親仁の意見-50男の素朴な想い

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September 19, 2004
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カテゴリ: カテゴリ未分類
DWEとか七田なるものは、最近になって初めて知りました。同時に、お母様方の英語教育に対する意欲も相当なものだと思いました。実は9/15には「早期英語教育の前に考えるべきこと」と題して日記を書いたところ、今までで最多の「169」ヒットがありました。ところが、9/16の日記を投稿する際に、手違いでその名文(?)を消してしまったのです。大変残念なのと、その後のお母様方の御意見や、先生方の御意見を踏まえて「PART-2」を再度UPすることにしました。

先ず僕の場合ですが、小5の息子と小2の娘に対して、早期英語教育のクラスに通わせることには興味がありませんでした。(但し、娘には英語の"PEPPY KIDS"のビデオセットは買い与えましたが)僕も家内も欧米に留学していたので、英語力はそれなりにありますが、お互いに英語教育は中学に入ってから受けました。それでも 今のレベル まで来れましたから、早期英語教育の必要性は感じておりません。

といって、お子さんの英語教育に御熱心なお母様方に水を注すことが目的でなく、英語に対して心理的バリアーを取り除くという意味では、それなりの意味はあると思います。また、このコーナーに投稿されている方々は、御自身も勉強家であり、英語力もそれなりにおありになると思いますし、早期英語教育の限界も分かった上でDWEなり七田等を続けていらっしゃるのだと思います。それを踏まえた上で「PART-2」を書きます。

先ず、「英語が話せる」ということの認識を、親がしっかり持っている必要があります。早期教育のゴールは精々"conversation"の領域であり、これは挨拶や、買い物や、事務手続き、更にはお友達同士の楽しい会話のレベルです。英語の通じる国なら、一人で飛行機に乗り、目的地で楽しく過ごして帰国出来ます。ところが、このレベルでは、直ぐに壁にぶち当たるのです。何故なら、本当に実りある会話は"communication"の領域であり、言葉ではなく「思想」の交換が求められるのです。

ということは、英語の問題ではなく「思考力」の問題であり、「日本語力」に行き着くのです。日本で生まれ育った普通の日本人が、日本語で考えられないことでも、英語なら考えられるなんてことは、絶対にありません。同時に、人間としての生き方や価値観がある程度明確になっていないと、「自分の意見」が出て来ません。また同様に、学校や入試の英語の試験で良い点が取れるというだけでは、ネイティブとの英語"communication"が盛上がることはありません。

例えば、サンフランシスコ市ではゲイ・カップルの結婚を認めていましたが、最近カリフォルニア州の最高裁では、市の決定に対して無効の判決を下しました。「この判決をどう思うか」というのが彼等の会話であり、学識のない人であっても自分の論理を構築して堂々と話します。別に法律の知識など必要ではなく、「同性の者同士でも、お互いに愛し合い一緒に暮らすことは、全く基本的な人間としての権利であり、働いて納税している以上、異性婚と同様の法的保護が受けられるのは当然である」という具合に話せなければ相手にされないのです。

こういう現実を僕も家内も皮膚感覚として知っていますから、小さい間から教室に通わせてまで英語に親しませることはしませんでした。その代わり、息子が小1、娘が年少の2000年夏休みには、僕の留学先だったサンフランシスコを1週間訪れ、当時の知り合いやクラスメイトと会ったりして、生の海外体験をさせました。また、昨夏は パリ を訪れ、欧州も経験させました。これは最後に述べる「モチベイション」の形成を目指しているためです。



以上、今回は長くなりましたが、早期教育を始めるに際しては、取り敢えずのゴールを明確にしておく必要があると思います。"Conversation"のレベルでよいのか、高校・大学入試のためなのか、それとも本格的な"communicator"を目指すのかです。そして、もし国際的な"communicator"を目指して欲しいと思うなら、「英語を通して達成すべき人生の目標」の大体の輪郭だけでも、高校生の時点で出来ていると宜しいでしょう。「英語が話せるようになりたい」は目標にはなり得ず、「人生の目標」があってはじめて「何故英語を勉強するのか」という問いに答えられるのです。そしてこれこそが、本当に英語が話せるようになるために必要な「モチベイション」になり得るのです。
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尚、このページは、僕が3年前から始めた自分のHPである 「NEUBEAUX CINQUANT ANS(新・サンカンタン)」 がベースであり、その中で 「息子と共に」 が連載されています。(Bookmarksにも記載)





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Last updated  September 20, 2004 01:56:50 AM
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