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今年2月に播種したトウモロコシの出来は最悪だったのは以前記録したとおり。
2月13日に播種し、4月1日定植して、実際に収穫できた株は200本中3本。
ほとんどの株が矮小で、極端なのは草丈30cmに満たないのに雄花が咲き、小さい雌花の穂がのぞいた。
土が悪い(ph)、肥料が足りない、水が足りないなどなどいろいろ原因を推測してみたが、どれも見当外れのようだ。
結論から言えば、トウモロコシの苗栽培では、定植時の根を痛めない管理が最重要。定植時に低温にならないことと、風に根をゆすぶられないことが重要。
昨年、今年のように4月、5月に再三霜が下り、強風が続く気候では、定植後、トンネルをしても生育に十分な管理が出来ない。
近所のおじさんが、トウモロコシは実播きに限るとして、ここ4年ほど2月ごろに実播きして、5月末には立派なトウモロコシを収穫している。
それを見習えばいいものを、筆者は苗つくりに凝って失敗の連続。
5月、6月、7月と連続で抑制栽培種のトウモロコシを直播して育てているが、芽出しの時の水の管理さえしておけば、あとは根がしっかり張って、5月、6月播種分は草丈が2m近くになって、すでに穂が出て、8月10日頃に収穫できそう。
トウモロコシの外注には悩まされてきたが、いい方法を発見。
収穫したトウモロコシの皮をはいだら、中に3cmほどの蛾の幼虫が実を食い荒らしているというのは常のこと。
この虫はどのようにして実にもぐりこむのか。
観察していると雄花が出来はじめの時に、所々茶色になっているところがあるが、この中に幼虫がもぐりこんで、放置しておくと、雄花から茎に穴を開けてもぐりこむ。
実が大きくなってくると、今度は茎から、実に穴を開けてもぐりこんで、実を食い荒らす。
ということで、雄花がまだ開ききらない時に、茶色の幼虫の巣を見つけ次第、ランネートなどの防虫剤をスプレーでたらしこむ。
雄花の穂をつたって防虫剤が浸透し、中に潜んでいる幼虫が死んでしまう。
穂を少しばらしてみると、死んだ幼虫が次々と出てくるのが見られる。
実の方の糸が出てきたら、念のために雄花を切り取ってしまえば、幼虫が実の方へもぐりこむことを防ぐことが出来る。
はじめて試してみるので、8月の収穫が楽しみ。