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わが三線の会に、雨男か雨女がいるんじゃないか、という話しを書いた。

今週も屋外のイベントがあるのに、うーん、またしても雨模様。

ここ何年もイベントを続けているが、ほとんどと言っていいぐらい天気が悪い。

ここまで来ると、きっと何かある。絶対何かある。

よく考えると、演奏メンバーが違うのに毎度雨というのは、もしかしたら、演奏する八重山民謡の方に関係があるのでは。

うーん、きっとそうだ。


沖縄の民謡のカテゴリーは以下のとおり。

神を崇べるもの、五穀豊穣、狩猟、雨乞い、造船、航海安全、牛馬の繁昌、新築祝い、婚礼祝い、誕生祝い、家内繁昌、葬送、羇旅、島ぼめ・村ぼめ、恋、時勢の風刺、教訓、風物、反戦、観光音頭…等々。

そうか、雨乞いか。



沖縄の中でも、雨乞いと言ってすぐ浮かぶのが、宮古の「クイチャー」。クイチャーとは声(クイ)と合わせる(チャース)とをくっつけた言葉。

かけ声をかけながら、みんなで輪になって踊る。雨乞いを中心に豊年祈願や労働の喜び、良いことがあった時などに踊られてきた宮古島の伝統的な民俗芸能だ。

このクイチャーは巻踊りとして竹富などの八重山にもある。


そして、八重山民謡の雨乞いの唄。
「夜雨節」。雨が唯一の水源だった波照間島のもので、農作物には夜降る雨が豊作をもたらすとして唄われた。

この波照間島では「雨願い(アミニゲー)」という行事が行われる。フサマラーという雨の神様が出現し、村の井戸を巡って潤沢な水量を保証し、また異境に帰ってゆく。


八重山には、雨乞いなど農耕儀礼を行った雨乞御嶽もいっぱいある。

もしかしたら八重山民謡を唄い継いできた人々のまぶい(魂)がわが三線の会にも応援に来てくれているのではないか。

これは実にうれしいことだ。雨が降るということは、わが三線の会が少しは認められてきているということかも…

…などと、淋しく慰めている次第です。
明日、晴れないかな~。





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最終更新日  2007年08月31日 09時05分56秒
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