All The Things You Are

August 21, 2005
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テーマ: Jazz(2003)
カテゴリ: カテゴリ未分類
『Sophisticated Lady』(ソフィスティケイテッド・レディー)
洗練されたように見せかけている女性

この曲は1933年にデューク・エリントンにより書かれたインストゥルメンタル・ナンバーに、
ミッチェル・パリッシュとアーヴィング・ミルズが作詞したとありますが、
「Mood Indigo」のところでも触れたように、実際はミッチェル・パリッシュの作詞で、
アーヴィング・ミルズは名前だけクレジットされているにすぎないと思われます。

エリントンが通った学校の女性教師をイメージして書かれたものでしたが、
この歌詞の内容は、エリントンが想い描いていたものとは違うものだったといいます。

「Sophisticated lady」とは「洗練された女性」「高尚な女性」「気取った女性」といった意味ですが、


「タバコを吸い、酒を飲み、明日のことなど考えない生き方、
ダイヤを輝かせ、レストランで男と食事をし、ダンスをする」
しかし、それは彼女が本当に望んでいることではありません。
まだ、昔の恋人が忘れられなくて、誰もいないところで泣いています。

「ソフィスティケイテッド・レディー」は悲しい女性ですね。

エリントンらしい美しいメロディーとコードのモダンな曲で、一般的にはスロー・テンポで演奏されます。

*****

●ソフィスティケイテッド・レディー
Sophisticated Lady

作詞:ミッチェル・パリッシュ
   アーヴィング・ミルズ

1933年

君は若いときに大きな恋を経験したそうだね
そして君の心に大きな炎が燃え上がった
ある日、燃え上がった炎も消えてしまった
それから、その目の奥深くには絶望の色をしのばせ

その歳月が君を変えてしまったということは僕にも見て取れるよ

タバコを吸い、酒を飲み、明日のことなど考えもせず、無頓着に生き
ダイヤを輝かせ、レストランで男と食事をし、ダンスをする
そんなことが、君が本当に望んでいることの全てなのかい?

もちろん、違うよね
洗練された女性の君のことだ
僕にはわかっているよ
君がまだ、昔の恋人のことが忘れられないということを
そして、誰もいないところで君は泣いているんだね





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Last updated  August 21, 2005 01:08:30 PM
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