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ここ暫く雨模様の日が続いている。虫も余り現れないが、先日、ウメの葉裏に小さなアブラムシの有翅虫の様なものがくっ付いているのに気が付いた。 アブラムシにしては少し小さ過ぎる。多分キジラミだろうと思って、マクロレンズで覗いてみると、やはりキジラミの1種であった。 翅は長いが、体はそれに比してずっと短い。翅端までは約3.5mm、一方、体長は2mmに満たない。ウメの葉裏にいたキジラミの1種.体長は2mm弱だが、翅端までは3.5mm程度ある(2008/05/19) 先日のトベラキジラミと比べると、体長は約2/3の小さなキジラミである。しかし、腹部の長さと模様は異なるが、翅端までの長さは大体同じだし、頭部、胸部の模様は非常によく似ている。ソックリと言っても良い。・・・と言うことは、これはトベラキジラミの奇形ではないのか?横から見たキジラミの1種.前翅の前縁(写真では翅の下縁)に毛が生えている(2008/05/19) 原画を拡大して比較してみる。撮影する角度がほんの少し違っても随分違って見えるので、比較は非常に難しい。 しかし、幾つかの違いを見付けた。眼の後にある肩の部分、形態学的に何と呼ぶのか分からないが、その部分の構造が互いに異なる。また、本種の前翅前縁(前縁脈)には荒い毛が生えているのに対し、トベラキジラミにはその様なものはない。前から見ると面白い顔をしている.(2008/05/19) ・・・と言う訳で、これはトベラキジラミの奇形ではなく、別種の様である。言うまでもないことだが、種類は分からない。ただ、キジラミ亜科(科とする場合もある)であることは、翅脈の走り方から間違いないであろう。 北隆館の図鑑に拠れば、日本には約160種程度のキジラミが棲息しているとのこと。本種は、我が家で見つかったキジラミとしてはトベラキジラミ、「キジラミの1種」に続く第3番目のキジラミである。一寸少な過ぎるが、実は、その他にもう1種いる。ゲッケイジュに寄生しているトガリキジラミの1種で、現在種類を調べているが、まだ良く分からない。何れ、掲載する予定である。
2008.05.31
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先日、一寸珍しい赤花のカルミア(メヌエット品種?)を紹介したが、今日のはごく普通の白いカルミアである。品種名をエルフ(Elf)と言うらしい。 かなり昔からある種類の様で、幹の直径10cm、樹高3m位の「大木」を見たことがある。また、私の住む町にも、高さ2m位の木を植えている御宅が何軒かある。咲き始めたカルミア・エルフ.周りの枝には花が着いていない(2008/05/17) この品種は赤花のメヌエットとは異なり、毎年10cm位ずつ成長する。しかし、やはり隔年開花になってしまった。今年は咲かない年だが、それでも幾つかの枝先に花が着いた。花を拡大.基本的に赤花のカルミアと同じ構造である(2008/05/17) 花の着かない枝は春早々に新芽を出して10cm位成長し、秋頃から花芽を伸ばし始める。この花芽を取ってしまえば、来春には葉芽を出して再来年に花芽を着ける。 こうすれば隔年開花は止められる筈である。しかし、毎年半分ずつショボショボ咲くよりは、1年ごとに溢れんばかりに咲く方が、見ていて気分が晴々とする。1日後、開いた花が少し多くなったが、次の日の嵐で花は傷んでしまった(2008/05/18) 花の着かない枝の芽が伸長し新葉を展開した後で、伸長しない枝の先に花が着く。だから、今年の様に花の着く枝が少ないと、花は咲いても展開した新葉の間に隠れて見えなくなってしまう。 この写真も、周りの枝を退けて撮ったものである。来年は、ドバッと咲いた写真を載せたいと思うが、その頃、日本に居ると言う保証は余りない。
2008.05.29
