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2019.05.09

２０１９初夏の東北旅行記（１３）選んだ未来のサキへと、夢ユキノ列車が走る。

テーマ：あなたの旅行記はどんな感じ？？(4730)

カテゴリ：旅のストーリー

４日目は大船渡から７：３５発ＢＲＴ盛行きに乗車します。実はこの５分ほど前（定刻では９分となっていますが）にもＢＲＴ盛行きが来たようなのですが、遅延している上に混雑が激しかったため、乗れなかった乗客がいたようです。そして乗り込んだＢＲＴも学生を中心に乗客が多く、激しく混雑します。しかしそれに耐えるのも一駅、盛まで。

　ここからさあ、いよいよ三陸鉄道に乗り換えです！
　乗り込むのは８：０５発久慈行きです。３両編成ですが後ろ１両締め切りで乗車できません。実質２両での運行ですが、久慈まで行くのは前の１両のみのようです。乗客もまあまあいますが、混雑というほどでもありません。
　さっそく綾里（りょうり）にて釜石発盛行きと行き違いを行います。さらにホタテで有名な恋し浜を通り、唐丹（とうに）の手前では吉浜湾の見えるスポットがあり、そこではあえて徐行運転してくれます。唐丹で宮古発盛行きと行き違いを行い、順調に釜石に到着します。釜石では４番線に到着します。

　さあ！ここからは日本の定期旅客営業している鉄軌道路線で唯一、私にとって未乗車の区間です。２０１１年３月の東日本大震災で被災し、一時期はＢＲＴ化も提案されたものの、結局三陸鉄道に移管することで今年３月から運行を再開した路線です。
　釜石を定刻の９：０２に発車、発車するとＪＲ釜石線を左手に見ながら、さっそく山あいを走ります。そして両石（りょういし）です。ついで鵜住居（うのすまい）、ここで久慈発盛行きと行き違います（釜石駅の配線上、釜石で始発・終着にならない列車同士の行き違いが釜石で行えないことも関係しているようです。）。
　さらに「ひょうたん島」をモチーフにした駅舎が印象的な大槌を通り、ついで吉里吉里（きりきり）です。さらに浪板海岸、そして本州最東端の駅である岩手船越と続きます。ここでは貸切列車と行き違います。
　列車は順調に織笠（おりかさ）、陸中山田と続きます。両駅とも東日本大震災では津波で流出、とりわけ陸中山田は津波による火災で焼き払われるというなんとも痛ましい被害でしたが、立派に復活しています。
　そして豊間根（とよまね）、新駅の払川（はらいがわ）と続き、津軽石では３分停車、久慈発盛行きと行き違いを行います。ちなみにこの駅も東日本大震災による津波により、停車中の列車（キハ１１０系２両で廃車解体されました）が脱線したことがありました。次の八木沢・宮古短大も新駅です。そして磯鶏（そけい）、さらにはついに！！宮古に到着です。

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