様に、秋を感じさせ良いですね。 仙人米とは、あきたこまちの一種ですが、ここ東成瀬村が仙人の郷と呼ばれていて、それに因んで名付けられ、冷たい名水で作られた厳選されたブランド米のようです。滑子おろし汁はごく普通かと。デザートは、見た目にも味わいとしても普通で、特に感動するような要素はないですが、焼き芋プリンは甘さ控えめな繊細な味わいで、番茶に良く合います。林檎シャーベットは、林檎の酸味と果実味がストレートに出ています。秋保ワイナリ =収穫前の葡萄畑とワイナリーショップ=2015年12月にオープンしたばかりの新しいワイナリです。朝日新聞の夕刊の一面(確か8月下旬か9月上旬)にも掲載されましたね。宿泊先の『秋保リゾートホテルクレセント』に行く途中の道沿いにあります。これは秋保大滝に行く道の秋保街道(62号線)でもあります。新設のワイナリらしく、未だ畑の拡張中(?)・整理中で、栽培はしていても醸造していないか販売していないセパージュが数多くあるようです。これからが楽しみというワイナリですね。 【秋保ワイナリと周りの畑の葡萄達 ( by iPhone6S) 】ワイナリのショップ入口斜め上からの概観(建物と畑)下の写真は、建物左側のショップの入口です。(上手く撮れている写真がないので、ネットから拝借。ビデオは あるのですがね。)AKIU WINERYと書かれた幟の頭にあるマークは、秋保ワイナリのマークでしょうか?でも、ワインのエチケットに入っているマークは全然違うようです。(ワイナリの各種写真と商品ボトル参照。)下は建物と畑を捉えた『概観写真』です。(これもネットから拝借。)この写真は葡萄樹の植樹当時の写真のようですね。今は下の写真のようにシッカリ葡萄の実がなって、収穫できるようになっています。建物の左側手前から、タナ/シラー/メルロー/ピノグリ/シャルドネ/ ゲヴュルツ。(メルローとシラーは建物の後ろにも)シラーの葡萄樹(多分?)白と言うか灰色ブドウメルローの葡萄樹下の写真はうろ覚えで、多分シラーだと思いますが、もしかするとタナかもしれません。クローンが違うのかセパージュによって差があるのか、列によって房の付き方にかなりの差があり(樹齢の違いは考え難いです)、この樹は房の付き方が少ないです。(別のシラーはもっと房の付き方が良かった気がします。) 上段がピノグリ、下段がゲヴュルツ。ゲヴュルツの方が色付きが良いようですね。(もしかすると、色付きの悪いメルローかも)下の写真の葡萄樹は明らかにメルローで、この樹は房の付き方が良いです。(収量制限はしないのでしょうか ... )ワイナリの周りを見回したところ、栽培面積はメルローが一番広いようで、次がシラーのようです。土壌としては、何が一番合うと考えているのでしょうか?ホテルクレセントの食事【フレンチ】 ホテルにしては廉価だったので施設の状態が不安でしたが、取り敢えず一泊だけだし温泉もあるようなので、ここにしました。宿泊費が安い分、ディナーは『シェフ特選~フレンチ』という一番高いのにしてみました。 フレンチだからワインにも少しは期待できるかと、果たして結果はどうだったのでしょうか? *********** 長くなるので、ここで一旦切って、料理の写真以降は次回とします。***********秋保ワイナリtが販売しているワインは、周りの畑で栽培しているセパージュのものは何もありません。ベリーAとか畑は他にもありそうなので、そちらで栽培しているのかもしれませんが。でも、ワイナリの周りで栽培している葡萄は、私が見ている時も、何人かで摘果をやっていました。醸造しない葡萄をここまで丁寧に摘果することはないと思うので、試し醸造と自家消費ぐらいはしているのでしょうね! あるいは、熟成させてから売り出すとか。
2017.11.06
コメント(0)
全696件 (696件中 1-50件目)