ミッシェル･ギィヤール２００７

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2013.06.09

神の雫にも取り上げられたらしい造り手です。まぁ、どんな取り上げられ方をするかが肝心ですが、この造り手の場合はブラインドで堂々一位になったという設定らしいですから大したものです。
ブルゴーニュらしい家族経営で小規模のため、日本での知名度は少ないですが(楽天ではウメムラぐらいしか販売しているのを知らないですが...)、そのレベルは高いと思います。

今回久々に飲みましたが、価格据え置きで品質はどうなっているでしょうか？　

Ｇevrey-Ｃhambertin Vieilles Vignes
Ａux Ｃorvees 　２００７

生産者：　ミッシェル･ギィヤール
クリマ：　グランクリュ群のやや北東でルート74の隣。かなり広めの畑(9haぐらいか？)。

【ドメーヌ紹介】
ジュヴレ・シャンベルタンに約5ヘクタール弱を所有するドメーヌ(1952年創立)で、妹と共に運営している控えめなヴィニュロン。
樹齢は全体的に古く70年以上のものもあり、低温発酵で通常12ヶ月の樽熟成(ヴィンテージによっては18ヶ月)。
ノンフィルターで瓶詰め。

ワイン王国１６号『垂涎のブルゴーニュワイン特集』でブルゴーニュワイン評論家の重鎮、ジャッキー・リゴー氏が選ぶベスト５０本（シャブリ、コート・ド・ニュイより２５本）に上級クラスの一級レ･コルボーが選ばれています。

『コート・ドールで最もカリテ・プリなワイン』
コート・ドールの中でこれ以上コストパフォーマンスの高いワインを見つけるのは不可能であろう。
ミッシェル・ギーヤールは、小さなドメーヌを妹と共に運営している控えめなヴィニュロンである。
・・・かつては大部分をネゴシアンに卸していたが、近年、上質なワインを探し求める愛好家を喜ばせるためにドメーヌ元詰めを拡大した。（ブルゴーニュ・ワイン界の重鎮ジャック・リゴー氏のコメント）

【簡単なテイスティング･コメント】

思っていたより濃い色です。(最近はブルゴーニュでも結構濃いですが ... )

2007も良い香り！ 。ボリュームは控え目ですが、ジュブシャンらしい土っぽい香りも感じますが、それよりもシャンボール･ミュジニーに近いチャーミングな赤系果実やエレガンスさを感じます。
(前に飲んだ2002は香ばしいロースト香とかが結構あり、もっと力強くジュブシャンらしかったので、ヴィンテージの差とは思いますが、その時にもエレガンスさは感じました。)

味わいは、2007にしては 酸味も渋みもシッカリあり 、１級に近いコクと厚みを感じます。(翌日には、これらが纏まって 更に滑らかになり優しい味わい になります。)

翌日になると、不思議なことに、最初ジュブシャンの土の香りと言うより、 メルローぽい土の香り(埃ぽさも) に変わってきています。でも、時間が経つと ベリー系の果実香 になります。やはり、ギィヤールはいいですね！

澱はノンフィルターながら未だ殆ど出ていません。

購入ショップ⇒ ウメムラ (残念ながら今は全て売り切れ)
このショップは、ミッシェル･ギィヤールを大々的に取り扱ってます。発掘した日本で最初のショップかも。

【買えるショップの紹介】 （ 2007 の同じクリュはないですが別クリュ、別ヴィンテージで）

　　　ワインと地酒の助次郎　⇒ ジュヴレ･シャンベルタンVVラ･プラティエール 2007

　　[最近のヴィンテージ ... チョット値上がりしてるのか？]
　　　　ワインホリック　　　　⇒ ドメーヌ･ミシェル･ギイヤール - ジュヴレ･シャンベルタン・ヴィエイユ･ヴィーニュ・ラ･プラティエール [2010]

　　ワインショップ　フィッチ ⇒ ギイヤール Guillard：

シャンボール好きの日本人好みのワインだと思います。品質の割に廉価で値上がりしていないのが良いですね。 隠れた名品が値上がりしないのを望むばかりです。

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