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八重山に行ってから、2週間。

いろんな旅行のシーンが彩度を失っていき、どんどん、日常のサイクルの中に引き込まれていく。


そんな中で、ひとつだけ頭の中を巡るシーンがある。

竹富島で聞いた、こどもたちが踊る演目。


聞いたことのない唄だ。(なんという唄なんだろう…)

美しく、やさしく、そして単調な旋律の繰り返し。子どもが踊るにはピッタリのメロディだ。

入退場は、手と足を同時に出すというコケティッシュ。踊りもかわいい。繰り返される単調なしぐさの最後にかならず合掌がはいる。


その合掌が新鮮だった。八重山の踊りでも、こんなに素直な合掌がはいる演目はないのでは…。


なんだろう、メロディーとあいまって、すごく東南アジア的な感じがする。(やちまた道の感性というかカンです!) そう、バリやベトナムやタイなんかの匂いがする。




それが実に自然な踊りのしぐさとして入っている。

この合掌のシーンが八重山から帰ってきて数日立つのに頭から離れない。


仏教では、右手と左手は二元対立を表わしているそうだ。

仏と衆生、清浄と不浄、聖と凡、男と女、大人と子供、若と老、健康と病気、生と死…。

どちらがいいということではなく、すべてを感謝して素直に受け入れるという心。


藤原新也が「なにも願わない手を合わせる」ということを言っていたな。


そんな、どこまでも透明な「静やかな心」を、あの子どもたちの踊りは表現しているようだった。






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最終更新日  2008年08月29日 09時00分52秒
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