やちまた道

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藤原新也がある本で、日本のどこかの小さな町の古いフィルムを見てあることに気づき、驚きを感じたと書いていた。

その町にあった風景。それは、彼がいろいろ旅で出逢ってきたまさに「アジアの風景」があったという。


この話しを読んで思い出したことがある。

カミさんの生まれ故郷、岩手は久慈市。

お盆などでたまに行くことがあるが、その時家にあった久慈市の古い写真を見て驚いた。

なんとそこにいる人々は、まさに東南アジアの海洋民族といういでたちなのだ。どうみてもいわゆる日本人というかっこうではない。

こんな本州の北の外れの町に、こんな南方系の顔がち、体型をしている人たちがいたんだと、新鮮な驚きを覚えた。

それ以来、岩手と東南アジアとはぜったいにつながっていると、やちまた道は提唱している。


宮沢賢治は、労働と芸能の融合を夢見た。


冷く透明な解析によって
その藍いろの影といっしょに
舞踊の範囲にまで高めよ
 ー「生徒諸君に寄せる」

このように、「農業舞踊」というような形態を人間の活動の理想として掲げた。

そして、そのこの世にその理想を実現している例として、バリの芸能をあげたという。

宮沢賢治とバリというつながりは意外だ。

やちまた道、この思想は頭によって考えられたものではなく、岩手県人・宮沢賢治のアジア的身体・アジア的DNAから自然に発酵してきた思想だと思っている。(やちまた道的には、八重山の芸能も賢治の理想に近いと思うのだが。八重山の芸能も見てもらいたかった…。)

日本がアジアだったという当たり前の事実。今の日本人が忘れてしまったアジア的なものを、もっと見直してもいいのではと、思う。






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最終更新日  2007年07月10日 09時59分55秒
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