ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2010.07.14
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カテゴリ: 外国史
19世紀のアメリカ(70)

第2章 明白なる天命…31

新しい交通手段である、鉄道の建設は、製鉄業の発達を伴いながら、1840年代から急速な成長を見せます。合衆国の東部及び中西部における、新しい交通手段として脚光を浴びた鉄道は、1840年の総敷設キロ数5,358キロから、50年には14,289キロへと、2,67倍に増えていました。

そして50年代に実施に移される、数多くの鉄道建設計画も、この時期から練られ始めていたのです。40年代には、ニューヨークとフィラデルフィアカンの鉄道が開通し、フィラデルフィアからは、ビッツバーグまで延長されました。中西部では、シカゴを起点に、クリーヴランドやビッツバーグへの鉄道が敷かれていました。

ですから、シカゴからサンフランシスコやオレゴンのピュージェット湾への鉄道建設計画の浮上は、もはや夢物語ではなく、合衆国の膨張した領土が、将来は間違いなく有機的な交通体系によって繋がる、実質的な大陸国家の構成要素となることが、想定されていたのです。

南部の奴隷制支持勢力の要求、中西部農民のオレゴン移住への意欲、そして北東部の行行や海運業、貿易業などに携わる人々の要求、さらに鉄道建設推進の気運などが、「明白なる天命」旗印の下に進められた、太平洋岸までの膨張政策の複合的な推進力となったのです。

対メキシコ戦争は、1848年2月に終了しました。ここで、ニューメキシコとカリフォルニアは、合衆国に併合されることとなりました。

ところが、この条約(グアダルーペ・イダルゴ条約と言います)が結ばれる1ヶ月前、1848年1月に、サンフランシスコ東方のサクラメント渓谷で、ひょっとした偶然の悪戯で、金が発見されたのです。
                          続く





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最終更新日  2010.07.14 13:37:02
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