ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2010.11.11
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カテゴリ: 国際政治
尖閣問題を考える…(1)

入院以来中断している連載の再開は、来月までお待ち下さい。ゆっくり、ゆっくりですが、たっぷり取っている睡眠も効いているのか、確実に恢復に向かっていることが、少しづつ実感できるようになってきました。

1昨日の外来健診で、「もうインフルエンザの予防接種を受けても良いですよ」と許可を戴き、本日午前中にホームドクターのところで、受けて来ました。接種後もいつも通りですから、まず順調と言えるようです。

そこで、入院中に考えていたことなどを、いくつか時評的に取り上げてみたいと思います。まずトップバッターは、ビデオの流出で話題沸騰の尖閣問題から…。

菅内閣は、何故問題発生時に、ビデオを公開しなかったのですかね。これが第1の謝りでした。外交の失敗した姿が戦争です。ですから外交交渉は、ある意味言葉での戦いです。外交官を含めて、政府と官僚にその覚悟はあったのですかね。この点が甚だ疑問です。

漁船の船長を逮捕する許可を海上保安庁に出した時、政府と外務省は、予測しうる中国側の反応を、どの程度予測したのでしょう。囲碁や将棋の世界でも、プロの勝負となれば、相手の打つ手を30手、40手先まで読むのが普通と言われます。

ですから、中国側の反応を一般的なケース、最も楽観的なケース、そしてその逆の最悪のケースと、あらゆる角度からシュミレーションして、なお外交的に耐えうるとなって、初めてゴーサイン、行動開始となるのが通例だと私は考えます。

そうである以上、船長逮捕という日本側の行動の正当性を、国内は勿論、世界各国の政府と世論に訴え、さらには相手国である中国政府や中国国民に対しても、アピールする必要があります。菅内閣も外務官僚も、その努力を全くしなかったですね。これでは外交の常識を知らなかったのでは、と受け止められて仕方ないですね。しかし、外務官僚は外交のプロのはずですから、これもおかしいですね。

数日前の毎日新聞にも指摘がありましたが、歴史を100年少々遡った、1894年の日清戦争の開戦期に、日本海軍が清国兵を乗せた英国の商船を撃沈した事件が起きています。当時の英国は、現在の米国以上と言えるほどの圧倒的海軍力を持った覇権国家でした。その商船を撃沈したのですから、これは大変です。


                           続く





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最終更新日  2010.11.12 20:01:43
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