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1年弱ぶりに新入生を迎えました。半月くらい前に見学に訪れた折、個性の強そうな感じだったので、あまり親切な応対をしませんでしたが、それにもかかわらずやってきました。挨拶もなくいきなり同世代の者にでも話しかけるような口調で話しかけてきた彼は体格もよく、変な話、こんな地味なものをやるには勿体ないくらいでした。何かスポーツをやっているのかと尋ねると、過去に武道経験があるようです。ついでに、彼がやっていたのとは別の武道の名称を上げ、それをやったほうが早く、確実に強くなれるんじゃないか、と問いかけると、その武道は月謝が高いし、カンフーのほうが格好いいから、という返事が返ってきましたその後、当方の考えを手短に話し、さらに、彼のカンフーに対する知識や思いを探ってみましたが、確固たるものをえることはできませんでした。しかし、大きな収穫がふたつ。それは、彼にとってはカンフーであって、中国武術でもなければ中国拳法でもないということ。映画や漫画などに端を発したと見られる70年、80年代のブームは歴史上の話。90年代のそれすら似たようなもの。余計な予備知識がないというのは大変よい条件です。一般的にどのくらいの年齢層からこういう傾向が見られるのでしょうか。さて、彼がこの先続いたとしても、卒業後、地元を離れることになると、ここでの稽古期間はせいぜい2年程度ということになります。この時間でどれくらいできるでしょうか。いや、それ以前に身体が固すぎるし…。
2007.11.19
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今年は過年度の経験を活かし、内容を大幅に減らしました。套路を覚えてもらいたいという気持ちはもちろんありましたが、無理なことが分かっていたので体験する程度に留め、かわりに、単式練習と相対練習に重点を置いてみました。御馴染みの推手の基本のほかに、今回は手首・上腕などを掴まれた状態から、掴んでいる相手の手を解いたり、あるいは体勢を崩したりするパターンをいくつか行いました。当初は、突き・蹴りに対するもの行おうと考えていたのですが、危険性が高いため断念しました。これらはある程度の練度がないとやはり難しいですね。2人組である程度練習を積み、自信がついてくると、腕試しのつもりか。ここを掴んでくれなんて言ってくるようになります。逆に、飽きて室内を走り回る奴、取っ組み合いをする奴…。こういうのには、おかげさまで慣れました。無理に統制を取ろうとすると時間と労力が無駄になるので、怪我などをしないように看視し、また時々こえをかける程度にとどめ、やる気のある小さな挑戦者の相手をしていました。振り返ってみると、今年はあまり受講生と雑談をしませんでした。内容を精選し、テンポよく次々とメニューを進めたせいもあります。套路や単式を行おうという場面で騒いでいても一声、もしくはニつ三つ声をかけた後は無視して背を向けて動き始めると、いつのまにか適当に集まって動いていたりします。最終日、閉講の言葉を述べて解散した後、帰りがけに、いつも真面目にやったかと思うとやたらと騒いだりしていて掴みどころがない奴だと思っていた子が握手を求めてきました。また、余り印象に残っていなかった子が黙って前に立ったかと思うと抱拳礼をして去っていきました。ちなみに、いつもは抱拳礼なんて行っていません。まったく、予想外のことで驚きましたが、それらに応え、彼らの背を見送りました。全員が帰って、主催者側が用意したアンケート用紙を覗かせて貰うと9割方が「楽しかった」ようです。この形式の講座は今回で3回目ですが、だんだん要領がつかめてきて手応えが良くなってきました。講座期間中に受講生から来年もやりたいという声があったことや、例によって来年度あるかどうかは主催者側の計画によるもので全く分からないこと。そして、続けたいといっても、日時・場所が違うとここの受講生たちは参加できないこと。そんなことを思いながら、アンケートの読みにくいほど崩れた字を見るととても辛い気持ちになってしまいました。
2007.11.18
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