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先日、マガリケムシヒキを紹介したが、今日はそのムシヒキ君が食べていたのとよく似た、綿毛を纏ったアブラムシを紹介する。 エノキワタアブラムシの有翅形、今頃になると雪虫ソックリの感じで我が家の庭を飛び交う。御隣に宿主になるエノキの大木があるからである。エノキワタアブラムシの胎生有翅虫.雪虫と違って脚や触角にも「ワタ」が付いている(2008/05/15) 雪虫、或いは、ワタムシが晩秋に飛び交うのは、それまで棲んでいた2次宿主から1次宿主に寄生転換をする為である。寄主転換とは、例えば雪虫として有名なトドノネオオワタムシが晩秋になるとトドマツの根からハシドイやヤチダモなどに移動する様に、季節により寄生する植物を換えることで、昨年紹介したヤノイスフシアブラムシもイスノキとコナラの間を往復する。アブラムシにしてはかなり敏感な虫だが、時には誤って地面に落ちることもある.飛び出す直前の翅を拡げたところ(2008/05/15) エノキワタアブラムシはマダラアブラムシ亜科に属し、この亜科のアブラムシは寄主転換を行わない。簡単に言えば、エノキワタアブラムシは常にエノキ(時にムクノキ)に寄生する。 秋には雄性の有翅虫が現れるが、この春に飛び交うワタムシ様の有翅虫は胎生雌(無性)である。有性生殖の為に飛ぶのではなく、単に分布を拡げる為に飛んでいるのである。翅脈に沿ってやや幅の広い紋がある.眼が赤い(2008/05/15) こう言う綿毛を被った虫は撮り難い。全体がボワーとしているので、焦点が合っているのか合っていないのか、よく分からないのである。往々にして、虫の止まっている葉に焦点が行ってしまう。しかも、この「ワタムシ」、外見に似合わず?かなり敏感で、近づくと直ぐに飛んで逃げる。 実は、昨年も撮ったのだが、気に入らないので没にしてしまった。今年も、かなり沢山撮ったが、残ったのはこの3枚のみ。或いは、2ヶ月の海外出張の間に接写の腕が落ちたのかも知れない。
2008.05.28
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今日は久しぶりに蛾を紹介しよう。クロモンキノメイガ、漢字で書くと「黒紋黄野螟蛾」で、ツトガ科ノメイガ亜科に属す、開長2cm弱のやや小さな蛾である。 実を言うと、この手の蛾は余り撮る気が起こらない。見た目もパッとしないし、直ぐに葉裏に逃げ込んで写真が撮り難いし、似たような種類がワンサと居て種類を調べるのに矢鱈と時間がかかるからである。クロモンキノメイガ.体長15mm弱.幼虫はアブラナ科、セリ科、マメ科、スミレ科、キク科などの様々な草本を餌とする(2008/05/16) それでも撮影したのは、私の気まぐれと、蛾が少し大きめだったからである。真横から見たクロモンキノメイガ.体の腹側は白い(2008/05/16) 種類を調べるのにはかなりの時間を要した。図鑑で見ても、斑紋に個体差があるし、図鑑で使用している標本と生態写真では色彩が微妙に違っていて、結局分からなかった。 次の手は「みんなで作る日本産蛾類図鑑」である。此処にはツトガ科の写真が現時点で約450種2000枚収録されている。これを一つずつ調べて行くのはかなりシンドイ。何か戦闘機の様な形.触角を翅にくっ付けていることが多い(2008/05/16) しかし、図鑑とは異なり生態写真も沢山あるし、同じ種類の写真が何枚もあって個体差が分かるので、慎重に見て行けば大概ヒットする。1ページ50枚の写真を先頭から調べて行くのだが、クロモンキノメイガと判明したのは、実に37ページ目であった。 メイガ類の種を調べようとすると屡々こう言う羽目に陥る。亜科が検索出来れば良いのだが、手元の文献には科までの検索表しかないし、もし有っても写真だけでは難しいだろう。尤も亜科が分かったとしても、ノメイガ亜科だけで約300種もあるのだから、属が分からなければ大差無いとも言える。クロモンキノメイガの顔.触角を1本立てた(2008/05/16) こんな訳で、この手の蛾は、余程特徴的な斑紋がない限り、余り掲載する気が起こらない。他の昆虫のサイトを見ても、掲載しているメイガ類の種類数はメイガ類全体に比してかなり少ない。小型の蛾を得意とする人以外は、みな同じ気持ちなのだろうと思う。
2008.05.26
