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不動明王の火炎光背の彫りを継続中だが、作業台の上にだいぶ前から乗っけてある壊れた持国天が早く何とかして欲しいとにらまれているような気がして、今日から修理開始。
持国天はもともと11年前に彫って、自宅の玄関に守護神よろしく鎮座していた。
北方守護神である多聞天、西方守護神である広目天、南方守護神である増長天と4体をほぼ同時期に立て続けに彫ってそれぞれ北京総研へ、高橋君へ、弟へ贈呈して持国天だけが残っていた。
2年ほど前に買い物から帰ってビニール袋を持って玄関から入って持国天の側を何気なしに通ったときビニール袋が持国天の右手に当たって、「あっ」と思ったときには廊下へ前のめりにドカンと倒れた。
倒れた拍子に右手と左腕、足、天の邪鬼がそれぞれバラバラ。
この4体は胴体、腕、足、持物、天の邪鬼とすべて部品に彫って接続して造形している。
丁度父親の葬儀のあとで、なかなか修理できずに作業場へ放置していたものだ。

いざ修理を始めてみたら、作ったときには完成だと思っていたのだが、いかにも彫りが甘く、もう一度手を入れなければ納得できそうにない。
早速今朝から彫刻等での整理開始。
完成までに時間がかかりそうだ。棚には彫りかけたままの大日如来が何とかしろよとまだ目もついていないのににらんでいる。
彫刻刀、鑿も研がなければならず、バクテリアの世話もせんとならん、忙しい。