シャンパーニュ伯爵２０００［テタンジェ］

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2013.04.11

少し前になりますが、家の相方(漫才コンビではありません！)の誕生日に開けたシャンパーニュ。
誕生日ということで、少し高価なものを開けてみました。　コント･ド･シャンパーニュ2000。
但し、正規輸入品でなく並行輸入品らしく少しお安くなっていたのですが、これてどうなのでしょうか？

コント･ド･シャンパーニュ『シャンパーニュ伯爵』とは凄い名称。こんな偉そうな名前付けちゃって良いのかなぁ？と思ったら、ちゃんとシャンパーニュ伯爵と言われている人が居たのですね！(詳細は下記参照)

Ｃomtes Ｄe Ｃhampagne ２０００

生産者：　テタンジェ

コート･デ･ブラン地区のグランクリュのシャルドネ 100% 使用。

名前の由来： 　フランス王の戴冠式がランスで行われていた建物(13世紀に建てられた重要な歴史遺産)は、
代々のシャンパーニュ伯爵が住んでいました。
そのシャンパーニュ伯爵邸は現在テタンジェ社が所有していて、13世紀のシャンパーニュ伯爵チボー4世への敬意を表して同社のトップキュヴェに“コント・ド・シャンパーニュ”の名が
付けられました。
そのチボー4世は十字軍遠征に参加した際、キプロス島からシャルドネ種の先祖となるブドウの苗木とバラのダマスクローズを持ち帰った(1240年)と言われています。
そのチボー4世の遠征の姿をあしらったマークがキャップシールに貼られてます。そんなの知らずに捨てちゃいました。

コント･ド･シャンパーニュ2000.jpg

( 画像は購入したショップのものを借用。ボトルの形も独特でオーブリオンみたいに偽造品の横行を防ぐ意図かと。)

テタンジェと言えば、ナパのカーネロスにあるドメーヌ･カーネロスの瀟洒な建物を思い出します。小高い所にあり、眺めが良く庭も綺麗です。

【テイスティング･コメント】

最初の香りは、プレミアムシャンパンらしいイースト香というか ブリオッシュの香りが強い です。それに結構、 樽のインパクトが強い 感じ。蜂蜜ぽい香りも結構あり、そこにリキュールぽい香りが少し加わります。今まで飲んだシャンパンの中では 結構変わった感じの香りの部類で、また複雑性が高い 。

泡立ちは良く木目細かく、何回かグラスに注いでも落ちない感じです。
味は香りから想像するよりコクはなく、果実風味豊かなレモン水のような感じで清涼感が漂います。　但し、ミネラルや旨味はそこそこ感じられます。
２時間以上経って 炭酸が抜けてくると、コクと甘味が感じられるようになります。

料理との相性では、 公魚の唐揚げが腸の苦味と良く合い ます。

翌日に炭酸の抜けたのを飲むと、普通より少し上の造り手(異論はあるでしょうが、ルイジャドとかアラン･コシュ、ジョセフ･ドルーアンあたり？) の１級クラスのブルゴーニュ･ブラン(シャサーニュやモレサン)と同レベルの香りに思えます。味も同程度かと。ということは、 価格的には 7～9k\と言ったところで、それに二次醗酵等のシャンパン造りの手間賃と価値が上乗せされ、壱萬円前半が相場 と言ったところでしょうか？

翌日合わせた料理では、蒸し鶏よりも河豚のＣonf(オイル漬)が良く合いました。意外にも鰤のカマ焼きともまぁまぁ合いました。

という訳で、ボトルの形だけでなく色(かなり黄色が強いです)と香りも特長的ですね！

購入元はヴェリタスです。⇒ 今では数少ない家族経営のシャンパン生産者『テタンジェ』 (売り切れ)

【買えるショップの紹介】 （\1,1000 ～ \20,000超と、ショップによって価格の開きがかなりありますね。）

　　　タカムラ　 ⇒ テタンジェ･コント･ド･シャンパーニュ [2000] （残：１本）

コント･ド･シャンパーニュは、ドンペリのスタンダード版と価格的には同程度かチョット上でしょうか。香りはともかくとして、味わいは個人的にはドンペリの方が好きですね。
大手メゾンであれば、そんなに変わらないとは思うのですが。
パーカーポイント９８点を取ったという2002を飲んでみたい気はします。リリース50周年で力も入っている ようだし、結構期待できるのでは ...

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