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どうも最近は写真は撮るのだが、文章を書く暇がなく、写真ばかりが無闇に溜まってしまう。先ず、文章の書き易い相手から行こう。 ・・・と言う訳で、今日紹介するのは、マガリケムシヒキ。今の季節この辺りで最も普通のムシヒキアブである。昨年の今頃に「ムシヒキアブの1種」を掲載したが、多分それもマガリケムシヒキ(雌)だと思う。今回のは雄で、生殖器がハッキリ写っているからマガリケムシヒキとして間違いないだろう。マガリケムシヒキの雄.外部生殖器がよく見える(2008/05/15) 「マガリケ」とは「曲り毛」で、複眼の上部後側に生えている毛が前方へ曲がっているので付けられたとのこと。昨年の「ムシヒキアブの1種」ではよく見えないが、今回の下の写真では、その毛が前の方に曲がっているのがハッキリと見える。真横から見たマガリケムシヒキ.複眼の後に前に曲がった毛が見える(2008/05/15) ムシヒキ君、今、御食事中である。こう言うときは写真が撮り易い。逃げても直ぐ近くに止まる。 捕まえたのはアブラムシの有翅虫。この有翅虫、昨年の晩秋に紹介した「ワタムシの1種」にかなり良く似ている。本当はもう少し綿毛があるのだが、捕まった時に取れてしまったらしい。ムシヒキ君のヒゲの下側にその毛が見える。御食事中のムシヒキ君.御馳走はアブラムシの有翅虫(2008/05/15) 5月には、この様な雪虫ではないワタムシがよく飛んでいる。我が家ではエノキワタアブラムシが多いのだが、写真を見ると翅に模様が見えないので別の種類と思われる。ムシヒキ君のリッパなヒゲ面(2008/05/15) 最後に、例によってムシヒキ君のヒゲ面を出すことにする。何時見てもムシヒキアブ類のヒゲはカッコ良い。こう言う鬚を蓄えられるのなら、自分も生やしてみたいと思う位である。 天気図を見ると、今日は夕刻から雨になる筈である。少しは雨の日が無いと、未掲載の写真が増える一方で困る。
2008.05.24
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前回はかなり不気味な虫を取り上げた。ゾッとして、最後まで閲覧されなかった読者も居られるのではないかと危惧している。其処で、今回は我が家で最も綺麗な花を紹介することにした。 カルミアの1種である。よく見かける白花のエルフや赤花のオスボレッドではなく、一寸変わった非常に見映えのする品種である。咲き始めたカルミア.品種は多分メヌエット(2008/05/17) 何分にも、15年以上前に何処かの園芸店で買ったものなので、品種の名札が見当たらない。園芸百科やInternetで日本語のサイトを調べても品種名が分からなかったが、外国のサイトを参照してみると、どうやらメヌエット(Minuet)と言う品種らしい。カルーセル(Carousel)と言う品種にも似ているが、赤味の強さや、葉の幅を見ると、メヌエットの方がより似ている。花は房状に咲く(2008/05/17) 我が家にはもう1種、白花に赤い小さな斑の入った普通のカルミアがある。それに比べてこのメヌエットは気難しく、15年経っても殆ど成長していない。かえって、枝が枯れたり台風で折れたりして小さくなってしまった様な気がする。鉢植えなので、日向に出したり、半日陰に置いたり、或いは、土を換えたりしてみたが、新芽が元気に伸びるのを見たことがない。咲き始めた花の拡大(2008/05/17) カルミアはツツジ科に属す。しかし、ツツジの仲間ではなく、シャクナゲの仲間である。シャクナゲ類は得てして隔年開花になることが多いが、このカルミアもその傾向が酷く、昨年は殆ど花が着かなかった。 今年は花が沢山着いたから、恐らく来年は殆ど咲かないであろう。今年の蕾を半分位取ってしまえば良いのだが、素人には勿体なくて中々出来ないことである。1個の花を拡大.咲き始めは雄蕊が花弁にくっ着いているがやがて前を向く(2008/05/17) 毎年半分咲くのが良いか、或いは、一年置きに木全体に花が着くのが良いか。植物園や公園の様な不特定多数の人が来るところでは毎年咲く必要があるかも知れないが、個人の庭ならば毎年咲く必要は必ずしも無い。一年置きにドバッと咲くのもまた悪くない。五部咲きのカルミア.この日の夜から嵐となり花は傷んでしまった(2008/05/19) カルミアは西洋の花にしては中々風情がある。しかし、敢えて言えば、一つだけ気に喰わないところがある。花が咲いても虫が全然来ないのである。部分的に五分咲き(2008/05/17) どうも外来の植物には虫が来ないものが多い様である。ブッドレアやデュランタの様な例外もあるが、人様の庭に植わっている外来種を見ると、その花の回りに全く虫の姿を見ないことが多い。 花蜜が出ないのか、或いは、日本の虫は外国産の花を好まないのか? 恐らく前者だと思うが、何故そうなのかは良く分からない。
2008.05.22
