2013.09.15
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カテゴリ: ワイン会
少し前になりますが、平野弥の夏の(?)ブルゴーニュ・白ワイン会が開催されました。この連日の猛暑の中、例外的に涼しい日の夕方だったので、歩いて行く身としては助かりました。(それでも大分汗をかいてしまいました。一週間前の猛暑の中の昼間の野外バーベキュー・ワイン会 at平野弥に比べれば、天国ですが ... )

平野弥のワイン会はほぼ4ヶ月振りです。昨年の同じ頃のブログはこちら⇒ 夏のPMワイン会、第3弾=締めは平野弥=

さて、平野弥の完璧な状態でのワインに、グッド・ヴィンテージで早く飲めそうな2009とあっては期待が高まります。それもメインはルフレーヴのピュセルとバタールの飲み比べです。 結果はいかに ...


ワイン・リストと料理メニュー
全ワインボトルの写真
メニュー20130825.JPG
下の写真が今回供されたワインです。(右から出た順番に並んでいます)

前半は料理を意識してワインが選ばれていますが、ルフレーヴはワインに合わせて料理を工夫しています。
(本日は特にワインと料理のマリアージュを意識したようで、全般的に良く合ってました。今後の参考になりそうです。)

各料理の写真と一口メモは【ワインのコメント】の下に掲載。

平野弥ワイン会 ボトル.JPG
【ワインの簡単コメント】( クレマンは省略 )

  • Bourgueil Rose 2009 (by Pierre Jacques Druet)
    セパージュはカベルネ・フランと言う話ですが、平野さんは違うのではないか? と言ってました。
    でも、 AOCではカベルネ系しか認められていないようで 、実際フランのようです。
    ブルグイユなんて殆ど飲まないですが、たまには良いかも。ワインとしては軽い感じですが、酸が穏やかで飲み易いです。
    鰯のマリネに合わせて急遽ロゼに変更したということですが、 確かに良く合ってます!!!

  • Marsannay Rouge Cuvee Saint Urbain 2010 (by Jean Fournier)
    ジャンフルニエのマルサネは良く飲んでますが、2010は2008や2009と比べると酸味はそれ程強くなく、タンニンも程々で既に美味しく飲めます。
    例のビオ系の香りは最初にチョットありますが、その奥から直ぐに 赤系果実のチャーミングな香り が出てきます。でも、一寸ローソクぽい香りも ...
    味わいはチョット 甘みがあり、コクも旨みもあり美味しい です。平野さん曰く 「スパイス系の丁子とかバラの香りもある。」  確かに香りは少し特徴的と言うか個性的な感じです。

  • Chassagne Montrachet 2010 (by Ramonet)
    最初はグレープフルーツ等の 柑橘系の香りに、クチナシ等の白い花の香り のイメージ。
    味は シャサーニュらしい穏やかさで、既に飲めます。
    平野さんは、磯の香りがあると言って「青のり入りリゾット」と合わせたそうですが、私には磯の香りは良く判りません。
    でも、蛤と良く合うし、青のりリゾットとも良く合います!‼ マリアージュでは本日の一番かも
    長熟で若い内は固いと評判のラモネですが、この2010はシャサーニュということもあり早く飲めます。 ...

  • Puligny Montrachet 1er Cru Les Pucelles (by Leflaive)
    ピュリニー一級の筆頭格のピュセル。その中でも一番のルフレーヴですが、私にはその真価が未だ分かりません。フォラティエール等の違いがあまり感じられないのです。(そんなに飲んではいませんが ...)
    香りは、2009だからか最初から開いていて、 パイナップル等の南国フルーツの香り 。それにチョツト樽のロースト香も。(この前のソゼの2010PMとは反対のバランスで、果実香の方が強め!)
    味は、最初意外にも少し薄い感じがします。でも、これがピュセルのピュアな酸とミネラルの特徴なのか(平野さんの弁)、雑味のないクリアな感じはします。そして、時間と共に厚味と言うか旨みが出てきます。
    蹴果的には、今飲むなら バタールよりピュセルの方が美味しい感じ です。

  • Batard Montrachet Grand Cru (by Leflaive)
    最初の感じでは、 ピュセルの方が果実香があり開いている ようです。そして、ピセルよりミネラルが強いような感じを抱かせる香りです。
    でも、少し経つとピュセルのような パイナップル香が出てきます。これが2009のルフレーヴの特徴でしょうか?
    味はピュセルと飲み比べると、バタールの方が 酒質が強く余韻も長く 、タンニンもシッカリしている感じです。未だ飲むには大分早い気がします。
    料理との相性でも 大山鶏のクリーム煮にはピュセルの方が合う 感じがします。






【サルティンボッカ】

【鰯の酢漬け、茄子・パプリカのマリネ】

【秋刀魚フリットとズッキーニ・グリル】
平野弥ワイン会 サルティンボッカ.JPG
saltimbocca、名前は良く聞くのですが、
あまり内容は把握していませんでした。
これは確か 生ハムと豚肉を重ねて巻いて
あったと。 皿の上のソースの掛け方が
プロっぽいですね。(味は大して ...)
平野弥ワイン会 鰯の酢漬け・茄子マリネ.JPG
ロゼに合う鰯と茄子・パプリカのマリネ。色も
トマトとパプリカが効いてロゼに合ってますが
相性も鰯より このトマトとパプリカ ですね。
特に パプリカが美味しい です。
平野弥ワイン会 秋刀魚とズッキーニ.JPG
本日唯一赤と合わせる料理。ロゼでも合い
そうですが揚げ物は天麩羅以外は赤です
かね。特にトマトソースが添えられて
いるので、これが フルニエのマルサネと
良く合って
ました。添え物はポテトチップ。


【蛤ワイン蒸し、茗荷・青のりリゾット】

【大山鶏のクリーム煮】
平野弥ワイン会 蛤ワイン蒸し・青のりリゾット.JPG
平野弥では良く出てくる 蛤とリゾット。
いつもながら美味しいです。個人的には 本日の料理で一番 かも?
リゾットの飯の固さ具合が私には丁度良いです。
平野弥ワイン会 大山鶏クリーム煮.JPG
これは普通に美味しいクリーム煮。地鶏なのでしょうが、
クリーム煮はその 滋味深さ があまり分からなくなる気も。
バターとクリームのコクがPM一級以上には合いますね!




今回の(個人的)テーマの1つは、醸造長がピエール・モレ氏からエリック・レミー氏に替わって、ルフレーヴのワインがどのように変わったか 早飲みできる味わいに変わり、新樽を効かせたカリフォルニア風の造り に変わった気がします。 この傾向、2010のソゼにも感じたのですが、どうなのでしょうか?  2010のルフレーヴ、並びに2011のソゼで確認したいと思います。





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最終更新日  2013.09.15 11:14:20
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