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今日は余り可愛くない虫を紹介する。読者に嫌われるかも知れないが、このオナガウジの成虫であるハナアブ類は何回も掲載しているし、その解説の中でこのオナガウジについて頻繁に触れているので、一度写真を掲載する必要があると思ったからである。オナガウジ.ハナアブ類の幼虫だが、成虫が何かは分からない。尾っぽは呼吸管(2008/05/12) オナガウジは汚水に棲息する。我が家の庭には汚水など普段は有る訳ないのだが、私の不在中に誰も蹲踞(つくばい)の水を換えなかったので、水が腐りオナガウジが発生した。呼吸管の長さは可変。一番長いときは、この写真よりももっと長くなる(2008/05/13) 胴体の長さ15mm程度、尾っぽは呼吸管で、長さは可変。どの位変化するか良く分からないが、縮むと胴体と同じ位、伸びると胴体の8倍位にもなる。呼吸管を縮めた状態.緑褐色の太い管は消化管であろう(2008/05/13) 暗い日陰なのでストロボを焚いている。ストロボで撮ると器官の一部が妙に白く光ってネオン管の様に写るが、肉眼では全体として灰色っぽいボヤ~とした色である。 この白く光っているのは、気管系であろう。中に空気が入っているから光るのだと思う。呼吸管は後気門で、前方には前気門がある。右下の丸い部分は口だと思われる(2008/05/12) オナガウジは腐敗した動植物を餌とする、とされている。時々、数匹が団子の様に固まっていることがある。昆虫か何か水に落ちて死んだ後腐敗し、それに集っているのかも知れない。 頭を下にして壁面にくっ付き、ジッとしていることも多い。屹度、御休み中なのであろう。蹲踞の浅い部分で摂食中のオナガウジ.ストロボで気管?が光って見える.(2008/05/13) このオナガウジが一体どんなハナアブになるのか、気になるところである。1週間程飼育してみたが、餌が欠乏して痩せ細ってしまったので、元の蹲踞に戻してやった。食事中のオナガウジ.苔様のものを食べているのか、それとも、その中に棲む原生動物を食べているのか・・・(2008/05/13) ハナアブ類はヒラタアブ類と同じハナアブ科に属し、囲蛹を作る。囲蛹は幼虫の表皮が固まったものなので、囲蛹にもシッポがある。シッポ付きの囲蛹と成虫も出来れば紹介したいものである。
2008.05.21
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帰国後暫く雨の日が続いたが、15日からは待ちに待った晴天となった。春の一番良い時を逃した者としては、春の残りを惜しむかの様に、カメラを持って庭を彷徨ったり、彼方此方出かけたりした。写真は色々撮ったが、来客や雑用が色々あって原稿を書く暇が無く、更新を暫くサボってしまった。 今日は、ハチの1種を紹介する。「ハチの1種」とは、我ながら随分無責任だと思うが、何分にも虫が小さく検索が難しい。「ハチの1種」.セイボウの類にも見えるが良く分からない(2008/05/15) 金属光沢があり、胸部に荒い凹凸が無数にあること、腹部の節が少なく、触角は13節前後であること等は、セイボウ的だが、前胸背版は異常に短いし、後胸背版は見えない。触角は一見頭頂近くに付いている様に見えるが、写真を拡大して見てみるとその基部は口器近くにある様にも見える(セイボウの触角は口器近くに付いている)。結局、良く分からない。表情がひょうきん(2008/05/15) 体長は4mm弱、翅端まで約4.5mm。この程度の大きさのハチで何科に属すのか分からないハチは実に沢山いる。等倍程度の写真で検索をするのは無理で、捕まえて実体顕微鏡で細部を観察しないと科すら分からない。ハチは眼が魅力的.腹部の節は少ない(2008/05/15) しかし、種類は分からずとも、中々綺麗なハチである。表情?にも愛嬌がある。私好みのハチ?と言える。やはり眼が可愛い(2008/05/15) 拡大してみれば明らかにハチだが、目の前のクリスマスローズの葉に止まったときはハエの1種だと思った。飛び方が少しハエ的だったのである。腹部にも光沢があり、セイボウ的(2008/05/15) 4~5mm以下のハエで種類の分からないのも、これまたゴマンと居る。「ハエの1種」、或いは、「ハチの1種」で済ませれば、当分ネタ切れに陥ることはないが、余り無責任なことを続ける訳にも行かない。困ったものだ。追記:ハチの研究をされている覇蟆邇(はまに)人氏より、このハチはほぼ間違いなく、マルハラコバチ科(Perilampidae)の一種であるとの貴重な御意見を賜った。これに従い、Perilampus(マルハラコバチ属)で検索すると、写真にそっくりなハチが出て来た。北隆館の「新訂 原色昆虫圖鑑第3巻」を見ると、この科やそこに属すハチは索引には出ていないが、検索表には載っており、この科に属すハチは日本ではルリマルハラコバチ(Perilampus japonicus)ただ1種とのこと。また、九大の「日本産昆虫目録データベース」にも1種類しか登録されていないので、このハチはルリマルハラコバチではないかと考えられる。なお、検索表にある科の記載と写真のハチの特徴は一致することを確認した。 氏に拠れば、この仲間の少なくとも一部は、ガやハバチ等の食植性昆虫の幼虫ないし前蛹への直接寄生だけでなく、自分が取り付いた食植性昆虫幼虫に寄生した“寄生蜂もしくは寄生蝿の幼虫”に寄生することがあり、氏はハムシドロバチの巣に労働寄生するハムシドロバチヤドリバエの囲蛹中からマルハラコバチの一種が少数羽化してきたのを確認されているとのこと。詳しくは、氏のコメントを参照され度。 しかしながら、コバチ類であると気が付かなかったのは、我ながら不覚であった(2008/07/10)。
2008.05.19
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帰朝した日から毎日雨模様で、天気によって気分が左右される私としては、全く意気が揚がらない。しかし、今日は昼頃に一時薄日が射したので気を少し取り直し、何時ものベランダの椅子に座って一服していると、ヒメリンゴ(多分、花が咲かないので良く分からない)の葉に小さなウンカのような虫が留まっているのに気が付いた。 多分、キジラミであろう。そう思ってマクロレンズで覗いてみると、今、我が家にいるトベラキジラミよりずっと黒ずんだキジラミであった。トベラキジラミ.黒色が強い.体長3mm強(2008/05/14) 早速写真を撮って種類を調べてみる。すると・・・、残念ながら「我が家の新種」ではなく、トベラキジラミの特に色の黒い個体の様である。 トベラキジラミは既に昨年の5月に掲載済みである。同じ種類の虫を載せるのは些か気が引けるが、一見別種と思えるほど色が濃いし、当時とはカメラもレンズも異なってかなり解像力が上がっているので、特に掲載することにした。横から見たトベラキジラミ.キジラミという虫は、横から撮ると、何故か胴体が縮んで見える(2008/05/14) このWeblogを始めた頃と比較すると、マクロ撮影時の解像力はかなり上がっている。しかし、等倍マクロではこの辺りが限界であろう。我が家の様な小さな庭では、そう遠くない内に「ネタ切れ」と言う事態が生じる可能性が高い。今年は何らかの工夫をして、1mm以下の虫を撮りたいものだと思っている。
2008.05.14
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昨日夕刻帰朝した。 成田の気温12℃、2ヶ月前に出かけたときと余り変わらない。雨もジトジト降っており、五月晴れとは正反対の寒空、些かガッカリした。 今日になって庭を見ると、木々は思い思いに枝葉を伸ばして恰も密林の如し。雑草も伸び放題で、正に荒庭。これからの世話を思うと疲れが倍加する。 しかし、今回の出張期間は丁度2ヶ月で前回の6割、まだ余力を残している間に帰国したので、昨年の様に脱力状態になることはない。その代わり、毎日の義務から解放されて、どちらかと言えば放心状態に近い。 今日も生憎の寒空で虫は殆ど見かけない。しかし、夕方近くになって雨も止んだ頃、フジの葉上に体長1cmに満たない小さなヒメバチを1頭見付けた。ヒメバチの1種.体長は約7.5mm(2008/05/11) 肉眼では良く分からないが、拡大してみると、黒、白、茶の三色が配置されていて中々洒落た彩りである。昨年の夏に紹介した「ヒメバチの1種(その2)」に似ているが、ずっと小さいし、模様や配色が明らかに異なる。 例によって、頭の方から顔を撮ろうとしたら逃げられてしまった。背側から撮った写真は、良く見てみると、焦点面がハチの体軸と合っていない。普段ならば没にするのだが、今日はまだ帰国直後で些かボケているので、これで御勘弁願いたい。
2008.05.11
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